【母乳とミルクの基礎知識】と「オッパイのきになることQ&A」

母乳とミルク

赤ちゃんが元気に育ち、体の基本を作るためには、母乳とミルクは絶対不可欠です。しかし、授乳中のママには母乳の悩みはつきものですね。そこで知っておくと便利で、授乳期間を楽に過ごせるかもしれない「母乳とミルクの基礎知識」と「オッパイの気になることQ&A」のお話です!

 

目次
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赤ちゃんを育てる大切な母乳

母乳が出るしくみ

母乳のこと|母乳育児について|産科(妊娠・出産)のご案内 |岡山の産婦人科サン・クリニック (70880)
赤ちゃんがおっぱいを吸うことで、 その刺激→お母さんの脳下垂体→2種類のホルモンを分泌(プロラクチン・オキシトシン)させる。 プロラクチン:母乳を作る。 オキシトシン:子宮を収縮させ、乳腺を囲む筋肉を収縮させて母乳を送り出す働き。

**母乳は赤ちゃんにとっての理想的な栄養素**

赤ちゃんの骨・筋肉・内臓など体の基礎を作るために必要な栄養が母乳。 この母乳の中にはタンパク質や脂肪・ビタミンなど赤ちゃんが成長するのに、欠かせない大切な成分がバランスよく含まれているのです。また、消化吸収もよく、発達の途中である赤ちゃんの消化器官にも負担が少なくできています。 また、母乳の素晴らしい利点の1つとして、赤ちゃんが成長するにあたり、必要な栄養分が変化していくというところです。 最初は多く含まれていたタンパク質やミネラルが少しずつ減少して、乳糖が増え成長に必要なカロリーは変わりません。

**赤ちゃんを病気から守る母乳**

母乳の中には免疫物質のIga ・ラクトフェリンという感染防御機能を持ったタンパク質が多く含まれています。この高機能の母乳を飲むことで、赤ちゃんの胎内の腸の壁をおおうようにして、病原菌から守ってくれます。 特に出産から数日間だけ出る”黄色みがかった初乳”には免疫物質がギュっと凝縮されてはいっています。ママの持っている免疫物質を赤ちゃんに受け渡すために、初乳を飲ませて上げでください。
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”よい母乳を作るために、ママができる3つのこと”

①栄養バランスとれた食事をとること! ②体を冷やさず血流をよくする! ③体を締め付ける下着は付けないようにする!

**病気から赤ちゃんを守る以外にもいいことがある!**

母乳には栄養面以外にも赤ちゃんにとっていいことがたくさんあります。 母乳で育った赤ちゃんはミルクで育った赤ちゃんとくらべると、 ・乳幼児突然死症候群・アレルギー症状を起こすリスクが低い ・将来に肥満になる可能性が低い ・知能と神経の発達を高める ・ママとの信頼関係を育むことができる

**授乳はママにもいいことがある⁈**

ママにとっても母乳で育てつ事にメリットがあります! ・産後の子宮収縮がよくなる ・産後、早めに妊娠前の体重に戻る ・閉経前に乳がん、卵巣がん、子宮体がんになるリスクが低下する ・精神的に穏やかになる

ミルクの出番

”母乳が足りないっ” ”ママが病気や仕事で母乳を与えられない”そんな時に心強い味方の「ミルク」。
正しい活用法を知っておくとママの困ったときに助けてくれますよ!

**母乳が足りてない時や出ない時が出番**

母乳で育てることがいいとわかっていても、いろいろな事情によって母乳を上げることができないことも。また、母乳を上げても足りていないという時があります。 ママの状況や赤ちゃんの発育に応じて、ミルクのみで育てたり、母乳の後にミルクを足してみたりと混合栄養を与にしてみましょう。 現在のミルクの成分はできるだけ母乳に近い成分になるよう、研究されて作られています。 また、ミルクを使用することで、ママ以外でも授乳できるようになります。ママが疲れているときなどは、パパやおばあちゃんにも預けられますし、”授乳”という行為によって愛情を深めることができますよ!

オッパイの気になることQ&A

Q:【量やミルクの足し方】母乳の出が悪くなってきても飲ませるべき?

A:母乳を続けたいのら、回数を多く飲ませましょう。 生後2~3週、6週、3ヶ月ごろは赤ちゃんは急速に成長する時期なので、母乳不足が気になりますね。しかし、母乳で育児を!と思っているなら、母乳の出がよくなるように、多く吸わせることが大切です。

Q:【量やミルクの足し方】ミルクを足すと飲むのはどうして?

