キッズ用携帯端末は何歳から?子どもに持たせるメリットとデメリットを解説!

昨今、幼児が器用に大人のスマホを操作する姿はめずらしくありません。

幼くてもすでに自分の携帯電話をもっていることも多いのです。

そこでこの記事では、子どもにキッズ用の携帯端末を持たせる時期や、そのメリット・デメリットについてお伝えします。

※この記事では、キッズ携帯とキッズスマホを総称して「キッズ用携帯端末」と表記します。

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キッズ携帯とキッズスマホ、どう違う?

キッズ用携帯端末_1

キッズ用の携帯端末には、大きく「キッズ携帯」と「キッズスマホ」があります。

始めにそれぞれの仕様や特徴を、簡単におさらいしてみましょう。

基本的な仕様の違い

■キッズ携帯

  • インターネット利用 ×
  • メール機能     〇 ※SMSのみが主流、MMS可能な機種もある
  • 電話機能      〇 ※事前の登録者のみ、登録制限あり

■キッズスマホ

  • インターネット利用 〇 ※使用制限・利用制限あり
  • メール機能     〇
  • 電話機能      〇

キッズ携帯とキッズスマホの最大の違いは、インターネットに接続できるかできないかにあります。

キッズ携帯の特徴

キッズ携帯はインターネット接続がなく、通話とメールの使用が限定的です。

基本的に防犯ブザーが搭載されており、有料オプションとしてGPS連動機能による位置情報の確認や警備会社との連携を付加できます。

そのため、防犯目的や必要なところだけ連絡がとれることを望むのであれば、キッズ携帯がおススメです。

以前は見た目もガラケータイプでしたが、少しずつ進化をとげ、現在ではスマホのようなタッチパネル式のデザインもでています。

機能面でも、カメラ機能やアプリの搭載、登録数の上限拡大、MMS利用が条件によって無料で利用できるタイプなどが登場しています。

キッズスマホの特徴

キッズスマホになると、SNSやインターネットの使用が可能になります。

ただし、子ども向けの制限がかけられるため、利用範囲は限定的。

また2022年1月より、LINEの利用推奨年齢が12歳以上となりました。

それにともない青少年保護を目的とした教育活動や機能アップデートも随時実施しており、新たにLINEの利用推奨年齢を12歳以上に引き上げることで、保護者の皆様がLINEの利用について管理できるようになります。
出典:LINE公式ブログ

このため、12歳以下限定のキッズスマホではLINEが利用できません。

またキッズスマホは、キッズ携帯に比べて利用できる機能が多いため、端末代・利用料金ともにキッズ携帯より高くなります。

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キッズ携帯とキッズスマホ 年齢による利用傾向

キッズ携帯を所持している子の多くは、小学校高学年になると「スマホに変えたい」と思う傾向にあるようです。

次の図は、小学校一年生から高校三年生を対象に、学年ごとに自分の携帯やスマホをもっている割合をだしたものです。

▼自分専用の端末として子どもが所有している携帯電話の種類[学年別]

自分専用の端末として子どもが所有している携帯電話の種類[学年別]

出典:モバイル社会研究所

自分専用の携帯端末を所持している小学生は、4~5年生あたりから伸びています。

6年生になると、キッズ携帯よりスマホを所持する割合が多くなっていますね。

子ども同士の付き合い方の変化や、興味の幅が増えるにつれ、キッズ携帯より利用範囲が広いスマホを選ぶのは仕方ないことかもしれません。

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キッズ携帯・スマホのメリットとは?

キッズ携帯・スマホのメリットとは?

このようなキッズ用携帯端末は、小学校入学と同時に持たせる家庭が増えてきました。

その最大のメリットは、言うまでもなく「安心感」にあります。

しかし実際に持たせるかどうかの判断は、両親が共働きか、子どもの習い事があるかなど、各家庭の事情によるところが大きいでしょう。

ちなみに我が家は、子どもが一人で行動する範囲が広がった小学校三年生から、防犯目的でキッズ携帯を持たせています。

「友だちと○○で遊ぶ」と言って出かけても、無事についたかどうかわかりませんし、成り行きで目的地が変わることもあります。

まして、一人で習い事に行くようになると不安も増します。

しかし、キッズ携帯を使って連絡を入れてもらえるとひと安心!

もちろん遊びに夢中になっているときなど、電話にまったく意識がいかなくなることもあります。

そんなときも、GPSで子どもの居場所を確認できるのは、本当に助かります。

キッズ携帯は、ある種、親にとってもお守りのような存在ではないでしょうか。

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キッズ携帯・スマホのデメリットとは?

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便利なキッズ用携帯端末ですが、デメリットとしては必要な機能が十分に使えないことがある場合、そして利用料金が必要になる点があげられます。

そこで注意したいのが、契約するキャリアの問題です。

キッズ用携帯端末は親の携帯キャリアと関係なく、単独で持たせることも可能ですが、基本的におススメできません。

まず、家族と同じキャリアにしなければ、必要な機能を利用できないケースがあります。

例えば、防犯目的で持たせたはずなのに位置情報を利用できなかったり、通話料金を含めた利用料が高くなる縛りがでてきます。

位置情報が使用できず、家族間でも通話料の心配があるのなら、キャリア違いのキッズ携帯を単独で持たせるメリットはほぼないと言ってよいでしょう。

また格安スマホでも、別途料金を支払えば位置情報の確認やアプリの制限、中にはスマホの利用自体を制限できる機種があります。

ただし使える機能を増やせば、その機能を制限するためのオプションも必要となり、格安のはずが通常の端末より月々の使用料金が高めになる可能性も。

またいくら機能制限していても、機能自体があれば子どもも使用したくなります。

その都度子どもと話し合い、利用できる幅の調整が必要となるでしょう。

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まとめ

自分専用の携帯端末を持つ子どもの年齢も低くなってきました。

共働きなど家庭の形もさまざまなことから、子どもと離れていても連絡がとれて、少しでも安心できるツールが必要なのも当然ですよね。

何かあれば親とすぐ連絡がとれ、もしものときの助けになる機能があるキッズ用携帯端末は、子どもにとってのお守りになります。

そして親も、自分がいない間に子どもの助けになるツールをもたせることで、お守りを得ます。

何歳から持たせるかは、持たせる目的と各家庭の事情によって考えてみてはいかがでしょうか。

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