一人歩きができるようになる1歳児は最も不慮の事故が多い年齢です。今回は1歳児に多い事故と事故を防ぐためにできることをまとめました。おすすめの安全対策グッズも紹介しているので参考にしてみてください。
目次
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好奇心旺盛な1歳児の事故が多い
残念なことに、我が国の1歳から4歳児の死亡原因の第2位は「不慮の事故」です(平成29年 厚生労働省調べ)。年齢別にみると、一人歩きができるようになり、行動範囲が広がる1歳児の事故が最も多くなっています。
1 歳児の事故が最も多く、0~2 歳児全体の 4 割を超えている
不慮の事故は外で起きるとは限りません。むしろ幼児の事故の大半は家の中で起こっています。 可愛い我が子に何かあっては大変!!どのような行動や場所が子供にとって危険かを知り、対策をしておくことはとても重要です。 今回は1歳児に多い事故と事故を防ぐためにできることをまとめました。おすすめの安全対策グッズも紹介しているので参考にしてみてください。
転落事故
転落事故の原因トップ5は1歳代では、
①階段
②椅子
③自転車の補助椅子
④ベッド
⑤ソファ
②椅子
③自転車の補助椅子
④ベッド
⑤ソファ
階段の上り口や降り口にベビーゲートをつける、ベビーチェアのベルトはきちんと締める、自転車に子ども1人を乗せたままにしないなどの予防が必要です。 子供のは前日できなかったことも次の日にはできるようになっています。その成長スピードは親の予想を上回ることがよくあります。「登れないだろうな」とタカをくくらず、どこが危険かを予想し、早め早めから対策をしておきましょう。 我が家も1歳の娘がテーブルに登ろうとするので、使わない椅子は別の部屋に撤去し、残ったものは倒して置いています。
▼ベビーゲート
via amzn.to
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浴槽での溺水
子供は水遊びが大好き。浴槽に水が溜まっていると、触って遊びたくなってしまいます。頭が重たい1歳児は浴槽を覗き込むと頭から落ちてしまいます。 事故を防ぐため、浴槽に残し湯をしない、浴槽は蓋をする、外から鍵をかけるなどの対策をとりましょう。 10cmお湯が残っていた浴槽に1歳児が転落し、死亡するという痛ましい事故もありました。少しだったら大丈夫と思わないようにしましょう。 またママが頭を洗っているときに湯船で足をすべらせて溺れるケースもあります。一瞬たりとも目を離してはいけません。
▼浴室に後付けできるロック
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食べ物による窒息事故
日常的によく口にする食べ物も、年齢や食べ方によっては窒息の原因となる可能性があります。 特に窒息しやすい食べ物は、
・ミニトマト・リンゴ片・ブドウなど果実類
・ピーナッツやアーモンドなどの豆類
・飴、ガム
・餅、団子、白玉、蒟蒻ゼリーなど弾力があるもの
・ピーナッツやアーモンドなどの豆類
・飴、ガム
・餅、団子、白玉、蒟蒻ゼリーなど弾力があるもの
です。 これらのものは小さく切って出す、もしくはしっかりと自分で噛んだり舐めたりできるようになるまでは与えないようにしましょう。 また集中して食べることも大切です。遊びながら食べるのではなく、きちんと座って、よく噛むように繰り返し伝えましょう。
▼万が一に備えて応急処置を学んでおこう
食べ物を喉に詰まらせ、息ができなくなってしまった場合は一刻も早い応急処置が必要です。1分の差が生死を分かちます。 万が一に備えて対処法を学んでおくとよいでしょう。こちらは政府が作った窒息事故から子供を守るための動画です。
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帝王切開で車いす生活になった私。薬品・タバコの誤飲
トイレや浴槽の掃除用洗剤は、強い酸やアルカリ性のものが多く、これを誤飲してしまうと危険です。薬品は高いところか鍵のかかるところにしまうようにしましょう。 タバコの誤飲はニコチン中毒を起こし、死に至ることもあります。家族でタバコを吸う人がいる場合は必ず手が届かないところに保管しましょう。 また、公園や歩道にもタバコのポイ捨てが多く見られます。口に入れないよう気をつけて見ていないといけません。
ドア・引き出しのロック
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まとめ
元気に遊ぶ子供に怪我は付き物です。擦り傷やたんこぶを作りながら痛みを経験し、防ぐ方法を学んでいきます。 ただし、大きな怪我や命に関わるような大事故だけは、絶対に防いであげなければなりません。特に死や後遺症が残るような大惨事につながりやすいのが水の事故と窒息事故。子供の行動を予測し、危険がないようにしてあげることが大切です。