チョコレートや飴など、いつからあげていいのかわからないおやつはありませんか?虫歯になるからダメっ!と禁止されている子供をよく見かけます。ではいつからなら食べていいのでしょうか?虫歯のメカニズムを知り尽くす、元歯科衛生士が乳歯と虫歯について解説します。
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虫歯になるメカニズムとは
大人も子供も、口の中には数億もの細菌が常駐しています。虫歯菌のように、悪い働きをする菌もいますが、たいていの菌は私たちの身体には無害です。 虫歯菌は、食事に含まれる糖をエネルギーとして活動します。ただ、甘いものを食べると虫歯になるというわけではなりません。 先ほど説明した細菌は、普通肉眼では確認することができません。しかし、歯の表面にくっつくことで細菌同士も塊のようにくっつきあい『歯垢』『歯石』として肉眼でも確認できるようになります。 歯垢は、食べ物のカスなどではなく「細菌の塊」なのです。
虫歯菌は、乳幼児期に主に保育者から感染することがわかっている。虫歯菌に感染する時期が遅ければ遅いほど、その後の(子供の)虫歯の数が少なくなる。従って、できるだけ虫歯菌の感染を遅らせることが大切になる。※19-31ヶ月が感染しやすいので注意する #育児 #子育て
— 子育て応援@みか (@kosodateouenbot) June 18, 2017
そりゃそーだという感想しかない。
— となかい (@tonakaisan) June 19, 2017
親の理解力がなければ予防はできない。
子供の虫歯は120%親の責任。 https://t.co/va3vHt0X1M
妊娠中にビタミンDが不足すると生まれてくる子供が虫歯になりやすい。
— ZZZ (@ZZZ66566081) June 23, 2017
虫歯菌を含んだ細菌の塊が、歯にくっつくことで虫歯が起こります。 メカニズムとしては、歯に付いた細菌が食事などの糖分を餌として発酵していきます。その際に、酸を発生させます。この酸が、歯を表面からどんどん溶かしていくことが『虫歯』の仕組みです。
虫歯になりやすい食べ物とは?
子供の虫歯って飴を食べるか食べないかが大きい気がするんだよなー
— loud_mamaゆに (@union_Jack_2525) June 19, 2017
何も手伝わないくせに文句ばっかの旦那にホント腹立つ‼︎
— りんご (@kesk1377) June 16, 2017
早く帰って来たって何もしてくれないじゃん。子供に遅い時間にお菓子あげたりする。虫歯出来たらどーすんの?
これを食べると虫歯になる!という食品はありません。よく言われているのがチョコレートやキャラメル・チューインガムや飴ですが、これらを食べていても虫歯にならない子もいます。 ポイントは「糖」と「時間」です。糖分を餌とする虫歯菌ですが、甘いお菓子を食べるとすぐに歯を溶かし始めるわけではありません。『糖が口の中にある状態が長く続くこと』が問題なのです。 お菓子でなくても、フルーツや野菜など日々の食事には糖分が必ずと言っていいほど含まれています。お菓子がダメなのではなく、物を食べた後そのままにしておくことで、虫歯になってしまうのです。 そのため、このお菓子はあげてはいけない!と私が思うものはありません。ですが、控えるようにしているのは『歯につまりやすいもの』や『長時間たべることになるもの』つまり飴やチューインガムです。 だらだら食べが悪いといいましたが、飴やチューインガムは歯に詰まり長時間口の中にとどまってしまうからです。
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子供に虫歯菌を移さないために、食器の使いまわしはしない・回し飲みや回し食べはしないと徹底しているご家庭もあるでしょう。 我が家では、実はそこまで気をつかっていません。気を付けていても、食器やタオルなどからいくらでも感染する可能性があり、抑えきれないだろうと諦めているからです((笑)) それよりも、食事の後にしっかりと歯磨きをすることを心がけることの方が重要ではないでしょうか。食事やおやつを必ずお茶で口の中を綺麗にすることでご馳走様とするだけでも効果は絶大です。 家にいてすぐに歯磨きをしてあげられる環境であれば、5分ほどかけてしっかりと磨いてあげましょう。嫌がらない子でしたら、毎日寝る前にフロスを使うことも効果的です。
時間を守れば、神経質にならなくても大丈夫‼
食事から糖分を排除することは難しいですし、おやつを一切あげないのもなかなかできませんよね。一緒にあそんでいるお友達がいれば、自分も食べたくなってしまうはずです。 だらだらと長時間たべないこと・食べた後はしっかりと口をゆすぐorお茶で流すということを徹底するだけでかなり効果があります。お菓子は虫歯になるからと気にしすぎるのではなく、食べ方・歯の磨き方を気にしてあげるようにしましょう。