食べ過ぎて気持ち悪くなる前に!年末年始に気をつけたい逆流性食道炎と対策【薬剤師監修】

飲み会や外食の機会が増える年末年始は、どうしても食べ過ぎ、飲み過ぎになりやすい時期ですよね。

毎年、ついつい羽目を外して胃腸の不調を起こしていませんか?

本記事では、年末年始に胃腸の調子を崩さないために意識したい3つのポイントについてご紹介します。

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年末年始は胃腸の不調リスクが上がる!?

年末年始はイベントが多く、外食や飲酒の機会が多くなりますよね。

食べ過ぎの状態が続くと、消化できなかった食べ物が胃に残ってしまうことで胃酸が過剰に分泌されます。

さらに、乱れた食生活で胃腸が疲れると、胃壁を守る粘液の分泌が減ってしまい、胃が傷ついてしまうため、胃痛や胃もたれ、胸やけなどの症状が出やすくなるのです。

また、寝不足や不規則な生活も胃腸への負担が増す原因になります。

胃腸は自律神経によってコントロールされているため、年末年始で生活リズムが狂うと自律神経のバランスが乱れ、胃の働きが悪くなってしまうのです

とくに、冬は室内外の温度差が大きいことから自律神経が乱れやすく、胃腸に症状が出やすくなる時期とされています。

ちょっとした生活の変化にも敏感に反応し、胃の働きが悪くなることがあるのです。

年末年始に注意したい逆流性食道炎

逆流性食道炎とは、胃酸が食道に逆流することで食道の粘膜に炎症が起きる病気です。

胸やけ、おなかの張りなどの症状があらわれ、過去10年間の国内患者数は約2倍になっています。

胃酸が逆流する原因のひとつが下部食道括約部(かぶしょくどうかつやくぶ)の働きの低下です。

下部食道括約部は食道と胃の境目にあり、普段はカメラのシャッターのように閉じていて、胃の内容物の食道への逆流を防いでいます。

下部食道括約部の働きが悪くなる原因は、食事の欧米化、肥満、加齢などですが、食後すぐに横になることや、胃を圧迫するような姿勢が影響することもあります。

また、暴飲暴食や刺激の強い食べ物や飲み物の過剰摂取なども要因です。

とくに、12月からはクリスマスや忘年会、年越しなどで外食や飲酒の機会が増えるせいか、胃腸の病気の症例が多く見られる時期です。

年末年始の胃腸を労わる3つのポイント

食生活が乱れがちな年末年始は、次の3つのポイントを意識して胃腸への負担を軽減しましょう。

1.お酒の飲み方に注意する

お酒をたしなむ方は、以下のポイントを意識して飲み方を工夫してみてくださいね。

<飲む前に少量のおつまみを食べる>
空腹状態での飲酒はアルコールの吸収速度が早まり、胃腸や肝臓への負担が大きくなります。

脂質やタンパク質の豊富なナッツ、牛乳やチーズなどの乳製品は胃壁を保護する働きもあるので、飲み会前におつまみ程度を摂取するといいでしょう。

<水分を積極的に摂取する>
アルコールと同等以上の水分を飲酒中に摂ることが効果的です。

<からだを温める料理で消化を促す>
からだを冷やすビール、ウイスキー、焼酎を飲むと胃腸や肝臓の働きも低下するので、
一緒に鍋やスープなどの温かい物もいただきましょう。

<睡眠を十分にとる>
肝臓は睡眠中に回復するため、飲酒後はなるべく多く睡眠をとるようにしましょう。

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2.ビタミンUの含まれる食材を食べる

ビタミンUは、胃酸の分泌を抑えたり、胃の粘膜を保護したりする効果があります。

キャベツから発見されたことから別名「キャベジン」とも呼ばれ、胃腸薬の成分にもなっています。

ビタミンUは、ブロッコリー、アスパラガス、セロリ、トマトなどに多く含まれているので、年末年始の御馳走に積極的にとり入れましょう。

水に溶けやすく熱に弱いため、サラダやスープなどで煮汁ごと食べるのがおすすめ。

胃腸が強くなると食欲が増し、免疫力が高まるので風邪予防にもなりますよ。

3.生活リズムはできるだけ崩さない

年末年始は旅行に行ったり、イベントなどで外食が増えたり、連休でダラダラしだちだったりと生活リズムも崩れがちです。

生活リズムを整えることは、胃腸の働きをコントロールしている自律神経を整えるためにとても大切です。

自律神経が乱れると胃腸だけでなくからだにさまざまな不調をきたすので、年末年始こそ
できるだけ以下のポイントを意識して過ごしましょう。

<生活リズムを整えるポイント>

  • 朝に太陽を浴びて体内時計をリセットする
  • 朝食を食べて日中の活動源となるエネルギーを補給する
  • 起床、就寝、食事の時間をできるだけ一定にする

胃腸の不調には漢方薬もおすすめ

胃腸の不調には漢方薬を活用するのもおすすめです。

漢方薬には、乱れたからだのバランスを整えて、人が本来持っている機能性を高めることで、心とからだを健康な状態にするという特徴があります。

そのため、不調を根本から改善し、不調の起こりにくい体質を目指せます。

漢方薬で胃腸を整えることで、安心して年末年始のイベントを楽しめますよ。

胃腸のケアには「胃腸の消化機能を回復させる」「血行をよくし、からだを温めて胃の働きを改善する」「自律神経のバランスを整えて、ストレスが原因の胃酸分泌を軽減する」といった働きを持つ漢方薬を選ぶといいでしょう。

胃腸の不調におすすめの漢方薬

  • 安中散(あんちゅうさん)
    胃腸を温め、痛みを抑えるとともに、胃酸の分泌を抑えることで逆流性食道炎をはじめ、胃炎、胃酸過多、胸やけなどに用いられます。
  • 半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)
    炎症を抑えて、胃腸の働きを高めることで、ストレスや食べ過ぎ・飲み過ぎによる胃腸の不調や二日酔いに用いられます。

自然の生薬でできた漢方薬は一般的に副作用が少ないとされていますが、体質との相性によって効果が左右されたり、副作用が生じることもあります。

初めて漢方薬を飲むときは専門家に相談し、体質に合ったものを選ぶことが大切です。

「あんしん漢方」のオンラインサービスなら漢方薬に詳しい薬剤師がAI(人工知能)を活用し、あなたに合った漢方薬を提案し、お手頃価格で自宅に発送してくれます

相談から発送までスマホひとつで完結できるので、気軽に相談してみてくださいね。

胃腸を労わって年末年始も元気に過ごしましょう!

外食の機会が増え、胃腸への負担が増す時期ですが、日頃から胃腸ケアをしておくことで安心して年末年始を迎えることができますよ。

ぜひ取り入れて年末年始を楽しんでくださいね!

公式|あんしん漢方

<この記事を書いた人>

あんしん漢方薬剤師|山形 ゆかり

薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーター。病院薬剤師として在勤中、食養生の大切さに気付き薬膳の道へ入り、牛角・吉野家他薬膳レストラン等15社以上のメニュー開発にも携わる。

「健康は食から」をモットーに健康・美容情報を発信するMedical Health -メディヘルス-Youtubeチャンネルで簡単薬膳レシピ動画を公開するなど精力的に活動している。

症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。

公式|あんしん漢方(オンラインAI漢方)

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