絵本の世界から飛び出した!ヨシタケシンスケ展かもしれないの魅力

絵本作家でイラストレーターのヨシタケシンスケさん

2022年4月9日~7月3日の東京世田谷文学館を皮切りに、初めての大規模個展が開催されています。

ヨシタケさんの頭の中を覗いているような数々の展示。

豊かな発想で子供から大人まで楽しませてくれます。

体験型の展示も数多くあり、普段あまり美術館に行かないご家族連れにもおすすめです。

この記事では、『ヨシタケシンスケ展かもしれない』の魅力をお伝えします。

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ヨシタケシンスケさんってどんな人?

ヨシタケシンスケさんってどんな人?

ヨシタケシンスケさんは、1973年神奈川県生まれ、姉1人、妹2人にはさまれた長男。

幼い頃、母親がたくさんの絵本を与えてくれ、よく読んでいたそうです。

筑波大学の学生時代は、立体作品を多数制作。

会社員を経て、広告美術の仕事をしながら、夜はイラストレーターとして活動しました。

そして40歳のとき、『りんごかもしれないで絵本作家デビュー。

2019年にはニューヨークタイムズ最優秀絵本賞を受賞しています。

プライベートでは2人の男の子のお父さんです。

 

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『ヨシタケシンスケ展かもしれない』に行ってみた

『ヨシタケシンスケ展かもしれない』に行ってみた

VIA:『ヨシタケシンスケ展かもしれない』東京会場より(撮影:黒澤義教)

2022年7月15日~8月28日まで、市立伊丹ミュージアムで開催されている同展へ行ってきました。

事前予約制で指定された時間に入館するシステム。

ちょうど、夏休みシーズンという事もあり館内は親子連れでほどよく賑わっていました。

膨大な量のスケッチの展示

館内でひときわ目をひくのは、膨大な量のスケッチの複製。

その数、なんと約2000枚!

ヨシタケさんご愛用の6穴サイズのミニ手帳に書き溜めた言葉や絵が、壁一面に展示されています。

ヨシタケさんの頭の中をのぞかせてもらっているようです。

豊かな発想の原点は、このスケッチから生まれるんだなと感じました。

絵本から飛び出した!アイデアいっぱいの体験型展示

ヨシタケさんご自身がたくさんのアイデアを提案して実現した体験型展示。

絵本『このあとどうしちゃおう』に登場する天国と地獄のイメージから、ふわふわした道ととげとげした椅子の感触を味わえる展示物があります。

実際に子供たちも歩いたり座ったりしてキャッキャッと楽しんでいました。

また、大人の口にリンゴのスポンジボールを投げ入れるゲームは、絵本『りんごかもしれない』をモチーフにしています。

ボールを入れると大人の表情とコメントが変わるので、大人も子どもも思わず夢中になって投げていました。

会場には他にもたくさんのしかけがあり、観るだけではなく体を動かして楽しめる場所でした。

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グッズもかわいいかもしれない

展覧会を観終わった後は、ミュージアムショップでお買い物。

思わず手に取ってしまうかわいいオリジナルグッズがいっぱいです。

展覧会に足を運んだ人が、見終わった後にも楽しめるようにという、ヨシタケさんやスタッフの皆さんの思いも感じました。

 

 

今後の巡回予定

今回は市立伊丹ミュージアムの開催でしたが、今後の巡回も予定されています。

現在決まっているのはこの2会場。

  • 2022年9月23日~11月20日 ひろしま美術館(広島会場)
  • 2022年12月10日~2023年1月15日 松坂屋美術館(愛知会場)

公式HPも順次更新されています。

最新情報をお確かめの上、あなたのお近くの街で開催されたら、ぜひお子さんと一緒に足を運んでみて下さい。

幼児から大人まで思わずクスっと笑えるしかけに、時を忘れて楽しめますよ。

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