外遊びで気をつけたい身近にある毒草9種と中毒の症状

外遊びで気を付けよう!身近にある毒草

自然に触れることで健康を保つ考えが広まり、家庭菜園や観葉植物など植物を育てる方が増えています。

ただ、「自然のものだから安全」とは限りません。

植物の中には私たちの体に良くない影響を及ぼすものもあります。

この記事ではお子様やペットが「誤って口にしない」ために知ってほしい、身近で危険な植物についてお伝えします。

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植物に色々な成分があるのはどうして?

外遊びで気を付けよう!身近にある毒草

植物は土にしっかりと根を張って生きています。

そのため私たち人間のように、危険が迫っても逃げることができません。

そこで植物は、動物や虫、天候(紫外線、乾燥)といった外敵や危険から身を守るために、様々な化学成分を身につけています。

例えば、その香りは私たちに癒しを与えてくれますし、美容と健康に良いものもありますよね。

逆もまたしかり、人体に害を及ぼす成分も当然存在します。

植物に含まれる化学成分は、自然の摂理として生まれるものですので、その数多い作用を覚えておく必要があります。

 

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毒を含む植物のリスト

外遊びで気を付けよう!身近にある毒草

植物が身を守るために必要な成分の中には、誤って口にすると危険なものが存在します。

ここからは公園で栽培されていたり自生しているものなど、身近な植物で気を付けていただきたい毒草をご紹介します。

トリカブト

外遊びで気を付けよう!身近にある毒草

三大有毒植物のひとつ。国内に自生していて、ニリンソウ、ヨモギなどと間違われることも。

嘔吐、下痢、呼吸不全を招き、死に至るケースもあります。

スイセン

外遊びで気を付けよう!身近にある毒草

全草に毒があり、食後30分位で嘔吐、下痢、頭痛などがあります。

ニラノビルなどと間違われ、毎年ニュースになっています。

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アジサイ

外遊びで気を付けよう!身近にある毒草

公園や庭園でよく見かけるあじさいですが、葉に有毒成分があります。

平成20年には飲食店で、飾り用に出されたあじさいの葉を誤食したケースもあります。

誤って口にすると、嘔吐、下痢、顔面紅潮などが起きるようです。

キョウチクトウ

外遊びで気を付けよう!身近にある毒草

夏にはきれいな花が咲くため街路樹として使われ、公園などで見かける機会もあるでしょう。

しかし全草に毒が含まれ、死に至る場合もあります。

燃やした際の煙も有毒ですので、バーベキューなどで使わないように気を付けましょう。

ジキタリス

外遊びで気を付けよう!身近にある毒草

全草に毒があり、食べると嘔吐、頭痛などを招きます。

また、ハーブのコンフリーと間違われる場合があります。

コンフリー自体もピロリジジンアルカロイド(多量に摂ると肝障害を引き起こす)が含まれ、厚生労働省が平成16年に摂食しないよう注意喚起しています。

イヌサフラン

外遊びで気を付けよう!身近にある毒草

花はサフランに似ていますし、葉は行者ニンニクと間違われる場合もあります。

平成24年〜令和3年の間に死者が11名出ていることから、特に気を付けたい毒草です。

ドクウツギ

外遊びで気を付けよう!身近にある毒草

国内に自生する日本三大有毒植物のひとつ。

食べるとめまい、頭痛が起き、死に至る場合もあります。

赤い実は美味しそうに見えるので、お子様が誤食しないように気を付けましょう。

スズラン

外遊びで気を付けよう!身近にある毒草

全草に毒があり、葉は行者ニンニクと間違われる場合があります。

スズランを活けた花瓶の水にも毒性があり、多量摂取で死に至る場合も。

お子様やペットが誤飲しないよう、花瓶は置き場所に気を付けてください。

ドクゼリ

外遊びで気を付けよう!身近にある毒草

国内の湿地や水辺に自生する日本三大有毒植物のひとつ。

根がワサビに似ていて、山菜採りの時期に間違われる場合があります。

食べると30分以内に嘔吐、下痢、めまいなどが起きます。

 

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有毒植物を楽しく知る2冊

ご紹介した以外にも、気を付けたい有毒植物はたくさんあります。

野山を散策するのが好きな方は、あらかじめ書籍などで知識を蓄えておくと安心、かつ面白く学習できるかもしれません。

読みやすい新書を2冊ご紹介しますので、参考になさってください。

「植物はなぜ毒があるのか」

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  • 著:田中修、丹治邦和
  • 出版:幻冬舎

生存戦略として有毒な化学物質を生み出す仕組みが、わかりやすく解説されています。

古来から植物の毒を薬として役立ててきた、人間の知恵も知ることができます。

「身近にある毒植物たち」

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VIA:Amazon

  • 著:森昭彦
  • 出版:SBクリエイティブ

毒性植物の基本情報だけでなく、「自然のものは体にいい」という単純な考え方へ警鐘を鳴らしている点も面白い1冊です。

見慣れた旬の野菜にだって毒はある、しっかり覚えておきたいですね。

 

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まとめ

毒草の中には医薬品として使われているものもありますが、直接口にすると命に関わる場合があります。

  • 食べても大丈夫なのか不明な場合は口にしない
  • ガーデニングの際は手袋をし、素手で触らない

これらを普段から心掛けていれば、思わぬ事故を防ぐことができるでしょう。

外遊びのや山菜取りの際には、ぜひお子様にも声掛けして、なんでも口にしないよう気を付けて下さいね。

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