WHOが推奨する『補完食』って?離乳食との違い、始める時期やサインについて解説

WHOが推奨する『補完食』って?離乳食との違い、始める時期やサインについて解説

『離乳食』については、今やインターネット上で、かなり多くの情報を手に入れることが可能です。

動画サイトでもレシピ動画が花盛り。

しかし、どれほどそれらを参考にしても、我が子の『離乳食』がうまく進むとは限りません。

この記事では、『離乳食』が上手く進まず不安を感じている方に向けて、WHOが推奨している『補完食』について解説します

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WHOが推奨する『補完食』ってなに?

WHOが推奨する『補完食』ってなに?

補完食』とは、母乳やミルクだけでは補いきれない栄養を、母乳やミルクに追加して摂取させるための食事のことです。

WHOでは『補完食』を以下の2種類に分けています。

① 特別に用意された食事
② いつもの家庭の食事に手を加えて、食べやすくしかも十分な栄養を摂り入れられるようにしたもの
出典:Complementary Feeding

お気付きの方もおいででしょうが、日本の『離乳食』は、『補完食』の考え方とほとんど同じです。

ただ、『離乳食』の場合はその言葉の印象から、「乳離れ」「徐々に固形食に移行するための食事」と誤解されていることがあります。

『離乳食』も『補完食』も、基本的には赤ちゃんが必要とする栄養と、母乳で補える栄養との差を埋めるための食事なのです。

この点で誤解さえなければ、『補完食』と『離乳食』は、基本的に同じものだと考えていただいて構いません。

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『補完食』を始める時期のサインは?

『補完食』を始める時期のサインは?

WHOは、生後6か月間はなるべく母乳またはミルクのみで育てることを推奨しています。

そのため、『補完食』の開始は月齢6か月が目安となります。

ただし6か月未満でも、「母乳だけでは栄養が足りない」と判断される場合は、この限りではありません。

子どもによって、必要なエネルギー量や発達の進み方が異なるからです。

『補完食』を始める準備ができたサインとして、WHOが挙げているものは以下の3つです。

① 少なくとも生後4か月であること
② なおかつ、頻繁に母乳を与えてもすぐに空腹になってしまう
③ あるいは、適切に体重が増加していない
出典:Complementary Feeding

これらのサインを確認しながら、6か月という時期にこだわりすぎず『補完食』を始めていきましょう。

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なぜ『補完食』が必要なの?

なぜ『補完食』が必要なの?

なぜ6か月頃に『補完食』が必要になるのかというと、赤ちゃんに必要なエネルギーが、母乳から得られるエネルギーだけでは不足し始める時期だからです。

6か月頃から不足し始める栄養素の代表が、鉄分です。

赤ちゃんが身体に蓄えている貯蔵鉄は、生後6か月頃になくなります。

そのため、母乳だけでは補いきれない鉄分を、母乳以外の食事からも摂り入れる必要が生じます。

鉄分以外の栄養素についても、必要量に足りない部分は、必ず『補完食』で補わなくてはなりません。

まとめ

『離乳食』や『補完食』を進めるとき、最も大切なのは、赤ちゃんが十分な栄養を摂れているか、順調に成長しているかの確認です。

育児については、多くの便利な情報が得られる時代になりました。

しかしその情報通りに育児を進めるのではなく、子どもの状態や成長具合を見ながら進めることも、大切にしていただければ…と願っています。

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