かつて夏休みになると、毎年のように新作が公開されていたポケモン映画、しかし2020年の『劇場版ポケットモンスター ココ』を最後に新作は途絶え、そのまま長い空白期間へ突入しました。
そんななか、2027年に約7年ぶりとなる長編アニメーション映画『ポケモン:ワイルドカード』の公開が決定、しかも題材となるのはテレビアニメではなくポケモンカードゲームです。
なぜポケモン映画は姿を消し、復活作にポケカが選ばれたのでしょうか?
夏のポケモンはなぜ消えた?
ポケモン映画の歴史は、1998年公開の『劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲』から始まります。
同作は興行収入72.4億円を記録し、その後も毎年のように新作が公開、夏はポケモンという言葉が定着するほど、夏休みの風物詩となりましたが、シリーズが常に順調だったわけではありません。
第1作をピークに興行収入は低下し、2002年の『水の都の護神 ラティアスとラティオス』では26.7億円まで落ち込みます。
そこで大きな集客力を発揮したのが、通常プレイでは手に入りにくいポケモンの配布、映画を見るだけではない価値が生まれます。
ところが時代が進み、シリアルコードによる配布やスマートフォンが普及、Pokémon GOをはじめ、映画館へ行かなくてもポケモンを楽しめる場所が急速に増えたのです。
映画館が担っていた、新しいポケモンとの出会いや特別なポケモンを受け取る場所という役割が、少しずつ別のサービスへ移っていったのです。
そして2020年、『劇場版ポケットモンスター ココ』が公開、コロナ禍による延期もあり、1998年から続いてきた夏はポケモンの流れも途切れました。
7年ぶり復活でなぜポケカ?
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約7年ぶりに劇場にポケモンが帰ってくる!
\完全新作長編アニメーション映画
「ポケモン:ワイルドカード」が2027年に公開決定🎬詳しくはこちら👇https://t.co/HPA6yTq5he#ポケモンワイルドカード #ポケカ映画 pic.twitter.com/YH3o6khCLi
— 映画「ポケモン:ワイルドカード」公式 (@pokemoncard_mov) August 31, 2026
X「映画「ポケモン:ワイルドカード」公式/@pokemoncard_mov」公式より
そんなポケモン映画が2027年、ついに長編アニメーションとして帰ってきます。
タイトルは『ポケモン:ワイルドカード』。2026年10月に30周年を迎えるポケモンカードゲームを題材にした作品で、2027年から全世界で順次公開される予定です。
監督は『THE FIRST SLAM DUNK』で演出を手掛けた北田勝彦さん、キャラクターデザインは『BANANA FISH』の林明美さん、アニメーション制作は『SPY×FAMILY』などで知られるCloverWorksが担当します。
注目したいのは、約7年ぶりの復活で従来のテレビアニメをそのまま映画化するのではなく、ポケモンカードを選んだことです。
かつての、子どもを夏休みの映画館へ呼ぶというモデルとは違う、新しいポケモン映画を作るには相性のいい題材とも考えられるでしょう。
現時点で映画限定プロモカードの配布が発表されているわけではありませんが、もし限定カードが入場者特典などになれば、大きな集客力を持つ可能性があります。
その反面、カードだけを目的とした購入や転売などが過熱する懸念もありますが、大きく環境が変わった今、ポケモン映画を映画館で見る理由を改めて作れるのかが注目されます。
『ポケモン:ワイルドカード』は、新たなポケモン映画の形を生み出す作品になるのかもしれませんね。
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