知らないとキケンな「隠れ脱水」夏本番にチェックすべき3つの対策

暑い時期は、子どもたちが熱中症にならないように、ママたちは常に気を使っていますよね。

しかし、子育てや仕事で忙しくしていると、つい自分のことを後回しにしがちです。

気づいたら、半日何も飲んでいなかった……なんていうこともあるかもしれません。

そんなときに注意したいのが「隠れ脱水」です。

今回は、脱水症や隠れ脱水で見られる症状や、予防方法についてご紹介します。

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そもそも脱水症とは?

脱水症とは、からだの水分量が足りていない状態のことです。

軽い倦怠感、尿量減少、食欲不振などから始まり、脱水が重度になるにつれて、悪心嘔吐や意識障害などがあらわれるようになるため注意が必要となります。

通常のからだの水分バランスでは「からだから出ていく水分」と「からだに取り入れる水分」が、ほぼ同じです。

しかし、たくさん汗をかく暑い時期や運動後などは、からだから出ていく水分量が多くなります。

ここで水分摂取を怠ると、からだから出ていった水分が補給されません。

結果として、からだの水分量が減ってしまい、脱水症を引き起こすのです。

隠れ脱水になりやすいケース

脱水の一歩手前の「隠れ脱水」は、自覚症状がないままからだの水分量が減っている状態です。

放置すると脱水や熱中症につながるため、注意しましょう。

とくに子どもは、遊びに夢中になっていると、水分補給を忘れがちで、隠れ脱水になりやすい傾向があります。

暑い日はとくに、こまめに声掛けをして水分補給をさせる必要があります。

また、ママやパパは「子どものおむつを替えてから」「子どもが寝てから」と、つい自分の水分補給を後回しにしてしまいますよね。

子どもの面倒を見なきゃと気を張っていると、自分の不調に気づきにくいため、隠れ脱水になってしまう可能性があります。

隠れ脱水の予防方法

隠れ脱水を防ぐためにおすすめの対策を、3つご紹介します。

1.適切な水分補給方法を知る

1日あたりに必要な水分量(食事と飲み物を合わせた水分量)は、1歳未満で150ml/kg、1~6歳で100ml/kg、6~15歳で80ml/kg、それ以上の年齢では50ml/kgとされています。(※1)

体調や体重などによって必要な水分量は変化しますが、これを目安に水分摂取をしましょう。

一度に大量の水を飲むのではなく、こまめに少量ずつ摂ることが大切です。

子どもが遊びに夢中になっているときには、適宜声をかけて水分補給させる必要があるでしょう。

ママやパパも、同じタイミングで一緒に水分補給するのがおすすめです。

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2.食事は3食しっかり食べる

食事からも水分を摂取することができます。

暑くて食欲のないときには、きゅうり、トマト、スイカなど、さっぱりしていて水分を多く含む食べ物を選びましょう。

また、食事を摂らないと、からだに水分を保持するために必要なミネラルも不足してしまいます。

脱水・隠れ脱水を防ぐためにも、なるべく3食しっかり食べましょう。

3.マスク着用に注意する

マスク着用時には、熱がこもって熱中症を引き起こさないよう注意が必要です

暑くて汗が吹き出るようなときには、一度マスクを外して水分補給をし、涼むなどの対処をしましょう。

ときには、無理してマスクをしない選択も大切です。

また、マスクに吹きかけるメンソールスプレーなども活用してみてください。

スーッとする感覚があり、体感温度を下げる効果が期待できます。

脱水予防には漢方もおすすめ

脱水予防のために、漢方薬を飲むという方法もあります。

脱水は、発汗過多以外にも、「体内の水分バランスが崩れること」や「水分を吸収し調整する胃腸の機能が低下してしまうこと」が原因と考えられています。

そのため、脱水対策には、「胃腸の機能を回復し、水分の吸収をよくする」「からだの水分循環を改善し、体中に水分を届ける」などの働きのある漢方薬を選びましょう。

漢方薬は根本からの改善を得意としているので、脱水になりにくいだけでなく、疲労やストレスに負けないからだ作りにもアプローチすることができます。

脱水予防におすすめの漢方薬

  • 清暑益気湯(せいしょえっきとう)

のどの渇きや食欲不振、倦怠感などでお悩みの人に。

暑さで弱った胃腸を元気にしたり、からだの熱を冷ましたり、水分代謝を改善したりします。

夏バテや熱中症の代表的な漢方薬です。

  • 五苓散(ごれいさん)

水分代謝を促し、全身の水分バランスを整える漢方薬です。

吐き気やめまい、頭痛などに幅広く用いられます。

小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。

また1歳未満の乳児には、医師の診療を受けさせることを優先し、やむを得ない場合にのみ服用させてください。

また生後3ヶ月未満の子どもには服用させないでください。

漢方薬を選ぶときの注意点

漢方薬は、自分の体質に合ったものを選ぶようにしましょう。

体質に合っていないと、効果が感じられなかったり副作用が生じたりすることもあります。

初めて漢方薬を飲むときは、専門家に相談するのがベストです。

最近では、オンラインで漢方薬の相談ができる「あんしん漢方」のようなサービスも話題です。

漢方に精通した薬剤師がAIを活用し、ひとり一人にぴったりの漢方薬を選んで自宅に郵送してくれます。

まとめ

暑い時期には、隠れ脱水に気をつけましょう。

子どもや忙しいママたちはとくに注意が必要です。

水分補給や食事に気をつけ、必要に応じて漢方薬を活用してください。

健康で楽しい夏を過ごすために、今日から実践しましょう。

公式|あんしん漢方

参考サイト(※1)コープ共済 今月のテーマ『子どもに必要な水分量とは?』

<この記事を書いた人>

あんしん漢方薬剤師
藤田 佑莉(ふじた ゆうり)

北里大学卒業後、産婦人科門前の調剤薬局で働く中で、女性特有の不調に悩んでいる方が多いと実感。漢方薬による根本治療の大切さを広めたいと考え、精度の高い漢方をお手頃価格で提供する「あんしん漢方」で薬剤師としてサポートを行う。

公式|あんしん漢方(オンラインAI漢方)

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