「以前に比べて胸が垂れた気がする……」そう感じる人もいるのではないでしょうか。
胸が垂れるのには、加齢以外にも妊娠・出産などさまざまな原因が潜んでいます。
今回は、垂れた胸を少しでも戻すための方法や、胸をきれいに見せるための筋トレをご紹介します!
胸が垂れる原因は?
バストは、主に脂肪やじん帯、乳腺葉、乳管で構成されていて、そのなかでもバストの形を保つのに重要な役割を担っているのが「クーパーじん帯」です。
クーパーじん帯はコラーゲンで構成されていてあまり丈夫ではないため、切れたり伸びたりしやすく、これはバストが垂れる原因になります。(※1)
1.胸の揺れ
運動などによって胸が揺れるのは、クーパーじん帯が伸びる原因になります。(※2)
運動をする際は、胸をしっかりホールドしてくれるスポーツ専用のブラジャーを着用しましょう。
2.妊娠や出産、授乳の影響
サイズの合った下着を着用していないと、胸の形を支えるためのクーパーじん帯に負担がかかります。
とくに妊娠後はバストサイズが上がるため、サイズ選びには注意が必要です。
また、授乳時に強すぎる力をかけてしまったり、妊娠期間中に横向きに寝たりすることでもクーパーじん帯に負担がかかります。
ナイトブラを着用するなど、少しでも胸に負担がかからないように意識することが大切です。(※3)
理想的な胸の形って?
そもそも、美乳を目指すとは「大きい胸になる」ことではありません。
もちろん大きい胸も魅力的ではありますが、サイズに関わらず、よい姿勢を保ちながらきれいな形の胸をキープするのがポイントです。
「丸みを帯びてふっくらとしている」「ハリがあってバストが上向きになっている」このような胸を目指しましょう。
美乳トレーニングのやり方
美乳を目指すには、土台となる「大胸筋」を鍛えることがポイントです。
1.花輪のポーズ
- 両足を腰幅よりやや広めに開いて立つ。つま先は斜め外を向ける。
- 上半身を前に倒して、両手を足の前につく。ひざは曲がってもOK。
- ゆっくりひざを曲げながら腰を下ろす。
- 背筋を伸ばして両手を胸の前で合わせる。
ひじで脚を外側へ押しながら股関節を開きます。
肩に力が入らないように首を長く保ちましょう。
ポーズをキープしたままゆっくりとした呼吸を3〜5回ほど繰り返します。
2.ひざをついた腕立て
- 四つん這いになる。
- 手首は肩の下に置き、脚は腰幅程度に開く。
- 頭からひざまで一直線になるようにひざの位置を調整する。
- 足の甲を床から浮かせて腕立てをする。
- 腰が反らないように注意する。
ひじを曲げたときに、二の腕が床と平行になるまで上体を下げるのが理想です。
難しい場合は、足の甲を床につけたまま、腕立てをしてもOKです。
まずは10回を目標にチャレンジしてみましょう。
垂れた胸を戻すには漢方薬も役立つ
バストケアには、トレーニングによる外側からのアプローチに加えて、漢方薬などを使用した内側からのケアもおすすめです。
漢方薬は自然由来の生薬でできているので、一般的に副作用も少ないといわれています。
決められた量を飲むだけなので、忙しくても続けやすいのが嬉しいポイントですよ。
健やかで美しいバストを保つには、下記のような働きのある漢方薬を選びましょう。
- 血流をよくして乳房に必要な栄養を届ける
- 女性ホルモンのバランスを整える
<バストのお悩みにおすすめの漢方薬>
- 加味逍遙散(かみしょうようさん)
疲れやすく肩がこり、イライラしがちな人におすすめです。
「気(エネルギー)」の流れを整えて、からだにこもった熱を冷ますことで、女性ホルモンの乱れに働きかけます。
また、イライラや気分の落ち込みなどの精神不安の症状やのぼせなどにも用いられます。(※4)
- 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
下腹部痛、肩こり、冷えのぼせのある人におすすめです。
滞った血(栄養)を取り去ることで、女性ホルモンの乱れに伴ってあらわれる月経痛などの不調にも用いられます。(※5)
漢方薬は副作用も少ないといわれていますが、初めての場合は何を選べばいいか悩むでしょう。
そんな人におすすめなのが、漢方相談サービスです。
「あんしん漢方」には、AI(人工知能)を活用した「オンライン個別相談」があり、そこでは漢方に詳しい薬剤師にスマホで気軽に相談ができます。
ご自身に合った漢方を選べて、お手頃価格で自宅まで郵送してくれますよ。
まとめ
育児や家事、仕事など、日々やることは山積みです。
しかし、今、そして未来の自分がきれいでいられるように、1日数分をバストケアにあててみてください。
ただし継続することが大切なので、無理のない範囲で行ってくださいね。
公式|あんしん漢方
参考サイト
(※1)東京美容外科「バストの構造とバストアップの秘訣」
(※2)東京美容外科「運動中のバストの揺れは下垂の原因に!スポーツブラはバストメイクに必須」
(※3)城本クリニック「産後に胸が垂れるのを予防する方法や、産後バストアップの方法を詳しく解説」
(※4)くすりの適正使用協議会 くすりのしおり「ツムラ加味逍遙散エキス顆粒(医療用)」
(※5)くすりの適正使用協議会 くすりのしおり「ツムラ桂枝茯苓丸加よく苡仁エキス顆粒(医療用)」
<この記事を書いた人>
ヨガインストラクター・ライター|高橋かなこ
2021年よりRYT200(全米ヨガアライアンス認定)修了インストラクターとしてオンラインを中心に幅広い年齢層へのヨガレッスンを担当。企業での事務経験から、デスクワークで疲れた部位や崩れた姿勢のためのレッスン組み立てを得意とする。
自身のダイエット成功経験から、美しい体を作るためには食の大切さや思考も大切だと痛感。同じように悩む人に向けて精力的にメディアでの情報発信を行う。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でもサポートを行っている。
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