子どもの急な発熱&咳症状…「ついに新型コロナウイルス感染か⁈」と検査を受けても、結果は陰性。
それでも痰がらみの咳が続いたりすると、検査方法やタイミングに問題があったかな?と不安になりますよね。
そんな症状の場合は、「ヒトメタニューモウイルス」の疑いがあります。
この記事では、聞きなれないけど大人も感染の可能性がある、「ヒトメタニューモウイルス」情報をお届けします!
ヒトメタニューモウイルスってどんな症状?
ヒトメタニューモウィルスは、呼吸器系に影響を及ぼし、3歳頃までの幼児期がかかりやすいウイルスの一種です。
主な症状は以下の通りです。
▼ヒトメタニューモウィルス感染の症状
- 咳=痰絡み・喘息のようなぜゼーゼー音/1週間程度
- 発熱=4~5日程度
- 鼻水=1週間程度
一般的な風邪症状とほぼ同じで、特にRSウィルスに類似していると言われています。
大人が感染しても軽症ですみますが、幼い子供の場合は肺炎などの重症に繋がる恐れもあります。
感染拡大防止のためにも、病院で鼻の粘膜を綿棒などで擦り、診断を仰ぎましょう。
※診断要否は肺炎が疑われるなどの重症時、医師の判断によります。
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対処法と特効薬は?
特効薬はなく、対処療法が中心となります。
咳や鼻水などの症状を和らげる薬や、解熱剤を処方されることがあります。
あとはできるだけ水分を摂り、体温を調節しながらゆっくり休むことが回復の近道です。
なお、ヒトメタニューモウィルス以外の細菌に同時感染するケースもあります。
その際は抗菌剤なども処方されますので、医師や薬剤師に正しい服用方法を確認してください。
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感染経路・消毒方法は?
感染経路は飛沫・接触感染のため、集団感染しやすいウイルスです。
大人は重症化しにくいとはいえ、感染を広げないためにも家庭内感染の予防対策は必要です。
有効な感染予防対策はこちら。
- こまめで丁寧な手洗い
- マスクの着用
- タオルや食器などの共有を避ける
消毒には、アルコール(主に手指用)、0.02%の次亜塩素酸ナトリウム溶液(ドアノブなどに使用)が有効。
0.02%次亜塩素酸ナトリウム溶液は、500mlの水+ペットボトルの蓋1/2杯分の塩素系漂白剤(ハイター・ブリーチなど)で作れます。
幼稚園や保育園の登園は?
インフルエンザのように、明確な出席停止期間は定められていないため、各施設の登園基準に従いましょう。
発熱が4〜5日続くことが多いので、解熱後、全身の状態が良くなるまで様子を見てあげてください。
無理して登園すると感染を広げたり、回復が遅くなる恐れがあるので注意しましょう。
まとめ
ヒトメタニューモウイルスは一般的な風邪症状と似ていますが、呼吸器系の症状が特徴的です。
「いつもと呼吸の様子が違う」と感じたら、早めの受診をおすすめします。
症状が落ち着くまで見守るのも辛いですが、子どもは様々なウイルスに打ち勝ちながら強くなっていくもの。
いったん感染したら、家庭内感染の予防対策を行いながら回復を待ちましょう。
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