人気上昇中の習い事に、子どもの料理教室があるのをご存じですか?
もちろん教室に通わなくても、子どもと一緒に料理楽しむ方は増えています。
この記事では、現役子育て中の看護師がお勧めする、子どもの能力を伸ばす親子クッキングのメリットを、5つの項目でご紹介します。
メリット① 感謝の気持ちと食べ物の大切さを学ぶ
食べることは生きること、親子クッキングで可能な食育では様々なことが学べます。
- 食材や栄養についての知識。
- 食材・食事が食卓に並ぶ過程。
- 命をいただき生きている、生物学的食物連鎖の仕組み。
- 感謝の気持ちや食べ物の大切さ。
もちろん、慣れない子どもとの料理は、完成するまで時間と労力がかかります。
でもその分だけ、子ども達は料理の大変さを身をもって体感し、作ってくれる人の労力を知ります。
感謝の気持ちや食べ物の大切さを、自然に理解できるようになるでしょう。
またその学びが、食事を残さず食べる、苦手な食べ物を一口でも食べてみようとする行動変容に繋がります。
旬の食材を知り、日本の四季を感じる感受性を養うこともできます。
メリット② 自己肯定感がアップする
料理は、洗う・切る・まぜる・こねる・煮る・焼く・揚げるといった、さまざまな工程を経て完成します。
すべての工程ができない幼い子でも、工程を細分化すれば、年齢に適したできることはたくさんあります。
野菜を洗うような簡単な工程を1つ子どもにまかせることで、作り上げた料理を前に達成感と満足感を得ることができます。
そこで大切になるポイントはこの2点。
▼POINT!
- できるだけ簡単な工程を多くまかせて、成功体験をつませる。
- できたことを沢山褒める。
子どもの自信につながり、自己肯定感がアップします。
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メリット③ 五感を効果的に刺激する
五感とは「視覚」「嗅覚」「聴覚」「触覚」「味覚」を言います。
赤ちゃんの脳細胞の数は大人とほぼ同じ。
ニューロンと呼ばれる脳の情報処理を行う神経細胞はあるけれど、それらはまだつながっていません。
神経細胞をつなげる役割を担うのが、シナプスと呼ばれる神経細胞です。
シナプスは生まれたばかりの赤ちゃんにはほとんどありませんが、6歳ごろまでに脳が大人と同じ大きさになるにつれて発達します。
シナプスが増えることで、言葉を覚えたり、複雑な動きができるようになります。
その脳の発達に大切なシナプスは、五感からの刺激で活性化され増えていき、脳の発達を促すとされています。
料理で刺激される五感とは
- 食材の鮮度や彩りを「視覚」を使って判断する。
- 焼き加減を「聴覚」を使って感じる。
- 「嗅覚」を使って匂いが漂ってくることを感じる。
- 食材に触れ、固さ・柔らかさを「触覚」で感じる。
- 食べるときに「味覚」を刺激する。
料理から得られる情報は五感のすべてをフル稼働!
親子クッキングには脳を活性化する好条件が満載です。
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メリット④ 想像力を育み論理的思考力を鍛える
料理の醍醐味は切ったり混ぜたり焼いたりと、工程によって食材が原型をとどめず、様々に変化していくことです。
好きな形に形成することで創造力を育み、楽しみながら取り組むことで好奇心がかきたてられます。
「焼いたら色が変わる!」といった変化に気づけば、「なぜ?どうして?」が膨らみます。
思考の柔軟性が高い子どもたちは、いつしか「こうしてみたらどうだろう?」と、仮説を立て検証していくようになります。
これらが論理的思考の礎となっていくでしょう。
メリット⑤ 忍耐力・集中力・自発性を育む
忍耐力と集中力をアップさせるには、子どもの年齢を考慮して、「頑張ったらできる工程」を任せることが大切です。
コツはすぐできる簡単なものではなく、必ずできるが少し難易度のある工程を提示すること。
頑張ること・挑戦しようとする気持ちが集中力を生み、やり遂げることで忍耐力がアップします。
途中で投げ出してしまわないように、達成しやすい環境を整えてあげるフォローも大切です。
そして、子どもがやりたいと言ったことは極力させてあげましょう。
大人からの指示を待つだけでなく、自ら選択して行動する自発性を養います。
「これはまだムリかも」と心配する親心はわかりますが、可能な範囲でやりたがることに挑戦することで、「やらされて行う」よりも学習効果があがりますよ。
まとめ
親子クッキングの5つのメリット、いかがでしたか?
何よりも重要なのは子どもの意思を尊重してあげること。
一度任せたことは危険な場合以外は制止せず、見守ってあげてください。
料理は危険や心配も伴うので、親の時間に余裕がある時がおすすめです。
親子で楽しい時間を共有することは子どもの安心感につながり、親子の絆がさらに深まるきっかけにもなります。
寒くなるこの季節、おうちで親子クッキングを楽しんでみてはいかがでしょうか。
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