赤ちゃん育児の悩みの種の一つに、「何歳から一人寝をさせるか?」という問題があります。
日本では伝統的に、「家族が川の字になって寝る」イメージが残っていますが、核家族や夫婦共働き世帯が多くなってきた現代では、当然事情が異なります。
添い寝をするなら誰が、いつまで担当するの?
いずれひとり寝させるなら、ベストな移行方法は?
こんな悩みを抱えているご家庭もおありでしょう。
そこで本記事では、元心理学者であり、1歳からわが子のひとり寝に成功した筆者の体験を元に、オススメのひとり寝デビュー方法をご紹介します。
ひとり寝と添い寝、それぞれのメリット
赤ちゃんのひとり寝と添い寝には、それぞれメリットがあります。
■ひとり寝のメリット
- 親の身体の圧迫による窒息事故の防止
- 自立心の向上
- 親子とも睡眠の質が高くなる etc
■添い寝のメリット
- 親子とも安心感が獲得できる
- 親密な家族関係が味わえる
- 部屋数が1つで済む etc
どちらを選ぶかはママパパ次第ですが、添い寝は子どもが成長すれば、おのずと卒業するものです。
また親子の睡眠の質を保つ意味でも、この記事では早目にひとり寝を進める方法をお伝えします。
ひとり寝デビュー:第1段階は同じ部屋で
ひとり寝と言っても、同じ部屋で寝具を別にする段階と、いわゆるこども部屋を用意する段階があります。
まずは、ママパパと同じ寝室でひとり寝デビューする場合のコツをご説明します。
必ずベビーベッドを使いましょう
赤ちゃんの睡眠のためには、ひとり寝・添い寝の別によらず、まずベビーベッドを用意することをおすすめします。
ベビーベッドのマットレスは、通常のベッドのマットレスと比べて硬くできています。
これは赤ちゃんの体温調整、および正しい寝姿勢を保つためです。
赤ちゃんが大人用の弾力のあるやわらかな布団で寝て、身体が沈んでしまうと、こんなデメリットが生じます。
- 体温調整がうまくできない
- 血流がとどこおる
- 姿勢が悪くなる
- 寝返りをうつようになると転落の可能性がある
特に転落は危険なため、消費者庁からも注意喚起がなされています。
もし寝かしつけの際にママパパと一緒のベッドで眠ったとしても、そのあとは必ずベビーベッドで寝かせるようにしましょう。
こうして早い段階からベビーベッドで眠れるようになれば、もうこども部屋移行も難しくありません。
「床上の布団」を避けたい理由
ここで、日ごろベッドを使っていない方は、「お布団を分ければベビーベッドはいらないのでは?」と思うかもしれません。
しかしその場合、赤ちゃんが床面近くのホコリや汚れた空気が最も溜まるゾーンで、一日の多くを過ごすことになりますので、健康上オススメできません。
また布団上の赤ちゃんのお世話では、どうしても大人が前かがみになり、疲労と腰痛を招きます。
ママ・パパがお布団で寝ていても、赤ちゃんだけはベビーベッドが安心です。
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ひとり寝デビュー:第2段階はこども部屋で
赤ちゃんが1歳前後になって、ベビーベッドでスムーズに眠れるようになり、夜泣きもなくなってきたら、いよいよこども部屋でのひとり寝デビューです。
柵付の子ども用ベッドに移行しましょう
赤ちゃんが子ども部屋でひとりで眠る場合は、ベビーベッドは卒業し、子ども用のベッドに落下防止用の柵をとりつけて使うようにしましょう。
我が家では子ども用ベッドに厚手のプレイマットを敷き、その上にベビーベッドのマットレスを並べて対応しました。
これで睡眠中の姿勢を正し、窒息や落下などの事故も防げました!
ひとり部屋にはベビーカメラがマスト!
赤ちゃんひとりの部屋で最も大切なのが、ベビーカメラの設置です。
夜泣きもせずひとりで眠ることに抵抗がない子どもの場合、様々な事故防止策をとっていても、何が起こるかは予測不可能です。
昨今のベビーカメラは動画データだけでなく、部屋の温度変化や音声(泣き声)まで通知する機能があります。
必ずベビーカメラを設置して、ママパパがいつでも赤ちゃんの異変に気づけるようにしてあげてください。
もちろん、ベビーカメラを設置したからと言って、ひとり寝させたまま外出することも厳禁です。
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まとめ
赤ちゃんのひとり寝は、健康や成長への配慮となるほか、ママパパの睡眠の質の向上や、自分時間の確保にもつながります。
昔からの慣習に引きずられることなく、パートナーと相談し、一緒に考え、子どもの成長に合わせた睡眠方法を選んでみましょう。
家族にとって、最良の睡眠のとり方を見つけることができるかもしれません。
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