食べたあとに「胃が重たい」「いつまでもスッキリしない」──そんな胃もたれに悩んでいませんか?
とくに年始は、忘年会や新年会など食べすぎ・飲みすぎが続きやすい時期。
気づけば胃薬が手放せなくなっていた……という方もいるかもしれません。
でも実は、そうした胃の不快感には腸の状態が深く関わっている可能性があるのです。
胃の調子ばかりに目が向きがちですが、じつは腸の動きやバランスが乱れていることで、消化全体の流れが滞っていることも。
この記事では、胃もたれと腸のつながりに注目しながら、内側から整えるための「腸活ケア」についてわかりやすくお伝えします。
「胃もたれ=胃の問題」だけではありません
胃もたれと聞くと「胃の働きが悪くなっている」と考えがちですが、実は腸の影響も見逃せません。
消化の働きは腸と連携して行われている
食べ物は口から入り、胃で消化され、次に腸へと送られていきます。
胃で食べ物を消化しても、腸の働きが落ちているとスムーズに受け取れず、胃の中にとどまる時間が長くなってしまうことがあります。
こうした状態が「胃の重たさ」や「もたれ」の原因につながることも。
つまり、腸が元気に動いてこそ、胃も本来の働きを発揮できるのです。
胃と腸はチームのように連携して消化を進めているという視点を持ってみると、不調の原因が見えやすくなります。
腸の不調は“胃の働き”にも影響を与える
腸のコンディションが悪くなると、胃の動きにもブレーキがかかることがあります。
便秘やガスのたまりなど、腸のトラブルによっておなか全体が張ってしまうと、胃が圧迫されて食欲が落ちたり、ちょっと食べただけで苦しく感じたりすることも。
胃に原因があるように思えて、実は腸の不調がきっかけになっているケースもあるのです。
年末年始は腸が疲れやすい時期
年末年始は忘年会や新年会、実家でのごちそうなど、食べる量や回数が増える季節です。
お酒や脂っこいもの、甘いものが続くと、腸には負担がかかります。
腸内環境が乱れると、便秘や下痢だけでなく、胃もたれや肌荒れ、だるさといった全身の不調にもつながります。
この時期こそ「腸にやさしい生活」を意識することが、胃の不快感を減らす第一歩になるのです。
胃もたれと腸の関係を見直してみよう
なんとなく感じていた「胃の不快感」は、腸の働きと深く関係していることがわかってきました。
さらに詳しくみていきましょう。
腸が整うと消化全体がスムーズに
腸内環境がいい状態だと、腸の動きが活発になります。
その結果、胃から腸への食べ物の移動もスムーズになり、胃に食べ物がたまったままになりにくくなります。
「食後にスッキリしない」というときは、胃薬だけに頼らず、腸の元気もチェックしてみましょう。
自律神経とも深い関係がある
腸や胃の働きは、自分の意志で動かしているわけではありません。
自律神経という神経の働きによってコントロールされています。
ところが、ストレスや睡眠不足などが続くと、自律神経が乱れてしまい、腸や胃の動きが鈍くなってしまうのです。
つまり、「最近眠れてないな」「気持ちが落ち着かないな」と感じているときは、胃もたれの原因が心とからだの疲れにある可能性も。
腸を整えることは、自律神経のバランスを整えることにもつながります。
腸活で「胃もたれしにくいからだ」へ
胃もたれに悩まされないからだを目指すなら、腸活=腸を元気に保つ生活を日常に取り入れていくことが効果的です。
発酵食品・食物繊維を取り入れる
納豆・味噌・ヨーグルトなどの発酵食品は、腸にうれしい善玉菌を増やしてくれる食べ物です。
また、野菜・果物・海藻・きのこ類に多く含まれる食物繊維は、腸内の善玉菌のエサになります。
とくに水溶性の食物繊維は、便をやわらかくしたり、腸の動きを助けたりするので、意識的に摂りたい栄養素のひとつです。
「食べすぎた日が続いたな」と感じたら、次の日の食事は発酵食品と野菜を中心にして、腸にやさしいメニューを心がけてみてください。
ストレス・睡眠不足に気をつけて
腸は「第二の脳」とも呼ばれるほど、感情や気分と密接に関係している臓器です。
イライラや不安が続くと、腸の動きが悪くなり、結果的に胃もたれや便通の乱れにつながることがあります。
また、寝不足になると自律神経のバランスが崩れ、胃腸が休まらない状態になってしまいます。
まずは十分な睡眠と、リラックスできる時間を意識して作ってみましょう。
ストレッチや深呼吸、ぬるめのお風呂に入るなど、できることから始めてみるのがおすすめです。
サプリメントの力を借りるのもおすすめ
忙しい毎日、食事だけで腸に必要な栄養をとるのが難しいときもありますよね。
そんなときは、腸内環境をサポートしてくれるサプリメントを活用するのもひとつの方法です。
乳酸菌やビフィズス菌といったプロバイオティクス、オリゴ糖や食物繊維などのプレバイオティクスを含むものなどがあります。
「毎日は難しいけど、続けられそうなものを少し取り入れたい」そんなときの心強い味方になります。
まとめ
食べすぎでもたれる、飲みすぎで胃が重い……そんなとき、つい胃薬に頼りたくなるかもしれません。
でも実はその不調、「腸」が関わっていることもあります。
腸と胃はつながっていて、腸内環境が整うと、胃のスッキリ感も取り戻しやすくなるのです。
食事の内容を見直す、ストレスや睡眠を意識する、必要に応じてサプリを使ってみる──今日から少しずつ、できることから始めてみてはいかがでしょうか。
「胃が重い」が日常になってしまう前に、腸のケアでスッキリした毎日を取り戻していきましょう。
<この記事の監修者>

山形 ゆかり
薬剤師・薬膳アドバイザー。総合病院の糖尿病病棟での勤務経験を活かし、発酵食品や野菜を積極的に取り入れる生活を実践。牛角・吉野家他薬膳レストランなど15社以上のメニュー開発に携わった経歴を持つ。
手作りの味噌や毎食欠かさずキムチを食べるなど、腸活を意識した食習慣を心がけている。季節の食材や薬膳の知識を活かした料理にも関心があり、日々の食卓で腸にやさしいレシピを探求中。
【今日から腸活】
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