お子さんが成長するにつれ、他の子と比較することで色々と気づくことがありますよね。
我が子の場合、一際目立つと思ったのが「遊具をやたらと怖がる」ということでした。
遊具に慣れさえすれば遊びの幅が広がるのに、とは思いつつも、無理強いするのはかわいそうで、親として中々もどかしい思いをしたものです。
今回はそんな経験を振り返り、子どもが遊具を怖がる理由と対応の仕方、そしてその後生まれた変化をお伝えしてみます。
遊具を怖がった3~4才頃の状況
娘は小さい頃から慎重派で怖がりで、周りの様子を見て「これは大丈夫、安全だ」とわかってから初めて行動に移せるため、周りの子よりもワンテンポゆっくりなタイプです。
でも怖がりなのに遊具自体は好きで、休日の度に大きめの公園や、屋内の遊び場に行きたがることもしばしば。
不思議と高い所も好きで、大人も怖がる観光名所の揺れる吊り橋なんかは、結構へっちゃらだったりします。
そんな我が子が遊具を怖がった状況からご説明します。
慎重な子どもが遊具を恐がる状況
- 自分の身長程度の滑り台が滑れない
- ブランコには座れても、怖くて漕げない
- ジャングルジムなど梯子式の遊具は、両足が地面から離れるとそこで固まる
- トランポリンのジャンプも控えめ、近くで飛んでいる子がいると恐がる
こんな様子でしたので、1~2歳くらいの子が大きな遊具の中を自在に駆け回っている姿を見て、夫と二人で「すごいねー」とよく驚いていたものです。
我が子はその年齢の頃から危険な事に敏感で、ショッピングモールの階段でふざけていた小学生くらいの子に、「あぶないよ」と注意する場面もありました。
後に「なぜあの子に注意したの?」と聞いてみると、「落ちて怪我をするかもしれないから」と答えており、階段でふざけたらどうなるのかをちゃんと予想していたようです。
危機管理能力が高い子どもへの接し方
つまるところ、娘は一種の『危機管理能力』が高いように思えます。
そのため、怪我のリスクを減らすことが出来る反面、極度に怖がってしまうと身体を動かす遊びが楽しめず、外遊びを通じて友達と仲良くなる機会を減らしてしまう可能性もあります。
遊具についても遊んだ時の楽しさより、失敗した時の恐怖心の方が勝ってしまったのかもしれません。
そのときに親として出来る事は、こんなことではないでしょうか。
- 公園で安全に遊ぶ方法を教える
- 親も一緒に遊んで徐々に慣れさせる
- 出来ることが1つでも増えたら褒めてあげる
前より遊具の使い方が上手になったら、「すごいね!かっこいいね!」と我が子の気持ちが前向きになるよう、褒めるのは大切なことだと感じます。
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遊び方は人それぞれ。遊具を怖がっても大丈夫!
実は以前、遊具を恐がる娘のことを、幼稚園の担任の先生に相談したことがあります。
先生によるとこれも個性とのことで、「逆に危機感を感じることが出来ているので、発達が進んでいる証拠です」と声をかけていただきました。
おかげで、「他の子に対して負い目を感じてしまうのでは?」という、それまでの心配は捨てることに。
「滑り台、やってみたいけど怖い」というときには、「無理して滑らなくても良いよ」と声をかけ、できる範囲で遊ばせるよう心掛けました。
その一方で、遊具を楽しむ気持ちは大事にしてもらいたいので、大きな屋内遊技場など特別感のある場所では、膝に乗せて滑り台を一緒に滑ったり、抱えて高いところに乗せてやったりしました。
思いきり楽しんでもらえるよう、メリハリをつけるよう注意したわけです。
その後、娘が小学校に上がってからは、慎重さはあるものの大抵の遊具で遊べるようになりましたし、相変わらず遊具が大好きです。
そして、学校でできた友達と一緒に遊ぶことで、自分なりの楽しみ方も見つけられたように思えます。
まとめ
我が子の場合は、おっかなびっくりで顔がこわばっていても、よく見ると本人なりに楽しめていることが分かり、「他の子と同じように!」と焦る必要はあまりなかったと感じています。
公園では、遊具にちょっと乗っただけで満足する子や、遊具で遊ばなくても他の遊びを見つけて夢中になる子、遊具が大好きで友だちと鍛練している子など、遊び方は本当に様々です。
危険な遊び方にならないように気を付けながら、子どもたちに遊具を楽しんでもらえたら嬉しいですね!
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