最近、急に寒くなってきましたが、「寒いから動きたくない……」なんて思っていませんか?
もしダイエットをしようと思っていたら、冬に動かないのはもったいない!
実は、冬は痩せやすい季節で、ダイエットにうってつけなんです。
この記事では、冬がなぜ痩せやすいのか、そして冬のダイエット効果を倍増させる3つの原則をご紹介します。
冬は痩せやすい季節!?
冬に痩せやすくなるのは、基礎代謝が高くなるからです。
基礎代謝とは、からだを動かさなくても内臓や筋肉が熱を発生させて消費するカロリーのこと。
冬は気温が低いため、からだは夏よりも多くの熱を作り出そうとします。
このため、基礎代謝が高まり、他の季節よりも多くのカロリーが使われて、痩せやすくなっているのです。
冬のダイエット3原則
冬はそもそも、基礎代謝が高まって痩せやすくなっている時期です。
この状態に加えて、これからご紹介する3つの原則を取り入れて、ダイエット効果を倍増させましょう!
食べ物で代謝アップ
代謝を上げるためには、筋肉量を増やす食事が必要不可欠。
筋肉を増やすには、筋肉の元となるたんぱく質を摂るといいでしょう。
ダイエット中におすすめなのは、脂肪の少ない赤身肉、魚、大豆製品です。
さらに「旬が冬のもの」「土の中で育ったもの」「寒い地方で採れたもの」「発酵食品」などは、からだを内側から温め、代謝を上げるとされています。
冬が旬のにんじんやれんこんと、発酵食品である味噌を使って、温かいお味噌汁を作ってみるのはどうでしょうか。
また、生姜も代謝をアップさせるので食事に加えてみましょう。
大きな筋肉を動かす
代謝を上げるには運動も効果的。
とくに、太もものような大きな筋肉を動かすといいでしょう。
仕事や家事で忙しい人には「ながら運動」がおすすめです。
仕事や家事をしながら、鍛えたい筋肉を動かしましょう。
たとえば家事をしながらできる「掃除機ランジ」は、太ももの筋肉を鍛えるのに効果的。
やり方は、掃除機をかけるときに、足を大きく踏み込んでひざを曲げる動きを繰り返します。
また、立ち仕事をしながらおなかを引っ込めるだけでも、腹筋を鍛えることができますよ。
まずは気づいたときに行い、徐々に習慣化していくといいでしょう。
からだを保温する
冬のダイエットを成功させるには、代謝を落とさないことも大切。
からだの中心が冷えると、代謝が落ちてしまうので、しっかり保温して代謝を維持しましょう。
からだを保温するためには、服の着方にもコツが必要です。
おすすめは、首・手首・足首といった「首」の付くところをカバーすることです。
これらの場所は動脈が通っていて、外気の影響を受けやすくなっているので、しっかりとガードしましょう。
寝るときに湯たんぽを使うのもおすすめです。
太ももの上部に湯たんぽを当てて眠ると、効率よく全身を温めることができますよ。
冬のダイエットには漢方薬もおすすめ
冬のダイエットには体質改善を得意とする漢方薬も役立ちます。
漢方薬は排出だけを目的としていないため、太りにくく痩せやすい体質へ根本からの改善が目指せます。
ダイエットには、「代謝を上げて、運動の効率をよくする」「脂肪の吸収を抑える」「脂肪燃焼をサポートする」といった働きを持つ漢方薬を選びましょう。
冬のダイエットにおすすめの漢方薬
- 防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)
体力があり、食欲も旺盛で、おなか周りに脂肪がつきやすい人に向いています。
余分な老廃物の排泄をしやすくし、代謝を上げて脂肪燃焼を促し、肥満を改善する効果が期待できます。
- 防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)
水分代謝を上げて、余分な水分を排出します。
また、脂質代謝を促進し、余分な脂肪を減らす働きが期待できます。
汗かきで疲れやすい人の、いわゆる水太りやむくみに効果があります。
漢方薬は、毎日決められた量を飲むだけなので、手軽に始められるというのも利点ですが、自分に合ったものを選ばなければ、望んだ効果が得られないどころか、副作用が生じてしまう恐れもあります。
使用する場合は、漢方薬に詳しい専門家に相談しましょう。
最近では、「あんしん漢方」のようにインターネットで相談を受け付けるサービスもあります。
漢方薬に精通した薬剤師がAIを活用して、あなたの体質に合った漢方を見極めて、お手頃価格で自宅まで郵送してくれますよ。
まとめ
冬は実は痩せやすい季節。
寒いとからだが熱を作ろうとするので、基礎代謝が高まり、カロリーを消費しやすくなっています。
ダイエット効果を高める3つの原則は、「食べ物で代謝アップ」「大きな筋肉を動かす」「からだを保温する」です。
これらを実践すれば、冬のダイエットはさらに効果的になりますよ。
ぜひ試してみてください。
公式|あんしん漢方
<この記事の監修者>
あんしん漢方薬剤師}山形 ゆかり
薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーター。病院薬剤師として在勤中、食養生の大切さに気付き薬膳の道へ入り、牛角・吉野家他薬膳レストランなど15社以上のメニュー開発にも携わる。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。
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