下の子が生まれてから、なんだか上の子にイライラする…。
上の子を可愛いと思えない…。
そんな風に感じたら、「上の子可愛くない症候群」かもしれません。
筆者も実際に2人目出産後、上の子可愛くない症候群におちいりました。
「出産前はあんなに可愛くて大好きだったのに、私ってダメな母親なのかな?」と悩むこともたくさんありました。
そんな体験談も交えて、上の子可愛くない症候群になる原因と乗り越え方を解説します。
上の子可愛くない症候群とは
上の子可愛くない症候群とは、2人目3人目の出産後、上の子に対してイライラしたり可愛くないと感じてしまう心理状態のことを言います。
- 上の子が可愛く思えない
- 上の子に触れられたくない
- 上の子の大声だけが神経にさわる
- イライラして上の子に怒りっぽくなった
感じ方や程度は人によって様々ですが、程度の軽いものも含めると多くのママが経験していると言われています。
また、ママだけではなくパパに当てはまることも。
ではこれが極めて異常な状態かというと、違います。
2人以上の子供を持つ親であれば、誰がなってもおかしくない状態です。
ですので罪悪感は抱かないでください。
罪でもなんでもありませんし、その罪の意識がよりストレスを高め、悪循環に陥ります。
2人以上の育児をしていると、下の子だけ誰かに見てもらいたい、預けたいという状況が発生するものです。 「上の子が風邪をひいちゃったけど、下の子は予防接種がまだ。病院に連れていきたくない」 「上の子の学習発表会があるけど、下の子を一[…]
上の子可愛くない症候群の原因
上の子可愛くない症候群にはいくつかの原因があると言われていますが、ここでは具体的に3つにまとめて解説します。
- 上の子の赤ちゃん返りなど困りごとが増えた
- 上の子は何でもできて当たり前と感じてしまう
- 精神的・体力的に余裕がない
お分かりでしょう、どれもごくありがちな原因です。
だからこそ、誰がなってもおかしくない症候群なのです。
上の子の赤ちゃん返りなど困りごとが増えた
今まで両親の愛情を一身に受けてきた自分の世界に、突然現れた赤ちゃん。
そんな赤ちゃんに大好きなパパやママが取られてしまった!と、赤ちゃん返りをしてしまう子供は少なくありません。
- 今までできていたことが出来なくなる
- 過剰に甘えたがるようになる
- 下の子に意地悪をしてしまう
ただでさえ下の子の育児に手がかかる中、上の子の赤ちゃん返りが重なることで、ついイライラしてしまったり、可愛く思えなくなってしまうのです。
上の子は何でもできて当たり前と感じてしまう
小さくてか弱い存在の赤ちゃんとの対比で、上の子が実年齢より大きく感じることがあります。
「これくらいはできるでしょ」
「〇歳だから1人でやれるはず」
無意識のうちに上の子に根拠のない期待をしてしまい、その期待が叶わないと余計にカッと怒りがわいてしまうことも。
「どうして出来るのにやらないの?」とイライラしてしまい、可愛く思えなくなってしまいます。
精神的・体力的に余裕がない
下の子が生まれると、上の子のお世話や家事に加えて、細切れな睡眠、3時間おきの授乳、寝かしつけ…とやることが一気に増えますよね。
生活リズムもまだ定まらない中、精神的にも体力的にも余裕がなくなってしまうのも原因の一つ。
そんな時に上の子に何度も呼ばれると、つい「待ってって言ってるでしょ!」と大きい声が出てしまったり…。
家事も育児もちゃんとやらなきゃと、1人で抱えこんでしまう真面目な方ほど要注意。
ママ自身に余裕がなくなってしまうことで、イライラが悪化するケースも多いのです。
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実際に効果があった乗り越え方
上の子可愛くない症候群の乗り越え方や解決方法はいくつかありますが、実際に筆者が試してみて効果があったと感じた方法をご紹介します。
原因も複合的ですので、解消する手段も複合的です。
ひとつ試してみて効果が感じられなくても、落ち込まずに次の手段に移りましょう!
上の子と2人だけの時間を作る
一番効果があったと感じたのは、上の子と2人だけの時間を作って過ごしたことです。
夫がお休みの日に下の子を預けて、公園へ遊びに行ったりカフェに行ってケーキを食べたり。
意識して2人だけで出かける時間を作りました。
上の子も久しぶりに自分だけを見てもらえたことが嬉しかったのか、終始ニコニコご機嫌。
筆者自身も下の子がいない分、気持ちにゆとりが生まれ、「そうだ、この子はこんなに可愛かったんだ」と改めて思えるように。
下の子と比べることがない分、上の子としっかり向き合うことができる点がポイントです。
「この子もまだ生まれて〇年だもんね、まだまだ甘えたいよね」
と胸がギュッと締め付けられる思いで、改めて子供に対する態度を見直すきっかけになりました。
上の子が赤ちゃんだった時の写真や動画を見返す
子供の昔の写真を見るのはもともと好きでしたが、特に上の子に対してイライラしてしまった時には、赤ちゃんの時の写真を見返すようにしていました。
「あの頃はこんなに小さかったんだな」と懐かしく思ったり、「寝顔は今と一緒だな」と笑ってしまったり。
昔の写真を見返してみると、不思議と愛情がよみがえってきました。
我が子の可愛さを改めて認識することができる上、「ここまで頑張って育ててきたんだ」というママの自己肯定感にもつながりました。
なにより写真や動画を見る行為自体に、心を落ち着かせて穏やかになる効果があるのでおすすめですよ!
下の子がかわいいのは当たり前だと受け入れる
子供への感情に差があれば、誰だって罪悪感を持ってしまいがち。
でも筆者の場合は、「赤ちゃんがかわいく感じるのは当たり前!」と受け入れることで、気持ちが楽になりました。
短い手足にムチムチのほっぺた♪
オムツ替えなどのお世話はあるものの、まだイヤイヤも癇癪もない赤ちゃん♪
可愛く思うのは当然です。
もちろん上の子だって大事に思っている、でも「可愛い」のベクトルが違うんだ!
そうやって自分の気持ちを肯定することで、余計にネガティブな気持ちになるのを避けられたと感じています。
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まとめ
上の子可愛くない症候群の原因と、筆者が実際に試してみて効果的だった乗り越え方をご紹介しました。
家庭の状況、ママや子供の性格によって、原因や乗り越え方は様々です。
ネットでは他にもさまざまな解決策が紹介されていますが、大切なのは自分に合った方法を取り入れること。
そして上の子が可愛くないと感じてしまう自分自身を否定しないことです。
上の子可愛くない症候群は、どのパパママにも起こりえます。
また、そうして悩むこと自体が、「我が子のことを何よりも考えている」という愛情の表れでもあります。
ママも上の子も、みんな少しずつ成長しているんだと受け止めて、ゆったりした気持ちで育児を楽しんでくださいね。
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