子供の習い事は本当に必要?専門家に聞く習い事の重要性と、親の心構え。

子供の習い事は本当に必要?専門家に聞く習い事の重要性と、親の心構え。

ママやパパが子供の頃と比べて、今の子供達はたくさんの習い事をしていると言われています。

周りがやっているから・親がやらせたいから・子供がやりたいと言ったからなど、習い事を始める理由は様々です。

しかし、その中で生まれる多くの悩みに困っているママも多いはず…。

子供と習い事に関するコラムです。

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乳児期・幼児期の習い事の意味とは

乳児期・幼児期の習い事の意味とは

幼稚園教諭経験もあり、現在は大学の教授をなさっている子育ての専門家である「大豆生田 啓友先生」のコラムでは、子供が一番力を発揮してのびのびと楽しむべき環境は「幼稚園や保育園・子供園」といった園の中であると書いてあります。
習い事はあくまでも「子供が楽しむため」「自分はできるという自信をつけるため」に行うものであると解説されています。
普段とは違うことを行うのは、子供にとってはとても精神的にも身体的にも疲れるものです。
習い事をさせ過ぎてしまい、園での生活に支障がでてしまう(朝起きられない等)のは絶対にNG!
習い事をさせ過ぎてしまっていることが原因で、一緒に公園で友達と遊ぶ時間がなくなってしまうことや親子の関わりが少なくなってしまうことも問題だと考えているようです。
大豆生田先生以外にも、このように幼児期の習い事のさせ過ぎは良くないとする専門家は多数います。
子どもが興味を持ったことをさせてみるのは大賛成なのですが、体操やプール、英語など室内で行う習い事で毎日が埋まってしまうと、お母さんと買い物に行ったり、公園へ行ったりする楽しみを削らなくてはなりません。 毎日習い事をしても、全部がプロ並みにできるようになる、ということは考えにくいものです。 幼稚園に入園すると「そろそろ学習系のおけいこもさせようかしら」と考えるお父さん、お母さんも多いようです。年中さんくらいになれば、文字や数に関する興味を持ちだしますから、学習塾に通うには、ちょうど良い時期といえるでしょう。せっかく学習塾を始めるのに良い時期になったのなら、少しお稽古を整理してみるのもいいかもしれません。 どうしても続けたいものだけにして、幼稚園の帰り道に、季節の香りや植物、虫を見つけてみたり、雲の移り変わりを眺めてみたりしてみてはいかがでしょうか? 米田淑恵
職業:数教研千里中央教室 指導員

やりたいと言ったらとりあえずやらせるべき?

やりたいと言ったらとりあえずやらせるべき?

まず、いきなり体験をさせるのではなく、やりたいといった理由を聞いてみましょう。
我が家の子供たちもそうですが、幼稚園や保育園など、お友達とのかかわりのなかで習い事の存在を知ってきます。
「○○君はスイミングをしてるんだって。僕もやりたい!」「○○ちゃんはピアノを弾けるの。私もできるようになりたい」といった具合です。
ここで「我が子が興味を示している!すぐにやらせてあげよう」というのではなく、「他にはどんな習い事があるか知っている?」という話をするなどして「なにが本当にやりたいのか」を見極めましょう。
上記の例でいえば、「お友達がスイミングをしているといったからスイミングをやってみたい」というのはとても子供らしく良いことです。
習い事を始めてみるよいきっかけになるでしょう。
しかし、実際にどんなものなのか・他になにがあるのかをしらないまま始めてしまうと、「やっぱりサッカーがいい」「体操の方が面白そう」「●●くんがやってるからこんどは英語がやりたい」などと、つぎか
次へとコロコロと意見が変わってしまいます。
どんな習い事があり、どれがやりたいのかをリストアップするなどして親子でしっかりと話し合い、実際に体験会や見学などをして『どれが本当にやりたいのかを自分で決めさせる』ことが大切です。
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なかなか上達しないというお悩みには

なかなか上達しないというお悩みには

やりたいといって始めたものの、なかなか上達しないのはよくあること。
それを、子供が気にしているのであれば問題ありません。
親やレッスンの先生がサポートをして、投げ出したくなるのを乗り越えることで、良い成功体験となります。
自信をもてる声かけや、「○○の、こんなところが素敵だよ」「一生懸命がんばっていてかっこいいね」など声かけをしてあげましょう。
NGなのは、親が子供の上達にヤキモキすること。
我が子より遅く始めた子が、我が子よりも上手になっている・年齢が下の子と同じクラスになっているのが嫌、、など。
子供自身は楽しく頑張って通っているのに、親が子供の成長に否定的になってしまうのは絶対にダメです。
幼児期の習い事は、見返りや上達を期待するのではなく、子供が頑張っていることを応援するのが親の役割です。

習い事に関するママのリアルな気持ち

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ズバリ!親の心構えとは

ズバリ!親の心構えとは

10歳までの習い事で大切にしたいのは「楽しめている」「熱中している」こと。 才能があるかどうかは10歳以降、本気でやるかどうか決めるときが分岐点。それまでは楽しく、夢中になってやることを体験させてください。そしてその子の人生が豊かになるようなものの入り口として考えてあげてください。無理してさせる必要はありません。  注意したいのは、少子高齢社会の現在、教える人は大勢います。社会も豊かになり、ハードも充実しています。教わるのによい環境ですが、子どもには指導されない時間も大切です。子どもは自由な時間に伸びるということも念頭に入れて考えてください。
習い事をさせなければ、運動ができない・字が書けない・英語が話せない子に育つわけではありません。
大切なのは、子供が楽しんでいること。
親のエゴや夢を押しつけて無理矢理何かをやらせるべきではありません。

習い事をすることは、子供にとってとても良い刺激になります。
たとえ習っていることが上達していないように見えても、皆と何かをすること
  • 一生懸命取り組むこと
  • 興味をもったことに集中すること
  • 幼稚園や保育園とは違う環境に身を置くこと
は子供の心と体の成長に繋がってきます。
習い事漬けにしてしまうのではなく、『親子・家族の時間を大切にしながら、楽しい時間を過ごすための習い事』と考えるのが良いでしょう。

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