「今日のごはんは何にしよう?」
毎日続くこの悩み。
家族の健康を考えながら献立がかぶらないように、来る日も来る日も工夫をするのは一苦労ですよね。
他人のSNSにアップされた華やかな食卓の様子を見てしまうと、「自分も同じように品数が多くて華やかな料理を作ってあげないと」という気持ちも沸き上がってきてしまいます。
でも、日々の食事に必要なのは華やかさでしょうか?
この記事では、毎日無理なく続けられる献立の考え方を、『一汁一菜』をキーワードにご紹介します。
一汁一菜とは?
『一汁一菜』とは、元々は鎌倉時代の質素倹約のための食事形式。
最近では料理研究家の土井善晴さんが、2016年に「一汁一菜でよいという提案」を出版し、話題になりました。
料理研究家の土井善晴さんが話す「一汁一菜」とは、毎食の献立は「ご飯と味噌汁さえあればよい」という考え方だ。一汁一菜とは「汁飯香」。「香」とは漬物を指すが、いわく「ご飯を食べるための塩気であり、必ずしもなくていい。ご飯におかずの一品は、味噌汁を具沢山にすれば、味噌汁がおかずの一品を兼ねるので、それでOK。何か塩気が欲しいと思えば、ご飯に味噌をのせて食べればいい」。
この言葉を聞いただけで、心がスッと楽になるような気がしませんか?
毎日続く食事だからこそ、シンプルに気負わず作れるものがベストなんですよね。
栄養もしっかり取れる一汁一菜のポイント
一汁一菜を実践するには、まず「一汁」が具だくさんの味噌汁になるように意識してみましょう。
具が多いことで満足感もアップしますし、野菜もたくさん食べられます。
次に、魚介や肉、卵、大豆製品などのタンパク質を取り入れることで、1回の食事のバランスを整えることができます。
一汁一菜の「一菜」はメインのおかずになりますが、「ごはんのおとも」として考えてもいいかもしれません。
野菜、芋、海藻など、ごはんがすすむような常備菜を作っておくのも便利ですよ。
成長期のお子さんには、「汁」と「菜」にバランスよくタンパク質やミネラル、ビタミンを取り入れて、量が足らないようなら一品足してあげましょう。
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一汁一菜の楽しみ方
VIA:Amazon
結論から言うと、食事や料理の楽しみ方は人それぞれ。
味噌汁についても、だしや味噌、食材の組み合わせで、毎日どんなものができあがるか工夫するのも楽しみのひとつです。
野菜なら旬のものを使うことで季節の移り変わりを感じることができますし、栄養価も高く値段は安く、一石二鳥にも三鳥にもなります。
味噌も、地域によってさまざまな種類があります。
だしにもかつお節や昆布、煮干しなど色んな種類があり、スーパーに行けば煮干し一つとってもいろいろです。
だしを取るのがおっくうであれば、顆粒だしやだしパックを使えばいいのです。
どれを我が家の味にしたいか、いろいろ試してみるのも楽しいですよ!
まとめ
一汁一菜は手抜きではありません。
シンプルだからこそ食材の味や組み合わせを楽しむことができるんです。
自分や家族のために料理をすることは、生活の基盤であり、心のよりどころにもなります。
食べる人の顔を思い浮かべながら、今日の一汁一菜を用意してみてはいかがでしょうか?
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