「習い事をやめたい」と子供が言い出したとき、あなたならどうしますか?
「あ~いいよ~やめたいならやめちゃいな~」ですか? 簡単にそう言う親は、なかなかいらっしゃらないと思います。
そもそもそんな簡単に受け入れられないからこそ、今回この記事に目が留まったのではないでしょうか?
振り返ってみて”こうした方が良かったかな?”という筆者と筆者の息子の経験を元に、お悩みの解決の糸口を探っていきましょう。
目次
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「習い事をやめたい…」
意気揚々と始めたはずの習い事、あんなに張り切って、楽しく通っていたはずなのに… 「習い事辞めたいんだけど…」子供がこのセリフを2回口に出して言ってきたら、ママだけで解決しようとはせず、パパも交えて家族会議をした方が良いです。
一人で悶々としても仕方が無いし、「ママ vs 子供」の攻防戦になっても、長期化するだけで何の解決にもなりません。
母子の関係も悪くなり、家庭の雰囲気が悪くなります。
そのうち子供もずるがしこくなり、どこで知恵をつけてくるやら?「仮病を使う」という事態が発生することも…こうなる前に手を打つことが、先決です。
今後の心の発達・生活態度などにも悪影響を及ぼしかねないからです。
今後子供の将来のことで決めていかなければならないことは、たくさんたくさん出てきます。
夫婦で、親子で、家族で一丸となれるように、親も”ただ感情的になること”だけはやめる努力をしていく時期に突入したのです。
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子供の本心を探る
そもそも、習い事を始めるキッカケは、子供本人からですか?それとも親の勧めですか?
子供本人から始めたい!と言ったとしても、「こんなはずじゃなかった」と思い悩んでしまっているのかもしれません。
親の勧めだとすると、「自分はやりたくなかったけど、パパママのがっかりする顔を見たくなかったから(仕方なく始めた)」と、親の顔色をうかがってしまっているのかもしれません。
冷静になって聞いてみましょう。
先回りして質問攻めにしてはダメですよ!子供の心の内を吐き出させるのです。
「どうしてやめたくなったの?」
理由は個々様々です…
- 子供ながらにも、もう満足いく結果になったから
- 子供ながらにも、とても満足いく結果がついてこないのが不満
- 実は他に習いたいものができたから
- コーチが嫌だから
- 一緒に習っている子の中に苦手な子がいるから
- 習い事をすることでがんじがらめになっていて、遊ぶ時間がないことが不満だから
- そもそも自分から習いたい訳じゃなかったから
- 通うのが面倒になったから
一言で「やめたい」と言っても、様々な理由があると思います。
そしてその「やめたい」には、二通りの真逆な方向性が隠されているのです。
「発展的」であるか、「後進的」であるかです。
- 「発展的」なのは、①と③でしょうか。”その”習い事を辞めても、次につなげられる可能性を秘めているからです。
- 「後進的」なのは、実は⑧だけ。
いくら送迎してあげたって、スクールバスに乗せたって、通うのが面倒くさいだなんて怠慢過ぎます。
習い事をやる楽しさや充実することよりも、その気持ちが勝っているのですから、これはちょっとカツを入れるしかなさそうです。
あとは次の章参照で、どうにかこうにか打つ手があるかもしれません。
親から子供への提案
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提案(1)休部/休会してみる
子供の本心が見えてきたところで、さてどうしたものか? 「休部」「休会」することも一つの回避策かも…。
そうすることで、子供の疲れがとれることもありますし、月謝を丸々捨てることも回避できます。
提案(2)同じものをよそでやってみる
②④⑤に当てはまるのであれば、親からの提案として「同じことをよそでやってみない?」と言うのもアリだと思います。
せっかく子供本人のやる気はある状態でしょうから、ここでENDにしてしまったら、それこそ勿体ない!
「絶対にそこで続けなければいけない」理由はないでしょう?
相当特殊なものでない限り、きっと同じ習い事の教室やスクールはあると思います。
是非リサーチしてみてください!
