毎年ニュースで話題になる「ノロウイルス」。乾燥する秋から冬にかけ流行りだす感染症の1つです。激しい嘔吐や下痢の症状があり、小さな子供が感染してしまうと体力を奪われ可哀想な事態を引き起こしかねません。少しでも早く良くなるためには、奪われた栄養を補う必要があります!今回は、「食事を与えて良いタイミング」「与えやすい食べ物」などお教えいたします!
目次
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まずは知っていてほしい!食事を与えるタイミングと注意点
風邪や感染症も含めてですが、特にノロウイルスにかかると急激に食欲が低下します。 下痢や嘔吐の症状を伴うので、食べたり飲んだりしてもすべて吐いてしまったり、余計に気持ち悪くなったりしてしまう場合があります。 そんな場合には、「無理に食事を与えなくて大丈夫」です!ちょっと心配になるかもしれませんが、数日食事をとらなかったとしても死ぬことはありません。 ただ、この時に特に注意してほしいことが「脱水症状」です! ただ寝ているだけでも下痢と嘔吐、熱の影響でいつも以上に水分が失われています。脱水症状を引き起こす前に、水分補給をこまめにしてあげることを忘れないでください!
体調がすぐれない時の「オススメの食べ物」
ノロウイルス症状のピークが過ぎたら少しずつ食欲が戻ってきます。その時におすすめする食べ物をご紹介いたします! ノロウイルスとは胃腸炎を発症する感染症なので、完治するまでは、
●胃に負担をかけない
●消化の良い食事
上記2つを心がけて与えましょう!
また、いきなり食事を取ると胃がびっくりしてしまいますので、最初は少量から初めてください。
また、いきなり食事を取ると胃がびっくりしてしまいますので、最初は少量から初めてください。
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【おかゆ】
離乳食が進んでいたとしても、絶食状態から急に硬いご飯を食べさせるのはNG。離乳食初期に戻った気持ちで、とろとろのおかゆにしてあげましょう! 噛むのではなく、飲み込むというイメージの固さにしてあげてください。おかゆは、胃に負担をかけにくく、消化もいいのでこういった状態の時にはとてもおすすめします♪
【うどん】
のどごしも良いので、細かく刻んであげて、おつゆと一緒につるんと食べさせてあげてください! おかゆ同様に、消化吸収が良いのでおすすめします。とろとろに似てあげると食べやすくなるのでオススメです♪
【リンゴ】
りんごは、離乳食初期から食べられる食材なので、もし月齢が低い子供の場合にはとてもおすすめです! 栄養価も高く、すりおろしりんごにしてあげれば食べやすくなります。
【にんじん】
ミネラルとビタミンが豊富なので、体が弱っている時にオススメの食材! 赤ちゃんの場合は、すりつぶしてあげて、ペーストにしてあげると食べやすいでしょう。おかゆと一緒に与えてもいいかもしれませんね♪
食事をどうしても受け付けない時には…
症状が軽くなってきたにもかかわらず、食欲が戻らない場合には、少しだけ「アイス」食べさせてもいいかもしれません。口の中で溶けますし、甘みもありますので、アイスをきっかけに食欲が戻る可能性もありますよ! アイスを与えるときに注意してほしいことが、あくまでも「舐める程度」にしましょう。胃に負担をかけすぎてしまうと返って症状が悪化する場合があるので、一口だけであとは様子を見てください。 もう一つオススメできる食べ物が「ゼリー」です!甘くて、つるんと飲み込めるので、少しでも胃に入れてほしいと思ったらゼリーを与えるのもいいでしょう。 ゼリーは寝たきりの状態で与えると、のどに詰まらせる可能性がありますので、体制を起こすように注意しましょう!
一番注意してほしい「脱水症状」!
冒頭でもご紹介しましたが、食事をとらなかったとしても水分補給だけはさせましょう!脱水症状になってからでは、遅いです! 飲んでも吐いてしまうからといって、飲ませないのは絶対にやめてください。少しずつ、唇を濡らす程度でもいいので、口の中に水分を含ませてあげましょう。 ◇乳児用のスポーツドリンクを、人肌ぐらいに温めてから飲ます ◇麦茶ではなく、少し甘みのあるジュースを。飲んでくれる可能性があります ◇OS-1 乳児からでも飲めます!脱水症状になりかけたら、こちらもおすすめです
まとめ
感染症は本当に怖いものです。 ママや子供が気を使っていても、パパが仕事場から菌を持って帰ってしまったりなんてことも十分にありえるので、家族全員で予防することを心がけましょう。 小さな体では感染症の症状は大きな負担になります。
少しでも「様子がおかしいな?」と思ったら、ノロウイルスを疑って病院に受診するようにしましょう!
少しでも「様子がおかしいな?」と思ったら、ノロウイルスを疑って病院に受診するようにしましょう!