夏から秋へと季節が変わり、少しずつ気温が下がってくると、肌の乾燥が気になってきますね。
乾燥肌は老け見えしやすいので、この季節はとくに入念なケアが必要です。
本記事では、肌が乾燥してしまう原因や今すぐ取り組むべきケアについて解説します。
肌がカサカサになってしまう前に、しっかりチェックして、ぜひ参考にしてみてください。
秋は肌の乾燥に注意
私たちの肌は湿度が65%くらいのとき、しっとり潤いを保っています。
秋から冬の季節は、湿度が40%くらいまで下がるため、空気が乾燥し、肌の潤いも失われていきます。
秋は気温が低くなり、からだの新陳代謝が弱くなる季節です。
この時期は肌の表面にある水分も減ってくるため、しっかり対策することが大切です。
カサカサ肌は老けて見えやすい
肌に潤いがなくなりカサカサしてくると、見た目も老けて見えやすくなります。
放置していると乾燥が進むので、そうなる前に早めに対策してあげましょう。
春から夏にかけて紫外線を浴びた肌は、表皮のバリア機能がダメージを受けています。
そのため肌に水分を蓄えられなくなり、肌にハリがなくなってしまうのです。
一度できたシワは元に戻りにくくなるので、水分をたっぷり補給し、なるべくシワができないよう、早めに対策を始めることが重要です。
秋の乾燥肌に大切な3つのケア
乾燥肌が気になる方に、大切なケアを3つご紹介します。
普段から意識して、いつまでも潤いのある美しい肌を保ちましょう。
効果的な保湿
顔を洗ったら、水分が残っているうちにクリームを塗ってあげましょう。
水分の蒸発を抑え、油分で水分を閉じ込めてくれる効果があります。
また、セラミドなど保湿効果のあるスキンケアアイテムを加えて、肌の保水力を高めてあげることもおすすめです。
食べ物で潤い補給
正しいスキンケアをするだけでなく、食べ物からも対策することで、腸内環境が整い、肌の新陳代謝が改善します。
肌の保湿力を高めるには、バランスよく食べることが大切です。
とくに、腸を整える納豆やキムチなどの発酵食品や海藻や芋類などの食物繊維は、乾燥肌を改善します。
漢方薬を飲む
乾燥肌への対策には、スキンケアや食事の改善と同時に、漢方薬を服用するのもおすすめです。
肌の乾燥は、紫外線によるダメージや血行不良、胃腸の不調が原因と考えられます。
乾燥肌の改善には
- 肌の新陳代謝をよくして紫外線によるダメージを回復する
- 胃腸の働きをよくして肌に必要な栄養をつくる
- 血行をよくして肌に栄養を届け、肌の代謝をよくする
- 水分の循環をよくして肌に潤いを与える
といった根本原因にアプローチできる漢方薬を選びましょう。
<乾燥肌対策におすすめの漢方薬>
- 当帰飲子(とうきいんし)
血流をよくして肌に栄養や潤いを与えます。また、かゆみを抑える働きもあります。
- ヨクイニン
血流をよくして肌を潤すとともに、いぼをとる働きやしみを薄くする働きもあります。
漢方薬は個人で体質や効果が異なるので、専門家に相談することが大切です。
「あんしん漢方」はオンラインでも対応しているので、気になる方は医師や薬剤師にご相談ください。
まとめ
肌の乾燥や乾燥肌による老け見えについて、原因や今すぐ取り組むスキンケアをご紹介しました。
肌が乾燥する前にしっかりケアをして、健康な肌をつくっていきましょう。
公式|あんしん漢方
<この記事の監修者>
あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師|碇 純子(いかり すみこ)
薬剤師・元漢方薬生薬認定薬剤師 / 修士(薬学) / 博士(理学)
神戸薬科大学大学院薬学研究科、大阪大学大学院生命機能研究科を修了し、漢方薬の作用機序を科学的に解明するため、大阪大学で博士研究員として従事。現在は細胞生物学と漢方薬の知識と経験を活かして、漢方薬製剤の研究開発を行う。
世界中の人々に漢方薬で健康になってもらいたいという想いからオンラインAI漢方「あんしん漢方」で情報発信を行っている。
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