小さい子どもは思わぬところで事故を起こします。
家庭の中にも危険要素は多く、予想外のトラブルにヒヤッとする場面もたくさん発生します。
この記事では、特に発生しやすい赤ちゃんの事故と、未然に防ぐ対策をご紹介します。
多い事故4タイプとその対策
1.転倒・転落
生後数ヶ月は寝たままの赤ちゃんも、半年近く経つと寝返りが始まり、移動範囲が一気に広がります。
また、つかまり立ちが始まると、まだ頭が重くバランスがうまく取れないため、簡単に転倒して頭を打つことも。
事故対策のスタートは、こんなことに注意してください。
■ハイハイ期の転倒・転落対策
- ベビーベッドの柵を下げたままにしない
- 床やソファーの上で1人にしない
- 一瞬トイレに行く時も安全な場所に移動させておく
■つかまり立ち後の対策
- 床に固いおもちゃなどが落ちていないか見る
- テーブルの角などをクッション材で保護する
2.誤嚥(ごえん)
赤ちゃんがなんでも口に入れ、その存在を認識していくのは、本能として仕方のない行為です。
でも誤嚥は一歩間違えば致命的な事態をもたらします。
そこでこんな予防をしておきましょう。
■誤嚥対策
- 危険なものは高いところで保管する
- おもちゃの電池部分のフタをしっかり閉める
- 液体が入っている瓶類のフタもしっかり閉める
子どものおもちゃには飲み込みやすいサイズのボタン電池がよく使われています。
またつかまり立ちだと思わぬ高さにも手が届いてしまうこともあるため、必ず子どもの目線の高さで安全を確認するようにしましょう。
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3.溺水(できすい)
日本は浴槽にお湯を溜める習慣があるため、海外に比べて家の中でも水の事故が多数発生していると言われています。
数センチの水たまりでも小さな子どもは溺れてしまいます。
■溺水対策
- 使わない時は浴室のカギをかける
- 侵入防止用の柵をとりつける
- 浴槽にお湯を残さない
お風呂上りには脱衣室の床が水で滑りやすくなりますので、こまめに拭いておきましょう。
4.火傷
子どもの皮膚はとても薄く、簡単に火傷してしまい重症になることもあります。
特に注意したいのはキッチン周りです。
電気ポットや炊飯器などが低い位置にあったりすることで、その蒸気でも火傷に繋がります。
■火傷対策
- キッチンに侵入できないよう工夫する
- 熱を発する家電や調理器具を置く高さを考える
アイロンやテーブルの上の湯呑みなども、手が届かない場所に置いてくださいね。
まとめ
小さな子どもは、常に大人の想定外の動きをとりますので、どんなに注意していても、大なり小なり事故は発生してしまうものです。
また実際にトラブルがおきても、自分の痛みや症状をまだうまく伝えられません。
なにかあった場合はすぐにかかりつけ医を受診したり、様子次第では夜中でも医療機関への問い合わせや救急車を呼ぶことが、子どもの命を救うことに繋がります。
ぜひ日頃から地域の救急病院などをチェックして、万が一の場合に備えてくださいね。
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