「絵本が苦手でじっと聞いてくれない」という3、4歳児のために、文字数が少なく面白い絵本を集めました。簡単に読めますが、内容はシュールで笑えるものばかりです！絵本嫌いを克服するきっかけになると思います。
目次
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お子さんは絵本が好き？それとも苦手？
3歳、4歳ぐらいになると物語が理解できるようになり、長めの絵本でも喜んで聞いている、という子が増えてきます。 しかし、中には絵本に興味がない子もいるでしょう。幼稚園や保育園にも、先生が絵本の読み聞かせをしているのに、聞かずに話している子やウロウロしている子達もいます。 家でお母さんが絵本を読んであげようとしても次々とページをめくってしまうような子もいます。
読み聞かせ方や絵本の選び方に問題はありませんか？
どうして絵本に興味を示してくれないのでしょう。もしかしたらその原因は読み聞かせの方法にあるかもしれません。例えばこのようなことはありませんか？
・物語に関係のない絵を指差して「これは何？」って聞いてくるから「それはいいの」と言う
・よそ見をしたり、聞いていないそぶりをしたりするので、何度も「ちゃんと聞いていなさい」と注意する
・理解しているかを確かめたく、「なんで泣いていたか分かる？」「どうしてこうなったの？」と質問攻めにする
・明らかに興味を失っているのに、最後まで聞かせようとする
・読み手もイヤイヤ読んでいる
・興味や理解力にあっていない絵本を選んでいる
・よそ見をしたり、聞いていないそぶりをしたりするので、何度も「ちゃんと聞いていなさい」と注意する
・理解しているかを確かめたく、「なんで泣いていたか分かる？」「どうしてこうなったの？」と質問攻めにする
・明らかに興味を失っているのに、最後まで聞かせようとする
・読み手もイヤイヤ読んでいる
・興味や理解力にあっていない絵本を選んでいる
子供は自分にとって面白いことなら、大人から言われなくてもすすんでやります。 「絵本を読んでもらうこと＝楽しいこと」と分かってもらう必要があります。お母さんが「正しく」絵本を読もうと思いすぎ、怒られてばかりではどんどんと絵本嫌いに…
読んであげるときのポイント 1. 心を込めて読んであげましょう。
2. 途中で質問しないで下さい。
3. 感想を聞かないで下さい。（読み終えると、子供の心は感動で満ちているので、それを壊さないことです。）
4. 表紙から裏表紙まで丁寧に見せて、書いてある文章の通りに心を込めて読む。読んだら読みっぱなし。誰にでもできます。
絵本嫌いを克服するためにはどんな絵本を選べばよいの？
絵本が苦手な子に、楽しんでもらうためには、簡単で面白い絵本を選んであげる必要があります。 考えてみてください。普段読書をしていない大人だっていきなり太宰治や大江健三郎を読めと言われたら辛いですよね。でも、見たことがあるドラマの原作とか面白いエッセイとかミステリー小説だったら楽しく読めるかもしれません。 今回は絵本嫌いな3、4歳児におすすめの、文字数が少ない絵本を4冊紹介したいと思います。 文字数が少ないといっても、赤ちゃん向けではありません。いろんな動物がでてきて「こんにちは」みたいな内容だと3、4歳児には面白みがないですもんね。 1ページに1文ぐらいですが、絵のインパクトも相まって、ちゃんと笑える絵本です！！
す〜べりだい 鈴木のりたけ（作・絵）
via amzn.to
公園のすべりだいが、変な形になっちゃった！ す――――べりだいに、すべりだい―――――に、するするべりべりだい～ん！ すべりパイや、なが～いすべりだい、さらには、空からすべりだいがふってきて……？ こんなすべりだい、あったらいいな！ 声色を変えたり、抑揚をつけたり、読み方次第で楽しみ方が何倍にも広がります。読み聞かせにぴったりの一冊です。
