2014年、社会現象となった 妖怪ウォッチ、メダル争奪戦、映画館の満席、量販店の大行列など、その勢いは第2のポケモンとも呼ばれるほどでした。
しかし、令和になった現在、かつての熱狂を目にする機会は激減、なぜ妖怪ウォッチは、あれほどの人気を誇りながら急速にオワコン化したのでしょうか?
社会現象だった妖怪ウォッチ、急速に消えた本当の理由
妖怪ウォッチは、ゲーム、アニメ、映画、玩具、漫画、グッズ、主題歌などを一気に展開するクロスメディア戦略が見事にハマりました。
特に人気だったのが妖怪メダルで、転売価格も高騰、「子どもが欲しがっているのに買えない」という状況が長く続いたことで、社会現象レベルの話題となりました。
しかし、この品薄状態はブームを加速させた一方で、コンテンツ寿命を縮める要因にもなったと言われています。
本来、遊びたい子どもたちが商品を入手できず熱が冷めていき、さらに毎年のように新ウォッチや新メダルが登場する完全版商法的な展開に疲弊した親世代も少なくありませんでした。
また、妖怪ウォッチは流行っているから遊ぶ、という空気感が非常に強い作品でもあり、当時はテレビの影響力が強く、学校でも皆んなが知っているコンテンツが大きな力を持っていました。
しかし、2015年前後からスマホやYouTubeが急速に普及し、令和型の分散時代へ移行する直前にピークを迎えてしまったとも言えるのです。
ポケモンとの差は世界観と世代交代
妖怪ウォッチが、第2のポケモンになれなかったと言われる最大の理由は、作品構造そのものの違いにあるとも指摘されています。
ポケモンは、新作ごとに地方・主人公・ポケモンを大きく刷新しながら、常に新しい冒険を作り続けています。
一方の妖怪ウォッチは、ケータやジバニャン、さくらニュータウンといった固定された世界観への依存が非常に強い作品、もちろんそれが魅力でもありましたが、長期シリーズ化した際にマンネリ化を避けにくかったとも言われています。
その結果として行われたのが、妖怪ウォッチ シャドウサイドへの大胆な路線変更でした。
可愛らしいマスコット的存在だったジバニャンは大きくデザインが変化し、作品全体もシリアスでダークな方向へシフト、子どもの成長に合わせて作品も、年齢を引き上げる戦略を狙った形でしたが、これが大きな賛否を呼ぶことになります。
さらに、位置情報ゲーム「妖怪ウォッチワールド」も、すでに PokémonGOが社会現象となった後追い状態となり、大きな流れを変えることはできず、グッズ専門店「ヨロズマート」の全店閉店や漫画連載終了など、ブーム終了を象徴する出来事も続いたのです。
まとめ
妖怪ウォッチは、平成後半を代表する社会現象級コンテンツだったことは間違いありませんが、その爆発力があまりにも強すぎたからこそ、ブーム消費のスピードも早かったのかもしれません。
妖怪ウォッチは、平成の巨大ブームとして歴史に残る作品となったのです。
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