原因ウィルスは数種類!【嘔吐・下痢】ウイルス性胃腸炎の症状と対処法

原因ウィルスは数種類【嘔吐・下痢】ウイルス性胃腸炎の症状と対処法

ウイルスがもたらす病気は多々ありますが、寒くなると増加傾向になるのがウイルス性胃腸炎

症状は突然の吐き気・嘔吐から始まり、下痢や発熱を伴う場合もあります。

原因となるウイルスでよく耳にするのはノロウイルスですが、実は他にも原因となるウイルスがあります。

この記事では、ウイルス性胃腸炎を引き起こすウイルスの特徴と対処方法をご紹介します。

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ノロウイルスとロタウイルスに要注意

ノロウイルスとロタウイルスに要注意

ウイルス性胃腸炎の原因となるウィルスは複数あり、代表的なものがノロウイルスロタウイルスです。

それぞれどんな特徴があるのでしょうか?

ノロウイルスの特徴

ノロウイルスは感染力が強く、急な吐き気や嘔吐が主な症状です

皆さんにも、ノロウイルス=牡蠣というイメージがおありでしょう。

これは加熱が不十分で、貝に付着したウイルスが生きたまま口に入ることで発症する仕組みです。

貝を食べなくても飛沫などにより人から人へ感染するため、保育園や学校など集団生活で流行しやすい傾向です。

潜伏期間は1−2日、症状も1−2日で治ることが多いですが、かかったら家庭内隔離は必須。

下痢症状も強いため、脱水にならないよう注意しましょう。

ロタウイルスの特徴

大人も含めてウイルス性胃腸炎にかかりやすいのはノロウイルスですが、5歳未満が感染する確率が高いのはロタウイルスです。

そのため予防接種が推奨されており、2022年10月1日からは無料で受けられるようになりました。

症状はノロウイルスとほぼ同じですが、便が白っぽくなることがあります。

乳幼児で下痢の症状がある場合は、受診の際に便が付いたおむつを持参すると、検査がスムーズに運ぶ場合があります。

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感染した場合の対処法

感染した場合の対処法

ウイルス性胃腸炎は感染力が強いため、気をつけていても感染を防ぐのは困難です。

では感染したらどのような対処が有効でしょうか?

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症状への対応方法

ウイルス性胃腸炎には特効薬はなく、吐き気止めや整腸剤といった対処療法が中心です。

吐き気止めで症状が和らいだタイミングで、一口ずつゆっくり水分補給します。

月齢にあったイオン飲料だと、より効率よく水分を吸収できます。

欲しがるからと一気に飲ませると、胃に負担がかかりよくありません。

飲ませてもすぐ吐いてしまうなど、水分補給ができない場合は医師に相談しましょう。

嘔吐物への対応方法

飛沫や嘔吐したものから感染するため、看病の際はマスクや使い捨ての手袋などを装着して、嘔吐物を処理しましょう。

なお、サルモネラなどの細菌性と違い、ウイルス性胃腸炎の原因となるウイルスにはアルコールが効きません

塩素系のキッチンハイターを薄めた消毒液が有効ですが、専用の消毒液も市販されています。

感染のピークはノロウイルスが11月〜2月ごろ、ロタウイルスは3月〜5月ごろと異なるため、家庭で常備しておくと便利です。

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まとめ

感染力が強く、保育園や小学校などの集団生活はもちろん、外出先などでも感染の可能性があるウイルス性胃腸炎。

感染を避けることは難しいですが、嘔吐物を正しく処理して二次感染に注意しましょう。

ロタウイルスは予防接種もあり重症化を防げます。

快適に過ごせる室温で、脱水症状にならないよう気をつけてください。

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