うつ伏せ練習とは、寝返りを覚える前の赤ちゃんをうつ伏せの状態にすることです。
海外では「タミータイム」と呼ばれ、生後間もなくから行われる赤ちゃんの遊びの一つとなっています。
日本でも近年、生後1ヵ月頃を目安に、赤ちゃんの機嫌がいいときに、1日数回うつ伏せ練習をするよう指導されることも増えてきました。
ではうつ伏せ練習には、どのような効果があるのでしょうか?
うつ伏せ練習の効果
生後間もない赤ちゃんのうつ伏せ練習には、たくさんのメリットがあります。
- 筋肉の発達を促す
- 運動能力を高める
- 視野を広げる
- 頭蓋変形を予防する
首がすわっていない赤ちゃんがうつ伏せ姿勢を保つには、首や肩、背中の筋肉をたくさん使います。
はじめは上手に首を上げられませんが、練習を続けることで筋肉が発達するため、しっかり首が上がるようになります。
また、仰向け姿勢で多くの時間を過ごすねんね期の赤ちゃんには、うつ伏せ姿勢の視界は全く別の世界です。
うつ伏せ姿勢で周りの様子を見られるようになると、視野が広がりいい刺激になるでしょう。
さらにうつ伏せ練習は、低月齢の赤ちゃんによく見られる向き癖や斜頸の予防改善にも効果があると言われています。
うつ伏せ姿勢を保とうとすることで、首筋の筋肉がほぐれるため、頭蓋変形を防ぐことが可能なのです。
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うつ伏せ練習の2つの注意点
赤ちゃんの成長や発達にメリットが多いうつ伏せ練習ですが、注意しないとSIDS(乳幼児突然死症候群)のリスクもあります。
まず注意が必要なのは、うつ伏せ練習を行う場所。
低月齢の赤ちゃんは、長時間うつ伏せの状態を保つことはできません。
疲れて頭をおろしたところに、柔らかいクッションやブランケットなどがあると、うつ伏せのまま窒息する可能性があります。
うつ伏せ練習をする際は、近くに柔らかいクッションなどを置かず、必ずプレイマットや赤ちゃん用の硬いマットレスの上で行いましょう。
また、少しの間だからと赤ちゃんがうつ伏せになっている状態で、赤ちゃんのそばを離れることも非常に危険です。
必ず赤ちゃんのそばから離れず、いつでも仰向けに戻してあげられるようにしてください。
うつ伏せによる窒息は、まれに1歳を超えた幼児にも起こります。
特に低月齢の赤ちゃんは注意しましょう。
まとめ
ねんね期の赤ちゃんとの遊びの一つとしておすすめの、うつ伏せ練習についてご紹介しました。
うつ伏せ練習は、赤ちゃんの筋肉の発達に非常にいいと言われています。
赤ちゃんのご機嫌がいいときにうつ伏せ練習をして、心地よい刺激を与えてあげましょう。
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