昔は注射の後や風邪をひいた時、お風呂に入ってはいけないと言われていましたが、正解は入って大丈夫です!
ただし注意点がありますので確認しておきましょう。
目次
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入浴していいの?
子どもが予防接種をした日はお風呂に入ってはいけないとか、いいや大丈夫とか、いろんな話があります。
その他、カゼをひいている時も入浴はダメ、など昔から言われています。
どちらが本当なのでしょうか。
答えは「入浴OK」が正解。お風呂に入っても大丈夫なのです。
ただし、お子さんがのぼせない程度の簡単な入浴にとどめ、注射した日は患部をこすらないようにしましょう。
インフルエンザワクチンを受けた後、1時間経過すれば入浴は差し支えない。
お風呂はダメだと言われていたのは何故?
パパやママが子どもの頃、「注射のあとは入浴してはいけない」と言われていました。
その話の由来は、昔は家の断熱性能が低かったため浴室が冷えていたことが大きいでしょう。
地域によっては内風呂が少なかったところもあり、そういう時代の言い回しだと言われています。
現在では、一般的な家庭内での入浴であれば、予防接種のあとやカゼを引いている時ともに、お風呂に入って大丈夫だと言われています。
汗を流して清潔にしてあげたいですね。
お風呂の注意点① 入浴できない症状「嘔吐下痢・高熱」
ただし、注意点もあります。
一つ目は「嘔吐」「下痢」の症状がある時です。
嘔吐・下痢をしている時は水分が出やすい状態ですので、脱水症状を起こしやすいのです。
湯ぶねに浸かると身体が温まり発汗するため、脱水状態を強めてしまう可能性があるのです。
顔周辺や手足を洗ってあげて、お風呂からサッと出るようにしましょう。
二つ目は高熱の時。
発熱により体力も下がっています。
汗をかいている時は着替えて、その際に身体を拭きあげる「清拭」で汗を取ってあげましょう。
お風呂の注意点② レジオネラ菌
お風呂に入っても大丈夫な体調でも、入浴する場所が「温泉」だったり、「長時間一定温度に保たれているお風呂」の場合は注意が必要です。
常に温まったお湯がたまっている温泉や、電気代が安いと言われている「24時間風呂」などのお湯には、42度前後で増殖する「レジオネラ」という菌が住んでいることが多いのです。
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レジオネラ菌とは
この菌は自然界に生息する「細菌」の一種ですが、水分のある温かいところで増殖しやすく、
感染すると重篤な症状を引き起こす可能性があります。人から人への感染はありませんが、これまでに宿泊施設やプールなどで集団感染も起きています。
水しぶきの「吸い込み」に注意
この菌は普通に入浴するだけなら影響ありません。
しかし菌を含む水は、シャワーのはね返りや湯気の状態で空間中に飛散すると吸い込みやすくなります。
「呼吸器」から感染してしまう種類の菌なのです。
子どもは入浴の際に湯ぶねの湯面と顔が近く、水しぶきを受けやすいため注意が必要です。
体力が低下した状態で体内にレジオネラ菌が入り感染してしまうと、呼吸困難や肺炎症状を引き起こす可能性があります。
レジオネラ症は、主にレジオネラ属菌に汚染されたエアロゾル(細かい霧やしぶき)の吸入などによって、細菌が感染して発症します。レジオネラ属菌はヒトからヒトへ感染することはありません。
お風呂の注意点③ のぼせや入浴後の冷え
入浴そのものが大丈夫な症状でも、お子さんをしっかり温めてあげようとして長めに入浴をさせると、脱水症状を起こす可能性があります。
また、のぼせると体力が奪われやすくなります。 体力が低下すると子どもの抵抗力も低下しやすくなりますので、お湯が清潔であっても長めのお風呂は要注意です。
お風呂に入った後は冷えないように温かくして、水分をしっかり摂るようにしましょう。
まとめ
病気の時こそ、お風呂に入って汗や汚れを落とし、身体を清潔にして衣類を着替えたいものです。
湯ぶねのお湯が清潔な時に入れてあげて、手早く身体を洗ってあげましょう。
入浴前後の水分は、スポーツドリンクや牛乳が適しています。
予防接種のあとのお風呂も、構わないとは言っても長くなりすぎないように気を付けましょう。
清潔にしてよく眠ることで、免疫力も抵抗力も高まりやすくなります。
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