A:必要以上に飲んでしまう時期なのかもしれません。 生後1か月のあかちゃんはおっぱいを反射的に吸ってしまうため必要以上に飲んでしまうのかもしれません。1日の体重が50~60g以上増えていたら、それは飲みすぎ!!ミルクをやめて母乳だけで様子をみましょう。

Q:【量やミルクの足し方】母乳が足りているかどうかわからないときは?

A:授乳やおしっこの回数や体重の増加を確認してください。 母乳が足りているのか不安になるママは多いですね。チェック項目を確認して、体重がふえているかチェックしてみましょう! ・1日に8回以上おっぱいを飲んでいる ・1日におしっこは6~8回・うんちが3~8回ほど出ている ・元気があって肌にハリがあり、血色がよい ・体重が1週間で120~210gほど増えている

Q:【量やミルクの足し方】授乳後1時間ほどで泣くのは、母乳が足りていないから?

A:赤ちゃんが上手に飲めていない時は、泣くこともあります。 抱き方や姿勢・くわえさせ方などの見直しを!

Q:【オッパイの出ぐあい】オッパイが張らないのは出が悪いからなの?

A:授乳が軌道に乗れば、張らなくても出るようになります。 最初にパンパンに張っていたオッパイも9日ごろから張りをあまり感じなくなることがあります。授乳が軌道に乗ってくれば赤ちゃんに吸われると、その刺激で張るようになってきます。

Q:【オッパイの出ぐあい】片方だけ吸うと、もうウトウトしてしまいます。もう片方はどうすればいいの?

A:片方だけで大丈夫です。 片方だけ飲んで寝てしまった場合は、それで大丈夫です。次の授乳で飲ませなかった方から飲ませましょう。ただし、飲ませないと張って痛いときは張らない程度にしぼっておくといいですね。

Q:【授乳間隔】オッパイをあげるペースがわからない。

A:欲しそうなときに授乳が!一番よし。 泣く前に欲しそうだなと思ったら、おっぱいを上げてください。生後1か月ごろまでは、授乳時間が1~2時間しかないことも良くあります。 逆にこの時期によく眠ることにより授乳回数が1日8回を下回った場合は起こしてでもオッパイを上げてください。

Q:【授乳間隔】泣くたびに授乳をしていたら、どんどん体重が増えていってます。

A:空腹以外の理由がないかチェックしてみてください。 母乳育児の場合、2~3ヶ月ごろは体重がどんどん増えていきます。ただ赤ちゃんは甘えたいや不安などの空腹以外の理由で泣くこともありますので、その理由を探してあげましょう。

Q:【授乳間隔】3時間以上眠っているときは起こした方がいいの?

A:おっぱいがつらいなら起こしてもいいでしょう。 1日8回以上飲めているなら、基本は起こさなくても大丈夫です。授乳感覚が空くたびにおっぱいがつらいようなら、母乳外来などで相談して見ましょう!

Q:【授乳間隔】夜中の授乳がなくなりません。

A:なくす必要なないです!楽に授乳する工夫をしてください。 オッパイは夜中に飲ませる方が出がよくなります。欲しがるようなら飲ませてあげて大丈夫です。ママが大変ですが、できるだけ楽に授乳できる工夫をしてみては?例えば、添い乳など、、

Q:【オッパイトラブル】乳房にしこりができて、熱を持っているときは?

A:しこりのある乳房から授乳をして、しこりを軽く押しながら飲ませましょう。 授乳後もまだしこりが残っているようなら、搾乳を。それでもまだしこりがある場合は、抱き方や飲ませ方を変えてみたり工夫を!

Q:【オッパイトラブル】乳腺炎になってしまったときは?

A:赤ちゃんにしっかり飲ませて、お乳をためないように! 乳腺炎とは乳首の傷口から細菌が入ったり、乳腺に母乳がたまりすぎてしこりになったりなどが原因で、乳腺が炎症を起こしてしまう状態のことを言います。 乳首にキズを作らないように、赤ちゃんにたっぷりオッパイを飲んでもらう工夫をしましょう。

【オッパイトラブル】乳首が切れて痛い。

A:正しい飲ませ方ができているか見直してみましょう。 抱き方や乳首のくわえさせ方が正しいかどうか見直しを! 乳首にラップをして保湿してあげると、治りがはやいです。あまりに痛みがひどいときは搾乳をして、乳首を休ませる必要があります。

ミルクの気になることQ&A

Q:ミルクの規定量を超えても飲むだけ与えていいの?

