普段何気なく楽しんでいるコーヒー、実は日本だけで広まったユニークな楽しみ方があるのをご存じですか?
どれも日本発の文化で、世界的にはまだまだ珍しいものばかりです。
今回は、そんな日本の独自性が光るコーヒー文化を3つ紹介します!
世界では知らない日本独自のコーヒーの楽しみ方
日本が生んだ「アイスコーヒー文化」
アイスコーヒーは、2000年以降にようやく世界で認知され始めましたが、いまだに日常的に楽しんでいるのは日本くらいです。
実際、世界のアイスコーヒー市場はわずか10%程度で、そのほとんどが日本で消費されていると言われています。
冷たいコーヒーを楽しむという発想は、蒸し暑い日本の夏にぴったり。
氷を入れた際に味が薄まらないよう、濃い目に抽出するという工夫も、日本人ならではの技術。
現在では海外のカフェチェーンでも提供されていますが、こうした細やかな工夫により日本発の文化がしっかり根付いていることがわかります。
アイスコーヒーは、まさに日本独自の文化の象徴です。
固めて食べる「コーヒーゼリー」
ゼラチンで固めたコーヒーゼリーは、日本の喫茶店文化から生まれたアイデアで、昭和30年代に登場しました。
その後、甘さ控えめのほろ苦さとクリームの相性が人気を呼び、喫茶店や家庭で親しまれるデザートとなります。
このユニークな楽しみ方は海外ではほとんど知られていません。
観光で訪れた外国人が「食べるコーヒー」の存在に驚き、感動する姿もよく見られます。
今やコンビニやスーパーで手軽に購入できるコーヒーゼリーも、立派な日本独自のコーヒー文化の一部なのです。
ガムシロップという「日本限定アイテム」
アイスコーヒーとセットで使われるこの小さなポーション(ガムシロップ)は、日本独自のアイテムなのです。
そもそもアイスコーヒーが日本で独自に発展した文化であるため、それに合わせて作られた商品でもあります。
「ガムシロップ」という言葉自体が和製英語なので海外では通じません。
海外では通常、砂糖やシンプルシロップを使用するのが一般的です。
ガムシロップの便利さや使いやすさは、アイスコーヒー文化を支える重要な要素となっています。
まとめ
アイスコーヒー、コーヒーゼリー、ガムシロップのこれら3つの要素は、すべて日本のコーヒー文化が生んだユニークな楽しみ方です。
それぞれが持つ独自性と背景を知ることで、日常のコーヒーブレイクがより豊かで特別なものになるはずです。
コーヒーを楽しむ際には、ぜひ日本の文化の深さを感じてみてくださいね!
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