二人目を妊娠・出産をしたら、上の子が赤ちゃん返りをし、お母さんを困らせるような行動をすることはよくあることです。上の子が赤ちゃん返りをしたときにどのように対応するか悩みますよね。今回は筆者が行った上の子ケアを紹介したいと思います。
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赤ちゃんの誕生は嬉しいけど…
赤ちゃんの誕生は家族にとって、非常に喜ばしいことですよね。 しかし、親の愛情をずっと独り占めしてきた上の子にとって、ライバルの出現は一大事です!お母さんを取られたという嫉妬から、赤ちゃん返りをしてワガママを言ったり、下の子を攻撃したりするようなこともあります。 産後体調が戻っていなく、新生児のお世話で忙しい中、赤ちゃん返りをされるとイライラしてしまいます。でも、背景にある上の子の想いが分かると、困った行動も受け入れやすくなります。 きちんと上の子の心のケアをしてあげ、自分も愛されていることが分かると上の子も安心して赤ちゃん返りも収まってきます。
娘の赤ちゃん返り
我が家の場合、娘が3歳になるとともに妊娠が発覚しました。3歳にもなると色んなことが分かっているので、典型的な赤ちゃん返りをしました。 まず、妊娠を伝えてから、娘は自分は「でちゅ」という名前の赤ちゃんだと言いだし、毎日バブバブと言いながら赤ちゃんの真似をしていました。そして、赤ちゃんだから一人で何もできないと、何でも筆者にやらせました。 赤ちゃん返りは「赤ちゃんのせいで放っておかれているから、自分も赤ちゃんに戻ればかまってもらえる」という心理状態から発生するそうです。娘はママっ子だったため、赤ちゃん返りとしてはかなり重症なほうだったと思います。 そして、産まれてからも授乳することを泣いて嫌がり、「赤ちゃんをお腹に返して」と言われました。
赤ちゃん返りの一例 ・以前よりもママにくっついてくる、甘えてくる
・着替えや食事など、今までひとりでできたことを「ママ、やって」とせがむ
・「今すぐ○○に行きたい」「今●●をしたい」と、わがままに思える言動が増える
・お漏らしやおねしょをするようになる
・人の話をさえぎって「聞いて聞いて」とアピールしてくる
上の子ケアでできること
赤ちゃん返りに付き合ってあげることは非常に面倒だったし、下の子にひどいことを言われると悲しい気持ちになりました。しかし、筆者も長女なので上の子の寂しさや大変さは分かる気がしました。 出来る限り気持ちに寄り添い、不安を取り除いてあげようと以下のことを実践しました。
出産前に行ったこと
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① 兄弟が産まれるというテーマの絵本を読む
「おへそのあな」「ちょっとだけ」など赤ちゃんの誕生が楽しみに思えたり、上の子の寂しい気持ちに寄り添ってくれるような絵本を読んであげていました。
② 兄弟の育て方に関する育児書を読む
二人育児をイメージするために「どうしたらうまくいく? きょうだい子育て」「きょうだいの育て方」「上の子下の子きょうだい育て」といった本を読みました。 産まれた時の上の子ケアについても書いてあり、とても参考になりました。
via amzn.to
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③ 一緒にオモチャを選ぶ
赤ちゃん用のオモチャを上の子と二人で選びに行きました。そして「〇〇ちゃんが選んでくれたオモチャ喜ぶと思うよ」「一緒にこのオモチャで遊んであげようね」と伝えました。 一緒にオモチャを選ぶことで赤ちゃんの誕生が少し楽しみになったみたいです。
④ 上の子の赤ちゃんの頃の写真を一緒に見返す
上の子もつきっきりでお世話されていた時代があり、ずっと愛されていたことを伝えたくて新生児から1歳ぐらいの写真を一緒に見返しました。 すごく喜んでくれたし、赤ちゃんについてイメージできたようなので、やって良かったと思います。
出産直後に行ったこと
① 上の子に積極的に話しかける
周りが「赤ちゃん可愛い!」と赤ちゃんばかりに注目しがちなので、私はなるべく上の子に話しかけるようにしていました。
② 嫌がっているときは赤ちゃんの話をしない
産まれた直後は拒否反応が凄かったので、赤ちゃんの話を上の子にはしませんでした。親戚にも「お姉ちゃんになってどう?赤ちゃん可愛い?」など聞かないでとお願いしました。
③ 授乳の際はお姉ちゃんがお先に
授乳するときが一番寂しい気持ちになったようで「おっぱいあげないでー」と毎回泣いていました。しかし、授乳しない訳にはいかないので、「お姉ちゃんがお先にどうぞ」と言い、抱っこしておっぱいを飲むふりをさせてあげていました。 最初は10分以上抱っこしないと納得しませんでしたが、徐々に短くなっていき、2ヶ月後ぐらいには「お先に」をしなくてもよくなりました。
赤ちゃん返りが少し治ってから行ったこと
① 赤ちゃんはお姉ちゃんが大好きだよと伝える
好かれたり、尊敬されたりして悪い気はしないだろうと思い、「赤ちゃんはお姉ちゃんが好きみたい」「お姉ちゃん見て笑ってるよ」「早くお姉ちゃんみたいに何でもできるようになりたいって言ってるよ」と伝えました。
② 一緒にお世話を手伝ってもらう
オムツを取ってきてもらったり、洋服のボタンを留めたりするのをお願いしていました。我が家は上の子が女の子なので喜んで手伝ってくれました。 「赤ちゃんとは違い、私はお母さんを助けてあげられる存在なんだ!」と自信もついたみたいです。
③ 二人でお出かけをする
産後の体調が戻ってきてからは、旦那や母に下の子のお世話をお願いし二人で出かける時間を作りました。 近くの公園で遊んだり、コンビニにお菓子を買いにいったりしましたが、二人だけで過ごす時間を凄く喜んで歩きながら色んな話をしてくれました。
④ 「お姉ちゃんなんだから」とは言わない
駄々をこねて叱るときに「お姉ちゃんなんだから一人でしなさい」とか「お姉ちゃんなんだから我慢しなさい」と言わないようにしていました。 どうしても言いたいときは「もう幼稚園生なんだから」と言っていました。
まとめ
上の子ケアを実践した結果、娘は徐々に下の子の存在を受け入れ、2ヶ月経ったころには「〇〇ちゃんが産まれてきて良かった」というまでになりました。今では下の子ラブで構いすぎて困るぐらいです。 上の子の赤ちゃん返りは時に煩わしく思えるものですが、上の子に悪気はありません。ここでしっかりと愛情を注いであげないと赤ちゃん返りが長引いてしまいます。 産後はお母さんも大変だと思いますが、出来る限り上の子の気持ちを受け止めてあげましょう。どうしても大変なときは一緒に泣いてみるのも良いと思います。