子供が爪を噛んでいると「もしかして、愛情不足?叱りすぎ?」と、育児に不安を感じてしまうママ・パパもいるのではないでしょうか。
また、衛生面で良くない、爪が変形するなど、良いことはありません。
かと言って、無理にやめさせようとすると、もっと良くない問題行動につながってしまう可能性があるのをご存じですか?
この記事では、子供が爪を噛んでしまう原因と、やめさせるための効果的な方法をご紹介します!
愛情不足?爪を噛む本当の原因とは
昔は「子供の爪噛みは愛情不足の象徴」などと考えられてきました。
しかし、近年の研究で多くの場合、「爪を噛む=愛情不足」というわけではないことがわかっています。
子供が爪を噛む原因は主に次の3つです。
環境の変化によるストレス
子供が爪を噛み始める原因の一つに、大きな環境の変化が考えられます。
ママの妊娠・出産、入園・入学など、子供の生活が大きく変化する時に感じるストレスがきっかけで、爪を噛み始めることがよく見られるようです。
日常的に受けるストレス
日常的に受けるストレスによっても、爪を噛むようになる子供は少なくありません。
しかしこの場合のストレスとは、決して過度なストレスという意味ではありません。
ママに叱られた、みんなの前で発表しなければならないので緊張する、テストで良い点をとれるか不安といった、ごくに日常的に感じうるストレスです。
こんなごく普通のストレスも、子供が爪を噛む原因になります。
単に癖になっている
環境の変化や日常的なストレスが爪を噛み始めるきっかけとなり、その後癖になってしまっていることもあります。
手持ち無沙汰になっている時や、集中しようとしている時に爪を噛む場合は、単に癖になっているだけかもしれません。
このように、爪を噛む原因は愛情不足だけに限らず、ごく日常的に起こる要因がほとんどです。
日常的な要因ですので、簡単に原因を取り除いて爪噛みを解消するのは、実は難しいとも言えるでしょう。
しかし子供をよく観察すると、どんな時に爪を噛んでいるかを知ることができ、効果的な対策を立てやすくなります。
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爪噛みをやめさせるための5つの方法
それでは、ここからは爪噛みをやめさせるための方法を5つご紹介します。
お子さんがどんな時に爪を噛んでいるかを観察して、可能な方法を組み合わせて実践してみてください。
①いつも爪を短くしておく
噛める爪がないように、こまめに子供の爪をチェックして短く切っておきます。
爪が長いことが気になって噛んでしまうこともあるので、いつも短い状態にしてあげることが大切です。
②爪に代わる物を用意する
最も重要な対策は、爪の代わりになる物を用意することです。
これは出来る限り実践してください。
爪を噛むという行動は、ストレスに耐えるための行動です。
そのため、単に爪噛みをやめさせようとすると、ストレスに耐えるために別の行動(鼻をほじる、貧乏ゆすり、チックなど)が現れる可能性があります。
そこで、爪に代わる物を用意して爪噛みをやめさせ、他の問題行動が出るのを防ぎます。
爪の代替品としては次のような物がオススメです。
- スクイーズボール・プッシュポップ…手先でいじらせておくことで、爪噛みをさせないようにします。
- 歯がため…手先でいじるだけでなく物を噛みたいお子さんには、口に入れても安心な赤ちゃん用の歯がためがオススメ。
- ガム…ガムを食べられる年齢であればオススメ。ノンシュガーの物を選んで。
- あやとりの紐…あやとりは爪噛みを忘れられるだけでなく、簡単な脳トレにも。首に巻き付けないよう小さなお子さんには要注意。
- ハンカチ…学校など上記の物を持ち込めない場では、ハンカチやタオルを握るようにさせて。
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スクイーズボールはデザインが豊富。
お子さんの好きなキャラクターの物がオススメです!
▼プッシュポップ バブル
無限に遊んでいられるプッシュポップで、爪噛みを忘れさせましょう。
▼nico(ニコ)シリコン歯固め
歯がためも、赤ちゃんっぽさがあまりないデザインなら小学生でも使いやすい!
③専用マニキュアを使う
爪噛みをやめさせるための専用マニキュアがあるのをご存じですか?
無色透明のマニキュアですが、舐めると苦味を感じます。
上記2点の対策に加え、専用マニキュアをプラスすることで、無意識に爪を噛んでしまうことを予防できます。
おすすめの専用マニキュアは「かむピタ」です。
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④ネイルをする
ファッションマニキュアをしたりネイルシールを貼ったりして、爪をキレイにする方法です。
オシャレさんなお子さんに効果的。
また、「爪がキレイになったらこのネイルシールをしようね」と、モチベーションアップに使うのも良いでしょう。
ただ、無意識に爪を噛んでしまった時にマニキュアが口に入るのは心配。
お子様用や、万が一噛んでしまっても問題ない安全な製品を選びましょう。
⑤爪を噛んではいけない理由を説明
小さなお子さんでも、出来る限り分かりやすい言葉で、「なぜ爪噛みを治さなければならないか」を説明してあげましょう。
- 衛生面で良くないこと。
- 爪が変形してしまうということ。
- 爪がなくなると指先に力が入らず、不器用になってしまう可能性があること。
上記でご紹介した①~④までの対策だけでなく、きちんと説明してあげれば、前向きな気持ちで対策に取り組めるようになります。
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本人の意思を尊重して
爪噛みをやめるかどうかは、最終的に子供本人の意思に任せましょう。
前述しているように、爪噛みはストレスに耐えるための行動です。
それを無理にやめさせようとすれば、別の問題行動となって現れます。
また、癖になってしまっていると、1日に何度も「爪噛んでるよ」と親から注意を受けることがあるでしょう。
そうすると、「爪噛みをやめる」こと自体がストレスになってしまったり、親子関係を阻害する可能性もあります。
やめさせるために精神衛生を害してしまっては意味がありません。
爪噛みをやめた方が良い理由をきちんと説明し、上記のような対策をしてもやめられない場合は、お子さんの心にとって今は爪噛みが必要ということかもしれません。
最終的にお子さんの意思を尊重してあげても良いのではないでしょうか。
まとめ
爪を噛むのはストレスを耐えるための行動とは言え、衛生面などで良くないことではあります。
ご紹介したいくつかの方法を組み合わせて、癖がついてしまう前にやめさせてあげられると良いですね。
しかし、癖となってしまっている場合、やめることがストレスになる可能性も。
お子さんの気持ちを尊重し、少しの爪噛みは大目に見るという大らかな気持ちでいることも必要かもしれません。
あなたとお子さんの健やかな生活を願っています。
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