男性の老化は40歳を過ぎた辺りから目立ち始めますが、個人差によるものも大きいといわれます。
しかし、そこには生活習慣も大きく関わっている場合も。
今回は、男性の老化が加速する年齢に関する情報や、生活習慣を見直す理由、40~50代の男性が行うべき老化対策について解説します。
男性の老化が加速する年齢は?
老化が加速するタイミングは、40歳前後、60歳前後です。
これは、腸内細菌のバランスと関係があるといわれています。
人の腸内細菌は、加齢とともに善玉菌、悪玉菌のバランスが変化。
個人差はありますが、一般的には加齢とともに腸内細菌の多様性も低下していきます。
腸内細菌の変化と老化の直接的な因果関係はまだハッキリと解明されていないものの、人体の健康状態に影響を与える可能性があるといわれています。
また、40歳に近い「41歳」、60歳に近い「61歳」といえば、男性の厄年にあたる年齢です。
厄年に科学的根拠はなく、昔から根付いてきた日本の風習のひとつですが、40歳も60歳も精神的・肉体的変化に加え、社会的な立場も変化しやすい時期です。
男性の厄年は、そういったさまざまな経験則から生み出されたものでもあり、変化を感じやすい時期ともいえるでしょう。
50代は生活・健康を見直すタイミング
加齢変化があらわれる40代と60代の中間の50代は、ある意味では分岐点ともいえます。
40代で変化の兆しがあらわれてから、60代で本格的な加齢による衰えを迎えるまでに、生活習慣を立て直せるかで、その後の人生が変わるといっても過言ではありません。
今までは若さで乗り越えて来られたとしても、これから先「ツケ」となってあらわれるでしょう。
睡眠、食事、禁酒・禁煙、ストレスケアなど、生活習慣を根本から見直すことが重要です。
40~50代に必須の老化対策3つ
ここからは、40~50代の男性が行うべき老化対策を3つご紹介します。
有酸素運動
有酸素運動は、体脂肪の燃焼を促し、持久力を向上させ、からだを若々しく保つだけではなく、高血糖や動脈硬化などの生活習慣病の予防改善も期待できます。
ウォーキングやジョギング、水泳など、長時間継続して行う運動で、老化対策を行っていきましょう。
運動習慣がない人は、いきなり激しい運動をするのではなく、少しずつからだを慣らしていきましょう。
1日に集中的に行うよりは、30分程度の運動を週3~5日ペースで行うのがおすすめです。
抗酸化物質の摂取
抗酸化物質を摂取し、からだの酸化を防ぎましょう。
からだの酸化とは、細胞が錆びるようなものです。
主な原因は活性酸素で、細胞膜が傷つくと老化や病気の原因になります。
抗酸化物質が含まれる代表的な食べ物は以下の通りです。
【ビタミンA】
モロヘイヤ、ニンジン、カボチャなど
【ビタミンC】
ピーマン、ブロッコリー、イチゴなど
【ビタミンE】
植物油、ゴマ、アーモンドなど
【ポリフェノール】
ブルーベリー、赤ワイン、緑茶など
漢方薬の服用
老化予防には漢方薬もおすすめです。
漢方薬は、不調だけでなく、からだの体質そのものを改善することを目的としています。
原因のわからない不調にもアプローチできるのもメリットです。
漢方薬は毎日飲むだけで済むので、生活習慣を大幅に変える負担もないのが利点。
漢方薬は植物、鉱物といった自然由来の生薬をもとにしており、一般的に西洋薬に比べて副作用リスクが低いともいわれています。
漢方薬で老化対策をするなら、「血流を改善してからだの隅々まで栄養を届ける」「自律神経のバランスを整え免疫力を高める」「加齢によるホルモンバランスの乱れを整える」といった働きを持つ漢方薬を使用しましょう。
【老化対策におすすめの漢方薬】
- 八味地黄丸(はちみじおうがん)
加齢による不調の改善に用いられ、からだに活気や潤いを与えます。
- 人参養栄湯(にんじんようえいとう)
不足したエネルギーと栄養を補い、疲れやだるさを改善します。
漢方薬は体質との相性も重要です。
体質と合わない漢方薬を使い続けても、期待した効果は得られません。
体質をしっかり見極められる医師や薬剤師に相談し、適切な漢方薬を選んでもらいましょう。
もっと気軽に漢方薬を試してみたい方には、オンライン漢方薬サービスの「あんしん漢方」がおすすめ。
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非対面で漢方薬を購入したい方にもおすすめです。
まとめ
老化は40歳、60歳の時期に顕著にあらわれます。
腸内環境の変化に加え、生活習慣も大きく影響します。
不摂生のツケが回ってきて後悔しないように、日々の生活を見直し、老化しにくいからだを作っていきましょう。
公式|あんしん漢方
<この記事の監修者>
あんしん漢方薬剤師|中田 早苗(なかだ さなえ)
デトックス体質改善・腸活・膣ケアサポート薬剤師・認定運動支援薬剤師。病院薬剤師を経て漢方薬局にて従事。症状を根本改善するための漢方の啓発やアドバイスを行う。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。
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