一年中、家の至る所にいるダニですが、特に6月頃から夏季にかけて急増します。激しいかゆみやアレルギー症状を引き起こすこともあるダニ。その症状や、ダニを駆除するための方法を紹介していきます。
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夏はダニの季節!
ダニは、6月~8月が最も繁殖する時期です。家中にいるダニですが、特にじゅうたんやソファ、布団に潜んでいます。布団にいたっては、数十万~数百万匹もいると言われています。 ダニは、気温25~30℃、湿度60~80%という環境が最も繁殖しやすいと言われています。日本の夏の時期は、ダニの繁殖にとっては最適な環境なのです。
ダニに刺された時の症状は?
人を刺すダニは、イエダニ、ツメダニといった種類のダニです。 これらのダニに刺されると赤く腫れ、激しいかゆみが起こります。市販の塗り薬などを使用して一週間程度で治まりますが、かいてしまうと治りが悪くなりますので、なるべくかかないように我慢しましょう。なかなか症状が改善しない時は皮膚科を受診して下さい。 ダニは夜行性で、夜、布団で寝ている時がいちばん刺されやすい状況になります。蚊に刺された時と見分けるのが難しいのですが、ダニはやわらかい皮膚を刺す傾向があり、太ももやわき腹、二の腕の内側など服に隠れている部分も刺すのが特徴です。 また、蚊と違い、刺されてから数時間たってからかゆみが出ることが多く、かゆみが長引く場合がほとんどです。
アレルギーを引き起こすことも
ダニアレルギーの主な症状としては ・鼻水、鼻づまり、くしゃみなどのアレルギー性鼻炎の症状
・目のかゆみや充血、腫れが起きるアレルギー性結膜炎の症状
・かゆみを伴う赤い湿疹や炎症が出るアレルギー性皮膚炎(アトピー性皮膚炎もこの一種)の症状 があります。
ダニによる健康被害は、刺されたときのかゆみだけではありません。ダニの死骸や糞などを吸い込むことでアレルギー反応が出てしまうことがあります。 現在、アレルギーを持つ子どもが増えていますが、その原因としていちばん多いのがダニやハウスダストだと言われています。正しく対処するためにも、アレルギー反応と思われる症状が出ている時は、アレルギー科などを受診して検査をしてみて下さい。
ダニを駆除するには
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こまめに掃除をする
フケや垢、髪の毛などはダニの大好物。また、物を散らかしたままにしておくとダニがもぐりこみ、繁殖を始めます。
残念ながら、どこの家にもダニは必ずいます。ダニの繁殖を防ぎ、ダニの死骸や糞などを除去するためにはしっかり掃除機をかけることが大切です。 また、固く絞ったぞうきんでふき取ることも有効です。じゅうたんやソファは念入りに掃除し、部屋の湿度が高い時は換気をするように心がけてみて下さい。
ダニ対策商品を使用する
ドラッグストアなどで購入できる、ダニ対策用の商品を利用するのもおすすめです。普段の掃除にプラスして活用するとよいでしょう。
via amzn.to
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布団のダニ駆除の方法
ダニ対策のために布団を干すという人も多いと思いますが、実は布団を干しただけではダニは死滅しません。 ダニは65度以上にならないと死なないそうです。そこで、布団のダニを駆除するのに有効なのが、布団乾燥機とアイロンです。布団に熱を加えてダニを死なせたら、掃除機でしっかり吸い取りましょう。
【布団のダニの駆除方法】 1.スチームアイロンを用意する。
2.布団に当て布をして、生地の焦げ付きを防ぎながら、65度以上の高温でアイロンを1分ほどあてる。
3.ダニの多い頭側から、足側へ、まんべんなくアイロンをあてていく。
4.アイロンをあて終わったら、掃除機を布団全体にかける。
5.天日干しをして布団を乾燥させる。