大人も子どもも大好きなフルーツ。旬のものはより一層おいしく幸せ気分になりますよね。その果物ですが、なかなかお目にかかれない珍しいものがたくさんあります。そのうちの5つを、紹介していきますよ。見つけたら、是非トライしてみてください!
(1)別名「悪魔の実」と呼ばれるキワノとは?
A post shared by 小にぃさん (@daikichi831) on
原産→アフリカ地方(諸説あり)
生産季→周年
売場に出回る時期→周年 ゴツゴツとした見た目から「悪魔の実」ともいわれる「キワノ(キワーノ)」は、南国の不思議なフルーツ。その名は、ニュージーランドのある企業がつけた登録商標で、正式な日本名は「ツノニガウリ」「ツノメロン」です。その名の通り、ニガウリと同じウリ科に分類されます。 カットした中身は、綺麗な黄緑色の、ぷるんとしたゼリー状の果肉がびっしり。でも、その果肉一つ一つに種が入っていたり、食べてもほとんど甘みがなくほのかな酸味がある程度なので、基本的には「見て楽しむ」装飾などにオススメです。でも、クセがないのでヨーグルトにもあいます。 半分に切って中身をくり抜き、皮部分を器にして料理を盛りつけてもお洒落ですよ。 《栄養》
他の果物に比べて多いのは、マグネシウムやカリウム、食物繊維です。それぞれ、このような効果があります。
マグネシウム→歯や骨の形成を助ける
カリウム→高血圧予防・むくみ解消
食物繊維→便秘予防
(2)別名「魔女の指」と呼ばれるムーンドロップとは?
はじめてたべました ムーンドロップまたの名を 魔女の指 #ムーンドロップ #魔女の指 #種無しぶどう #GARDENKITCHEN #珍しい果物
A post shared by GARDEN KITCHNE ガーデンキッチン (@garden.kitchen) on
黒く細長い見た目から「魔女の指」とも呼ばれるため、味も心配されますが、実はとっても美味しいブドウ。種無しでパリッとした食感、そしてとて巨峰のように甘いので、子供も楽しめる味です。
日本では流通数もまだ少なく情報も少ないので、見かけたら絶対買いですよ!
(3)別名「仏の手」と呼ばれるブッシュカンとは?
A post shared by nntravel (@nntravel_world) on
原産→インド東北部
売場に出回る時期→12〜3月
ブッシュカンは「仏手柑」と書くことからも分かるように、カボスや柚子などと同じ「柑橘類」の一種で、シトロンの変種です。手を合掌したときの形に似ていることから、このように名付けられています。
《特徴》
身が少ないため生食には向きません。マーマレードにすると子供たちも美味しく食べられるでしょう。そのほかは、盆栽や正月飾り、乾燥させて漢方薬にしたりして活用されています。
日本では、生産量のほとんどが鹿児島県で栽培されている果物です。
(4)木が「七五三の縁起木」と言われているムベとは?
原産→中国、日本あたり
売場に出回る時期→10〜12月
アケビに似ていますが、鶏卵よりやや小さめでアケビよりも小さい実がなります。とても甘いため食用として食べられますが、ゼリー状の可食部には種がしっかりついているため、種を出しながら食べます。ジャムや果実酒もおすすめです。
《特徴》
この木の葉は、幼木で3枚、その後成長してくると5枚、実が成る頃に7枚になるので、「七五三の縁起木」とも言われています。子どもと一緒に苗から育てると良さそうですね。
《栄養》
果実はスタミナ果実で精がつくともいわれており、脚気や脳卒中の予防薬としても利用されてきました。「無病長寿」の実とも言われています。
(5)高級フルーツ「アビウ」とは?
A post shared by VEGETABLE PARTY (@vegepa__okinawa) on
原産→ペルー(ブラジルも生産が多い)
売場に出回る時期→日本では9月下旬がシーズン
《特徴》
「まるでわらび餅!」「木になるゼリーだ!」「高級和菓子みたい!」と食べて驚かない人はいないアビウは、南国のフルーツです。半分にカットすると、ぷるんとしたゼリーがどんと現れるので、子どもも満足の食べ応えです。日本では、沖縄で手に入るそうですよ。
《栄養》
コラーゲンや鉄分を豊富に含んでいます。貧血予防によさそうですね。
珍フルーツで日常に刺激をプラス♪
(2)ムーンドロップは、まだ日本で出回り数が少なく取り寄せも難しいので、運良くスーパーで見かけたら是非手に入れてみてください!味は、お子さまも喜ぶ甘いブドウです。
(5)のアビウは、現在時期的に取り寄せが難しいですが、シーズンに入るとAmazonや楽天などでも販売されていることがあります。
これからシーズンに入る果物も増えてくる時期です。是非、旬のものを食べて元気に過ごしましょう!