「ママの手冷たい!触らないで」深刻な冷え性を解決する3つの秘策

寒さの深まる季節に、手足の冷えで悩む人は少なくありません。

なかには、冷えの症状で、生活のなかに困りごとやトラブルが生じることも……。

今回は、冷え性の解決策を薬剤師の碇 純子さんにお聞きしました!

気軽に試せる方法なので、さっそくとり入れていきましょう。

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「心まで冷たい」大人女性の冷え性

2歳のお子さんがいる恵美さん(34歳)には、深刻な悩みがあります。

それは、冷え性。

とくに寒い季節にはからだが芯から冷えてしまい、手足はまるで氷のよう。

冷え性は自分自身ももちろんつらいのですが、周囲の人との関係性のなかでも困りごとが増えてしまうんだそう。

「ママのおてて、つめたい! イヤ!」

幼い娘さんからは、手をつなぐのを拒まれてしまうので困っているそうです。

まだまだ手をつないでいないと危ない年齢なので、外出先ではとくにヒヤヒヤ。

着替えを手伝うときも「つめたい!つめたい!」と逃げ回って時間もかかるし、ストレスが増えます。

また、先日は同じ布団に入っていた旦那さんに、足が触れた瞬間「恵美の足冷たい!もうちょっとそっちに行って」と拒絶されてしまい……。

「それからというもの、夫は私の冷たい手足と接触するのが嫌なのか、ベッドに入るとさりげなく距離をとろうとするんです。一度そういうことがあると、私の方から近づくこともできなくなってしまいます」

後ろ向きな気持ちになった恵美さんは、「2人目がなかなかできないけれど、もしかして冷え性のせい……?」と考えてしまうそうです。

「からだが冷えるだけでなく、家族とのコミュニケーションにまで影響が出るのがとてもつらいです。なんだか最近は、心の中まで冷たくなってしまいました……」

冷え性の原因は?

冷え性を起こすおもな原因は、からだの冷え。

季節の変化や冷房の利きすぎなどで気温が下がると、血行不良によって手足の冷感症状などがあらわれます

薄着や冷たい飲食物の摂り過ぎも、冷え性の原因になるので要注意。

また、運動不足や偏った食生活、ストレスなどによって自律神経のバランスが崩れると、体温調節機能が乱れて冷え性につながります

さらに、女性は男性よりも筋肉が少ないため体内で熱を産生しづらく、からだが冷えやすいといわれています。

深刻な冷え性に試したい3つの対策


冷え性の人におすすめの対策を3つ紹介します。

1.温浴効果のある入浴剤を使う

湯船につかって、からだを芯から温めましょう。

血管拡張作用のある炭酸ガス系の入浴剤や、からだの熱の放散を防ぐ働きのある無機塩類系入浴剤(たとえば、硫酸マグネシウムや硫酸ナトリウムなどの温泉由来の成分が入った入浴剤)など、温浴効果の高い入浴剤を使うのがおすすめです。

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2.ハーブティーを飲む

からだを温める働きのあるハーブティーを飲むのも、冷え対策になります。

カモミールやジンジャー、ローズマリーなどのハーブティーには、血行をよくしたり発汗を促したりする働きがあるといわれています

からだを効率的に温めるため、ホットティーにして飲みましょう。

3.漢方薬を飲む

つらい冷え症には、入浴剤やハーブティーによる温活とあわせて、漢方薬を服用するのがおすすめです。

冷えの原因としては、血行不良や水分代謝の乱れ、熱を産生する機能の低下などがあります。

そのため、冷え対策をする場合には、

  • 血流をよくして熱を巡らせる
  • 水分のかたよりを調整して冷えを解消する
  • 胃腸の働きや代謝をよくして、熱を作る機能を回復する

といった作用の生薬を含む漢方薬を選び、根本改善を目指します。

「毎日が忙しくてゆっくり温活している時間がない!」という人でも、漢方薬なら自分に合ったものを飲むだけでいいので、むりなく続けられますよ。

<つらい冷えでお悩みの人におすすめの漢方薬>

  • 当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)

血流をよくすることで、からだを温める漢方薬です。手足の冷えやしもやけの他、冷えに伴って悪化する頭痛や腰痛、神経痛などにも使われます。

  • 人参湯(にんじんとう)

おなかの冷えの他、おなかの冷えによる下痢、嘔吐、胃痛などにも使われます。

漢方薬を飲む際は、自分の症状や体質に合ったものを服用することが欠かせません。

合わない漢方薬では十分な効果が得られず、副作用につながる場合もあるので要注意。

漢方薬に精通した医師・薬剤師に相談して、適したものを見極めてもらいましょう。

忙しくて病院や薬局に行く時間がない人には、オンラインサービスもおすすめです。

オンライン個別相談の「あんしん漢方」では、漢方のプロがあなたに適した漢方薬を選んで自宅に配送します

スマホで気軽に相談できるので、とても便利ですよ。

お手軽価格で冷えを根本から解消したい人は、ぜひチェックしてみてくださいね。

まとめ

からだの冷えや自律神経の乱れは、冷え性の原因になります。

入浴剤やハーブティなどを活用して、冷え対策をしていきましょう。

漢方薬で冷えを根本的に解消するのもおすすめです。

専門家に相談して、自分にぴったりの漢方薬を見つけてくださいね。

冷えの悩みを解消して、心もからだもポカポカな毎日を送りましょう。

公式|あんしん漢方

<この記事を書いた人>

あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師|碇 純子(いかり すみこ)

薬剤師・元漢方薬生薬認定薬剤師 / 修士(薬学) / 博士(理学)
神戸薬科大学大学院薬学研究科、大阪大学大学院生命機能研究科を修了し、漢方薬の作用機序を科学的に解明するため、大阪大学で博士研究員として従事。現在は細胞生物学と漢方薬の知識と経験を活かして、漢方薬製剤の研究開発を行う。

世界中の人々に漢方薬で健康になってもらいたいという想いからオンラインAI漢方「あんしん漢方」で情報発信を行っている。

公式|あんしん漢方(オンラインAI漢方)

YouTube|Medical Health CH

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