ストーリーは全くなく、「すーーべりだい」とか「すべりだいーー」など、色んな形のすべりだいが次々と出てきます。 すべりだいの形に併せて、声の高さを変えたり伸ばしてみたりと、色々な読み方ができ、読んでいる親も愉快な気分になります。どのすべりだいで遊んでみたいか親子で考えてみてください！
こんな感じにヘンテコな滑り台がいっぱい出てきます。
via www.ehonnavi.net
ぶららんこ 鈴木のりたけ（作・絵）
via amzn.to
公園のぶらんこに、ぶたがのってきた！ ぶららんこ、ぶらららんこ、ぶららら……らんこ、めりーごーらんこ？ そして、空に飛んでいったぶらんこは、雲ぶらんこ、海ぶらんこ、お花畑ぶらんこになって……。こんなぶらんこ、あったらいいな！ 声色を変えたり、抑揚をつけたり、読み方次第で楽しみ方が何倍にも広がります。読み聞かせにぴったりの一冊です。
こちらも言葉遊びのプロ、鈴木のりたけワールド全開です！特に最後がダジャレで終わるところが「らしい」です。この絵本を読んであげたら子供は絶対「ぶららららららららららら、らがいっぱい！」と言うでしょう。なんとも雄大な「ぶらんこ」がいっぱい登場します！
こんな遊具がある公園に行ってみたい！
ねこがむ きむらよしお（作）
via amzn.to
内容紹介
ガムを噛んでいる男の子。最近あんまり見かけなくなった光景です。それはさておき、男の子がガムを噛んでいるのです。そして、案の定プープーふくらませはじめましたよ。 風船はどんどんどんどん大きくなって……。あれれ？なにやら顔のようなものが？あれれれ？なにやら耳のようなものが？ヒゲのようなものが？？あ！ ネコの顔になってる！ しかも、今度はそのネコが男の子を吸い込んじゃったし！ ！ あーあ、どうしよう……！ ！ 先がまったく読めません。奇妙奇天烈なナンセンス絵本の傑作！
今回紹介する絵本の中で一番文字数が少なく、擬音のみで構成されています。 でも、なんとなくストーリーがあるし絵がシュールで面白いです。その面白さは言葉では表現しにくいので、ぜひ実際に手にとってみてください。
けむしのおなら まつむらまさき(作) むらかみゆきこ(絵)
via amzn.to
内容紹介
毛虫もおならをするのだろうか？ そんな素朴な問いが子どもたちの笑いにつながればと、建築家の松村正希さんが、「けむしのおなら」と題した絵本を出版した。動物園や学者への取材を基に、生き物たちの多様なおならの実態をコミカルに描いている。
あかちゃん、ライオン、サイなど11種類の動物のおならを擬音語で紹介されています。おならの音を書き表す文字は味のある手書きで、それぞれのおならを上手に表現しています。 おならなんてお下品？でも3、4歳児の大好物です！！ そして、こちらの絵本、作者がきちんと動物園や学者への取材を基にして描いている図鑑的一面も。なので、おならの音は想像ではなくリアルなんです！ こぼれ話に書かれている、「トラやライオンは肛門に脂肪層がないため音がしない」「毛虫も食事で空気を飲み込んでいるため、集音マイクなら聞こえるかもしれない」といった豆知識も楽しいです。 あまり有名ではないみたいですが、面白いし、ほのぼのとします。
まとめ
どの絵本も1ページに1文ぐらいととても簡単に読めます。こんなに短いのに、こんなに面白いなんてさすがの一言です！！ 改めて絵本というのは絵も文章と同じように重要なのだということに気づかされます。紹介した絵本はどれも絵にインパクトがあり絵から得られる情報量が多いのです。 お子さんが絵本好きではないのは、楽しいと思える一冊に出逢っていないだけかも。ぜひ実際にお手に取り、おこさんが楽しめそうか確かめてみてください！
