出産が終わって「さあ子育て!」という矢先痛みだすお腹&下腹部。後陣痛とは、子宮の収縮と共におこるお腹の痛みの事です。
どうすれば薬を使わずに後陣痛を緩和できるのでしょうか?
長い人では1,2か月は続く後陣痛。何とか薬を使わずに治す方法はないのでしょうか?
後陣痛とは。ママによって感じ方の違いも
後陣痛とは、妊娠で大きくなった子宮が元も大きさに戻ろうと収縮する際におこるお腹周りの痛みの事です。
陣痛という名前ですが、陣痛ほどは痛くはありません。
ですが、産後ママに聞くと「後陣痛辛かった~」という人と「あんまり痛くなかった」という人に分かれます。
違いの原因は何なのでしょう?また、一体いつまで続くものなのでしょう?
妊娠を重ねるごとに辛くなる後陣痛
痛みには個人差がありますが、初産婦よりも経産婦のほうが痛みを強く感じることがあります。経産婦で出産回数が増えるほど後陣痛が強くなる傾向も見られるようです。
経産婦のほうが痛みが強い確率が高くなる傾向に。
実際筆者も1人目より2人目。2人目より3人目の後陣痛のほうが強く、痛む期間が長期でした。
医師からは「経産婦さんのほうが子宮の戻りがゆっくりで、かつ子宮が元の大きさに戻るにあたって初産婦より子宮が筋力を要するから」と言われました。
また後陣痛は、子宮の修復のほかにも血管の修復時にも感じます。
そしてもちろん無痛分娩であっても後陣痛はあります。妊娠・出産と後陣痛は切っても切れないものなのですね。
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痛み逃しに効くアロマ3選
1.ゼラニウム
ゼラニウムにはお腹に関連する痛みに作用する効果が期待されます。
ストレスで固まった肩や首にも(*^-^*)
洗面器に張ったお湯にゼラニウムを2,3滴。それにタオルに浸してやんわりとしぼり、下腹部に当てましょう。
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2.ラベンダー
不安や緊張を和らげてくれるという印象が強いラベンダーですが、こちらも後陣痛の緩和に効果あり。
アロマポットをつかってお部屋に香りを広げたり、赤ちゃん用につけているアロマ加湿器のアロマをラベンダーに変えてお使いください。
ちなみに筆者は100均で見つけたラベンダーオイルを試してみましたが効き目がありませんでした(;^ω^)
やっぱ「精油」でないとダメなようです(T_T)
3.イランイラン
ルームフラグランスやソープ、香水やハンドクリームによく用いられているイランイラン。
甘くてスパイシーな香りは人によっては好き嫌いがはっきりしています。ですが分留製法により1回目に抽出されたエクストラオイルには、心の落ち着きや受容性を高めるだけでなく、痛みを和らげる効果があります。
イランイランを使用するときはベルガモットなど柑橘系のアロマと合わせて使用することをおススメします!
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痛みに効くツボ3選!
1.関元(かんげん)
おへそから指4本分くらい下が「関元」です。
息をゆっくり吐きながら指で押してもいいですし、ツボを意識しながら湯たんぽやホットタオルで温めてもいいですよ。
帝王切開の傷と重なっている場合は押さないでください。
2.腎兪(じんゆ)
おへその裏側で、手を開いた状態で両手を腰に当てたらその親指の場所が腎兪です。
赤ちゃんのお世話でかがんだ姿勢が多い中、ふと伸びをするときなど腰に手を当ててこのツボを意識して押してくださいね。
パパにマッサージしてもらうのもいいですよ!
3.次熮(じりょう)
お尻の割れ目の仙骨の中央よりもやや上にある、左右のくぼみがそうです。
見つけるのが難しい場合は、お尻の割れ目の始まりあたりを両手の親指で押し上げるようについてください。
血行もよくなって骨盤が充血して気持ちいいですよ!
ストレスを受け入れる?解消するかは人それぞれ
後陣痛が半年も1年も治らないという人はいないから、いつかはおさまる痛みだと分かっている。
だけどそれを受容できるか、毎日イタイイタイと悩んだりストレスに感じるかは人それぞれです。
いくら赤ちゃんが可愛くてお世話が楽しくったって、産後の心と体の変化にさらに生活リズムの変化が加わって、体はストレス過多になっています。
なので痛みを我慢せず、授乳中でも飲んでもいい痛み止めを内科や婦人科で処方してもらったりしつつ、痛みとうまく付き合ってくださいね。
無理は禁物です(^-^)