我が子が2歳前後になり、言葉を覚えて少しずつ会話ができるようになると、愛おしさは倍増します。
でもそれは同時に、「なぜ?どうして?」と質問責めを始める時期でもあります。
「どうして空は青いの?」
「なんでご飯を食べないといけないの?」
忙しいタイミングでこれを連発されると、ついイライラして突き放したくなりませんか?
そこでこの記事では、「なぜなぜ期」が訪れる理由と乗り切り方をご紹介します。
各家庭それぞれに状況は違いますので、「こんな方法もあるのか」と頭の片隅においていただけると幸いです。
「なぜなぜ期」が訪れるのはなぜ?
子どもが成長し、「アー、ウー」といった喃語(なんご)から始まり、会話ができるようになるのは、だいたい1歳半から2歳半頃。
その後、「魔の2歳児」とも呼ばれる「イヤイヤ期」が訪れ、それが落ち着く3歳過ぎにやってくるのが「なぜなぜ期」です。
心理学の世界ではこの時期を”質問期”と呼び、長いと6歳前後まで続くとされています。
「なぜなぜ期」が訪れる理由を簡単に言うと、3歳頃が人間の脳神経細胞をつなぐ回路が急速に形成され始める時期だから。
子どもが物事に興味を持ち、それについて知りたいと思う探求心が育つ、脳の発達段階においてとても重要な時期なのです。
いわば“脳の急激なバージョンアップ期”!
面倒でもありますが、親としては上手に対応したいところです。
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対処法1「必殺!オウム返し」
子供の「なぜなぜ」は、大人にとって当たり前のことや、逆に答えを出しづらい質問が多いのが特徴です。
それについて「そんなの当たり前じゃん」とか、「自分で考えてよ」と言ってしまうのはNG。
せっかくの子供の意欲が削がれてしまいます。
そこで、答えるのが難しい時には「〇〇ちゃんはどう思う?」と、質問返ししてみましょう。
全部親に答えてもらうよりも、自分自身で答えを探すと想像力が養われます。
親側も一呼吸置くことができるため、イライラが少し和らぐかもしれません。
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対処法2「あとで〇〇にも聞いてみよう作戦」
一つ質問が終わってホッとするのもつかの間、「なぜなぜ」はずっと続きます。
しかも同じ質問が何度も繰り返されますので、大人にとっては結構辛い時間です。
そんな時は
- 「〇〇なら知ってるかも」
- 「あとで〇〇にも聞いてみよう」
と他の大人も巻き込みましょう。
答えを出すのは親でなくてもいいのです。
先生やおじいちゃん、おばあちゃんでもOK。
むしろ親とは別の答えが出てくるので、子供は楽しんでくれるかもしれません。
今触れ合えることの大切さを考えてみる
毎日「なぜ?」「どうして?」と言われ続けると、親もストレスが積もり、「早く大きくなってほしい…」と望んでしまいます。
でも考えてみてください、10年後、我が子はこんなに自分を必要としてくれるでしょうか?
毎日続く「なぜなぜ」も、長くてもあと数年で終わるのです。
煩わしく感じたとしても、「今だけ!」と思えば、とても愛おしいものに変わるかもしれません。
ちょっと対応に困ったときは、10年後の我が子を想像してみるのもオススメです。
まとめ~全部上手に答える必要はない
親も人間、「なぜなぜ」にイライラすることも、面倒と感じることも当たり前です。
たまには「今ちょっと忙しいから、あとで一緒に考えよう」と、後回しにしてもいいのではないでしょうか。
また、わからないことは「わからない」と答えるのも、悪いことではありません。
大事なのは、「なぜなぜ」に向き合っているかどうか。
適当にスルーせず、ご家庭に合った対応方法を見つけて、お子さんの成長をヘルプしてくださいね。
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