かつてマクドナルドのCMでおなじみだった、赤いアフロヘアに白塗りの顔、黄色い衣装のピエロ、ランランルー!のフレーズを覚えている人も多いのではないでしょうか。
そマクドナルドの人気キャラクター「ドナルド・マクドナルド」、ところがいつの間にかテレビから姿を消し、最近では店舗でも見かける機会が少なくなりました…表舞台から遠ざかったのはなぜでしょうか。
テレビCMから姿を消したのは2007年だった!
日本のマクドナルドで、ドナルドがテレビCMに登場しなくなったのは、2007年6月末以降です。
かつてはハンバーガーの宣伝だけでなく、子ども向けのCMでも活躍していたドナルド、しかしその姿は徐々に見られなくなっていきました。
当時、アメリカで子ども向けの食品広告をめぐる批判が起き、米国の市民団体は子どもたちにファストフードを宣伝するキャラクターとしてのドナルドの役割を問題視、一方でマクドナルド側は、慈善活動などに貢献する重要なキャラクターだと説明していました。
ただし、こうした批判が日本のCM終了の直接的な原因だったと断定できるわけではありません。
世界で起きた「不気味なピエロ騒動」が追い打ちに…
さらに2016年、海外では奇妙な騒動が発生します。
アメリカなどで、不気味なピエロの姿をした人物が目撃される事例が相次ぎ、一部では脅迫に関する通報なども問題になりました。
この騒動は「クリーピー・クラウン現象」と呼ばれ、社会的な不安を広げ、思わぬ影響を受けたのがピエロをモチーフにしたドナルドです。
マクドナルドは当時の状況を考慮し、ドナルドの地域イベントへの参加について慎重に対応する方針を明らかにしました。
ただし、この騒動が起きたのは2016年、日本でドナルドがテレビCMに登場しなくなった2007年より後の出来事であり、CMから姿を消した直接の理由ではありません。
実は引退していなかった!現在は子どもたちを守る活動へ
実は、日本マクドナルドは2024年の取材で、ドナルドが交通安全や防犯など、子どもたちを支える活動を担っていると説明しています。
代表的なのが、保育園や幼稚園、小学校などで開催される「ハロードナルド!」、子どもたちが楽しみながら日常生活のルールやマナーを学べるプログラムです。
さらに、病気の子どもと家族を支える「ロナルド・マクドナルド・ハウス」に関連する活動にも関わってきました。
テレビで笑いを届けていた人気者は、今では子どもたちの安全や家族を支える役割を担っていたのです。
2026年には「ドナルド」から「ロナルド」へ!
そして2026年10月、日本で親しまれてきた「ドナルド」という呼び名が、海外で使われている「ロナルド」に変更されました。
また、病気の子どもと家族を支援する施設も、2026年10月1日から「ロナルド・マクドナルド・ハウス」に名称を変更、日本国内には同月時点で12施設があり、遠方の病院に通う子どもと家族に無償の滞在場所を提供しています。
かつてのようにテレビCMで頻繁に見かけることはなくなっても、その存在が消えたわけではなかったのです。
子どもたちを笑顔にするという役割は変わらず、活動する場所や方法が変わっていたドナルド、あの懐かしい赤い髪のピエロは、今も違った形で活躍を続けています。
あわせて読みたい|マタイク(mataiku)