【冷え対策の大誤解】実は逆効果のNG温活やってませんか?

世間でよく知られている冷え対策のなかには、実は逆効果のものがあることをご存知ですか?

この記事では誤った冷え対策をチェックして、正しいやり方をご紹介します。

今年はポカポカ温活でからだを温めて、暖かい冬を過ごしていきましょう!

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実はNG!間違った冷え対策

まずは、どんな冷え対策が間違っていたのかチェックしていきます。

もしこれまでやっていたことがあれば、これを機にあらためましょう。

間違っている理由も解説しますので、しっかり確認してください。

靴下を履いて寝る

寝るときに、あまりに寒くて靴下を履いたまま寝ていませんか?

私たちは寝るときに手足から熱を放出して、体温を下げながら徐々に眠りについていきます。

ところが靴下を履いていると、上手に熱を放出できずに汗をかいてしまい、それが冷えてかえって寒くなってしまうのです。

加えて、靴下を履いて寝ると足の指が自由に動かせないため、毛細血管が締め付けられ血流を妨げてしまう恐れもあります。

どうしても寒いときには、足先が出るようなレッグウォーマーがおすすめです!

熱めのお湯に長く浸かる

お風呂は何℃で浸かっていますか?

からだを芯から温めるには、熱めのお風呂にじっくり入ることがいいとされてきましたが、実はこれは誤りです。

からだが熱くなってくると交感神経が活発になり、血管が収縮して、かえって冷える場合があります。

また、熱めのお湯に長く浸かると、からだの表面からうるおい成分が流れ出てしまい、肌のバリア機能が低下してしまいます。

入浴にちょうどいい温度は39℃前後で、15分から20分程度かけてゆっくり浸かるのが理想的です。

ホットドリンクにすりおろし生姜を入れる

生姜はからだを温める食材ではありますが、すりおろして食べる場合と、乾燥させて食べる場合とでは、それぞれ効能が異なります。

すりおろした生姜は発汗作用があるので、風邪を引き始めたときなどには効果的ですが、冷え対策としてからだを温めるには、乾燥生姜が適しています。

乾燥しょうがは、薄くスライスして天日に干すか、オーブンで焼いて水気を飛ばすだけ。

飲み物やスープなどに入れて飲むと、からだの芯からポカポカになります。

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この冬やっておくべき冷え対策

正しい冷え対策をすることはもちろん、最新の冷え対策を取り入れてみるのもおすすめです。

ここからは、この冬にやっておくべき冷え対策をご紹介します。

ぜひ試してみて、自分に合ったやり方を見つけてみてください。

3首を温める

からだの冷えを改善するには、首、手首、足首の3つの首を温めるのがいいといわれています。

とくに、首には太い血管が通ってるので、首を温めると全身がポカポカになります。

手首には手袋、足首にはレッグウォーマーがおすすめです。

それでも寒い場合は、ストレッチなどでからだを温めてあげましょう。(※1)

温冷交代浴をする

ここ10年くらいの間にブームになっている「温冷交代浴」という入浴法は、冷え対策にいいといわれています。

40℃のお風呂に3分入ったら、次は30℃のぬるま湯を手や足の先にシャワーなどでゆっくりかけ、これを交互に3回ほど続け、最後にもう一度湯船に浸かってあがります。

からだを温めると血管が拡張し、冷やすと血管が収縮するので、この拡張と収縮を繰り返すことで、からだが温まるのです。

汗をかくので、入浴前には水分の補給を忘れないようにしてください。(※2)

温活食材を知る

自分の力で体温をあげるには、筋肉が大切です。

筋肉があれば、自分で熱を発することもできて、からだの芯からポカポカにすることができます。

そのためには、どんな食材を食べるかが重要となります。

温活食材には、タンパク質となる赤みの肉や、エネルギーの元となるビタミンB群を多く含む豚肉やうなぎなどがおすすめです。

冷えには飲むだけで手軽な漢方薬もおすすめ!

冷え対策には、からだの中から根本的な改善ができる漢方薬もおすすめです。

冬の冷え対策には「血流をよくして熱をからだの隅々にまで行き渡らせる」「代謝をあげて、熱を作る機能を回復する」などの働きをする漢方薬を選びましょう。

冷え対策におすすめの漢方薬

  • 当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)

からだを温めて熱をつくり出す力を助ける漢方薬です。

手足や下肢の冷えが強い人におすすめです。

冷えによる頭痛や腰痛、月経痛にも用いられます。

  • 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

血流をよくしてからだを温めるとともに、水分代謝を高めて冷えを取り去る漢方薬です。

疲れやすく、貧血気味で冷え症の人におすすめです。

月経不順、月経痛、むくみ、更年期障害にも用いられます。

漢方薬がからだに合わないと、効果が不十分だったり、副作用が出たりする場合があるため、必ず漢方薬に詳しい医師や薬剤師に相談してください。

スマホひとつで相談でき、あなたに合った漢方薬を自宅まで郵送してくれるオンラインサービスの「あんしん漢方」もおすすめです

まとめ

実は逆効果だった冷え対策について解説してきました。

食事や入浴など、改善しやすいところから毎日少しずつ取り組んでみるといいですね。

今年の冬は正しい温活で、ポカポカ暖かく過ごしましょう。

公式|あんしん漢方

<参考>

(※1)体を温めましょう!|【JFA】メディカルセンター整形外科クリニック

(※2) ブームの温冷交代浴を医学で解剖してみると|東京銭湯 

<この記事の監修者>

あんしん漢方薬剤師|山形 ゆかり

薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーター。病院薬剤師として在勤中、食養生の大切さに気付き薬膳の道へ入り、牛角・吉野家他薬膳レストランなど15社以上のメニュー開発にも携わる。

症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。

公式|あんしん漢方(オンラインAI漢方)

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