提案(3)数を減らしてみる
実は子供の中には、毎日のように習い事をやっていて、放課後お友達と遊ぶことができなくて、つまらないと思っている子も多いのです。
上記の⑥ですね。
それと、現代は「休みが欲しい。家でゆっくりしたい」と言う子供がなんと多いことか!一昔前のサラリーマンのようなセリフですよね。
毎日毎日たくさんの種類の習い事も、良いことはあると思いますが、子供の気持ちを開放する日を設けても良いんじゃないでしょうか?
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我が家の失敗談
うちの息子の習い事は1年サイクルで、1年経つと「辞めたい」と言っていました。
最初は親の勧め半分、周りのお友達が行っていたので興味があった息子も行きたいと言った「習字教室」に始まり、これは1年半で辞めました。
次は息子本人が行きたい!と言い出したスイミングスクール、これは3年は通ったかな?「泳げるようになったから、もう辞めたい」と言い出しました。
せめて小学校を卒業するまでは続けさせたかったのですが、なかなか進級できず、つまらなくなってきたのでしょうね…仮病を使うようになりました。
どうしても行きたくなくなった息子は、仮病にも関わらず「病院へ行きたい」とまで言い出す始末。
これを3回やりまして、もう私もふんぎりつきました。
そして、スイミングスクールと同時期に塾にも通わせました。
これは100%親の勧めです。
小学校2年生の後半から、3年生で学力がガクンと落ち、取り返すために通わせました。
これは3~5年生まででした。
辞めたくなった理由は、表向きが「最初は少人数で(3人)先生もよく見てくれたのに、ここんとこ多くなって(6人)先生丸付けしかしてくれなくなった」 この表向きなら”発展的”と捉えることができますが、実際息子の話を聞いていくと、”通うのが面倒くさい”の一点でした。
週に2回、その塾がある日は文句タラッタラ、私も相当なストレスでした。
小学5年生になったとき、本当にもうぐうたらで、習い事のある日になると「どうしたら行かせることができるか?!」と悶々としていました。
息子は息子で、どうしたら習い事に行かずに済むか?辞めることができるのか?と思っていたようです。
そしてまた仮病を使うようになったあるとき、私はもうブチ切れてしまい、全ての習い事を辞めさせました。
失敗談の大きな原因のひとつに、「母親だけで辞めることを決めてしまった」というのがあります。
夫を巻き込んで、話し合いの場を設けるべきでした。
”母親に、駄々を何回かこねれば辞められる”という図式が、息子の中に出来上がってしまったように思います。
これは本当に駄目です。
後々にも大きな影響を及ぼします。が、私も学習しましたので、中学生になったときの色々な決め事は、夫も参加!話し合いをする日を決めておいて、それまでに個々で考えをまとめておきました。
いざ、家族会議の場になると、夫はなんと頼りになったことでしょう!しかも話術がうまかった笑。
息子も納得したためか、自分でやると決めたことに関して、一生懸命努力するようにもなっています。
このことをもっともっと早くにやれば、息子もまた違う人格になっていたのかもしれません。
(あ、息子の名誉のために言っておきますが、根は本当に優しくて良い子なんですよ。ただグ~タラ度が高くなる時があるのです)
まとめ
子供の習い事についての問題、色々ありますよね。
筆者の知り合いのお子さんの中には、週5で毎日何かしらの習い事をやっている子もいたり、一日に何個も掛け持ちをしている子もいます。
子供がやりたくて、金銭的にも余裕がある家庭なら、どんどんやればいいと思います。子供にはどんな可能性が秘められているか、わからないからです。
どんな才能が開花するか、予測不可能だからです。
ただし、才能が無くて、上達しなくても、お子さんがやり続ける気持ちがあるのなら、そこは褒めて続けさせてあげてください。
「継続は力なり」です、上達することだけが全てではありません。
何かを続けてやり抜くということは、子供が長い人生を生きていく上で、非常に重要な、何事にも変えがたい心の強さとなります。
親も送迎や月謝などで大変ですよね。
でもたぶんですね、習い事をすることで、お子さんも親も”何かしら得られること”はあるんじゃないかと思いますので…頑張っていきましょう!!
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