A:体重が増えすぎなら、あやしたりして気持ちをそらして様子を見ましょう。 赤ちゃんの月齢や体格、空腹の具合などによっては、規定以上飲んでもかまいません。ただ、体重が増えすぎているときは母乳を飲ませてみるたり、あやしたり、ミルクでなくても満足するような工夫をしてあげましょう。

Q:規定量を飲み切ることができません。

A:ひとまず体重の増え具合をチャックしながら様子をみましょう。 母乳不足が心配でミルクを足しているなら、体重の増え方を確認してください。順調に増えているようなら、母乳だけで足りているのかもしれません。もし、ミルク100%の使用の場合でも体重が増えているようなら、飲み残しても大丈夫です。

Q:哺乳瓶を嫌がるのですが、どうしたらいい?

A:材質や穴の形を変えてみて下さい。 ニプルという材質が苦手という赤ちゃんもいます。いままでとは違う素材のニプルに変えてみると、加えてくれることもあります。 他にも抱いた時の角度・ミルクのメーカーや調乳温度をかえてみたりと工夫をしてみてください。

Q:遊び飲みしたり、飲み方にムラがあったりします。

A:遊び飲みや飲む量にばらつきがあるというのは良くあることです。 体重が増えているなら問題ありません。3ヶ月ごろになると満腹感がわかるようになってきます。周囲にも関心が広まって遊び飲みや、食欲によっては飲む量にばらつきがある赤ちゃんもいます。体重がその子なりに増えているようなら問題ありません。

Q:哺乳瓶の消毒はいつまでしたらいい?

A:新生児は抵抗力が弱いので、生後1か月過ぎまでは哺乳瓶の消毒が必要です。 ”指しゃぶり”が始まる頃になったら、きれいに洗って清潔にしておけば、消毒はしなくても大丈夫でしょう。

授乳についてのQ&A

Q:風や頭痛の時に、授乳中だけど、市販薬を飲んでも大丈夫?

A:飲むことができる薬は多いですが、処方してもらう薬の方が安心ですね。 かぜ薬や頭痛薬のほとんどの市販薬は、母乳に影響するのはほんのわずかなため大丈夫とされています。注意書きに「効果が持続する」と記載されているものは要注意です。 心配な場合は受診して、処方してもらってください。

Q:乳首を噛むので痛い、、

A:自分の方に引き寄せてみては? 歯の生え始めることは(7~8ヶ月)ごろに、急におっぱいを否定するような時期に一時的に乳首を噛むことがあります。もし、噛まれた場合は、赤ちゃんを自分の方に引き寄せてみてください。息が苦しくなって、口を離してくれます。

Q:ママの食べたも物はどれくらい影響するの?

A:ママの食事は母乳の風味に影響しますが、成分についてはほとんど影響はありません。ただ食べたものによります。 オッパイがよく出るように今の時期は具沢山汁など栄養バランスのとれた食事をこころがけましょう。

授乳中なのに生理再開⁉ 母乳の味や質が変わるの?

A:風味は一時的に変化します。 排卵前や生理1~2日目はママのホルモンバランスが変わって、風味が一時的に変わることがあります。
また出が悪いと感じることもあります。 しかし、質は変わらないので授乳を続けても大丈夫です。

ママたちの最大の関心⁉ 【卒乳】

離乳食が完了したら、母乳の栄養的な役割は終了し、おっぱいの役割はあかちゃんの精神的安定のためだけのような働きをするようになってきます。 卒乳の時期は親子の関係や赤ちゃんの様子、ママの気持ちなどタイミングがあります。一番の理想はあかちゃんがおっぱいを欲しがらなくなった時がチャンスです!

卒乳へのステップ1~4

ステップ1:飲ます時間を減らす!! ステップ2:飲ます回数を減らす!! ステップ3:3日間授乳を完全にストップ。
(回数、時間を減らして1週間ほどたったら、3日間授乳を完全にストップします!) ステップ4:乳房のケアをする
(3日間分の搾乳を!、また乳首のつまりなどをきれいにしておく)

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