出産後、多くの女性が痔に悩まされることがあります。
出産後の痔は、気になるだけでなく、痛みや不快感を伴うこともあります。
この記事では、出産後の痔の原因と対処法をわかりやすく解説します。
痔に悩むママたちへの参考になれば幸いです。
出産後の痔の原因
出産後の痔は、主に以下の要因によって引き起こされます。
妊娠・出産時の圧迫
妊娠中、胎児が成長し膨らむ子宮が骨盤内の血管やリンパを圧迫します。
これにより、骨盤内の血流が悪化し、痔の原因となる炎症や腫れが発生することがあります。
また、分娩時の強い圧力も痔を引き起こす要因のひとつです。
便秘
妊娠中や出産後はホルモンバランスの変化や運動不足により便秘がちになることがあります。
便秘による排便時の力みが続くことで、痔になりやすくなります。
出産後の痔の種類
出産後の痔には、主に以下の2種類があります。
内痔核
直腸の内側にある血管が腫れてできる痔です。
出血や痛みが特徴です。
外痔核
肛門の周囲の皮膚下にある血管が腫れてできる痔です。
痛みやかゆみが特徴です。
出産後の痔の対処法
出産後の痔を予防・改善するためには、以下の対処法があります。
食生活の見直し
便秘解消に効果的な食物繊維を多く含む食品(野菜、果物、海藻など)を摂取しましょう。
また、水分補給も忘れずに行ってください。
適度な運動
運動不足は便秘を悪化させる原因のひとつです。
妊娠中や出産後は無理をせず、散歩やストレッチなど軽い運動を続けましょう。
運動によって血行が促進され、痔の症状も改善されます。
トイレの習慣を見直す
排便時に無理に力まないようにしましょう。
力みすぎると、痔を悪化させる原因となる可能性があります。
また、トイレに行きたいと感じたらすぐに行くようにし、便秘を悪化させないよう心がけましょう。
冷たいものを適用
痛みや腫れがひどい場合は、冷たいもの(アイスパックなど)を肛門周辺に当てることで、症状の緩和が期待できることがあります。
ただし、直接肌に当てず、タオルなどでくるんで使用しましょう。
市販の痔の薬を使用
症状がひどい場合は、市販の痔の薬(塗り薬や座薬など)を使用することを検討しましょう。
ただし、授乳中の場合は使用に注意が必要です。
医師や薬剤師に相談してから使用してください。
出産後の痔が治らない場合の対処法
上記の対処法で症状が改善されない場合は、医師に相談しましょう。
病院での治療方法には、以下のようなものがあります。
硬化療法
痔の周囲に硬化剤を注入して、痔を収縮させる治療法です。
痛みや出血がすぐに止まることが期待できます。
バンディング療
痔の付け根にゴムリングを装着し、血流を遮断することで痔を自然に落ちるようにする治療法です。
治療後は痛みが少ないとされています。
手術
痔の状態が悪化している場合や、他の治療法で改善が見られない場合は手術が必要になることがあります。
手術には、痔の種類や症状によって異なる方法が選択されます。
手術の一例として、痔核切除術があります。
これは、痔を直接切除し、縫合する治療法です。
手術後は痛みがあることもありますが、完治の可能性が高まります。
まとめ
出産後の痔は、多くの女性が悩む問題です。
痔には、妊娠・出産時の圧迫や便秘が原因となることが多いため、食生活の見直しや適度な運動、トイレの習慣を改善することが大切です。
また、症状が改善されない場合は、医師の診断や治療を受けることが重要です。
出産後の痔に悩むママたちが、この記事を参考にして症状の改善や予防に取り組むことができれば、幸いです。
痔は悩ましい症状ですが、適切な対処法を行うことで改善が期待できます。
無理をせず、少しずつ自分のペースで対策を行いましょう。
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