最近、SNSやYouTubeで「マンジャロ」という言葉を見かける機会が急増しています。
実際に「1か月で5kg痩せた」「食欲がなくなった」などの投稿も多く、ダイエットの救世主のように語られることも少なくありません。
しかし、その一方でインフルエンサーによる発信が炎上したり、本当に安全なの?そもそも痩せ薬なの?という疑問の声も上がっています。
今回は、話題のマンジャロのメリットやリスクがあるのかをわかりやすく解説します。
マンジャロって本当に痩せ薬なの?
まず知っておきたいのは、マンジャロはもともとダイエット薬として開発されたものではないということです。
マンジャロは2型糖尿病の治療薬として承認されている注射薬で、血糖値をコントロールすることを目的に使用されます。
治療を続ける中で食欲が抑えられたり、体重が減少したりする患者が多く見られたことから、痩せる薬としても注目されるようになりました。
実際にマンジャロには食欲を抑える作用があり、食事量が自然と減ることで体重減少につながるケースがあります。
そのため美容クリニックなどでは自由診療として処方されることもあり、SNSを中心に急速に知名度を高めていきました。
しかし、ここに大きなポイントがあり、日本ではダイエット目的の薬として承認されているわけではありません。
マンジャロを使うとどうなる?
実際に使用した人の中には、「食欲が大幅に減った」「間食しなくなった」「数か月で体重が落ちた」といった体験談も少なくありません。
これだけ聞くと夢のような薬に思えるかもしれませんが、当然ながらデメリットや副作用も存在します。
特に多いのは消化器系の症状で、吐き気、下痢、便秘、胃もたれ、食欲不振などが代表的な副作用として知られています。
治療開始直後や投与量を増やしたタイミングで起こりやすく、人によっては日常生活に支障が出るほどつらく感じることもあるようです。
また、食事量が極端に減ることで栄養不足になるケースや、筋肉量が落ちたり、肌荒れや倦怠感が出たりすることもあります。
さらに低血糖によって体調を崩し、救急搬送された例も報告されています。
過去にはダイエット需要の急増によって供給不足が起き、本来治療に必要な糖尿病患者へ十分に薬が届かなくなったことも問題視され、医療関係者の中には、「標準体重以下の人がさらに痩せるために使うべきではない」という考えを持つ人も少なくありません。
大切なのは、体重を減らすことだけを目的に考えるのではなく、その代わりに失う健康やリスクについても理解することです。
まとめ
本来は医師の管理のもとで使用する医療用医薬品であり、SNSで語られるほど単純なものではありません。
食欲抑制や体重減少というメリットがある一方で、吐き気や低血糖、栄養不足などの副作用、さらに重篤な合併症のリスクもあるため、安易に痩せ薬と考えるのは危険です。
話題性だけに流されるのではなく、メリットとリスクの両方を理解した上で判断することが重要だと言えるでしょう。
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