【子どものせきが止まらない?!】症状と考えられる病気・対処法のポイント解説!

【子どものせきが止まらない?!症状とかんがえられる病気】対処・ホームケアのポイント!

「せき」は、異物を思わず吸い込んでしまったときや、気温の変化、ほこりの刺激などで出るものです。

また、細菌やウイルスでのどが炎症を起こしていたり、タンなどの分泌物を出したい時も出ます。

「せき」の原因は複数あるため、すぐに薬を使うのではなく、状況をよく見て対処する必要があります。

そこで、「せき」の症状と考えられる病気についてのお話です。

せきが出た時のわが子のケアの参考にしてくださいね!

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どんなせきがでるか?

せきの種類には大まかにわけて2つあります。
  • 「こんこん」という乾いたせき
  • 「オホンオホン」というタンがからんだせき
どちらも長引くと、体力を消耗してとてもきついものですね。
いずれの場合も、湿度と水分に気を付けながら様子を見る必要があります。
またどの時間帯にせきが出ているか、どんな状況でせき込むかといった点も重要です。
せきの種類、そして他にどんな症状があるかを把握して、適切に対処してあげましょう!
 
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「せき」が出る6つの病気

ここからはせきの原因となる6つの病気について解説します。

予備知識として知っておけば、「軽いせきだから大丈夫!」と見過ごさずにすむでしょう。

症状が重い場合は、もちろん迷わずに医療機関を受診してくださいね。

「気管支ぜんそく」

アトピー体質の子がなりやすいアレルギー性の病気です。
呼吸をするときにヒューヒュー、ゼーゼーという音がして、とても苦しそうになりせき込んだりもします。
***気管支ぜんそくの症状***
  • 1才をすぎて息を吐きだすときにゼイゼイするようになってきた
  • アトピー性皮膚炎と診断され、湿疹ができやすい
  • 両親や兄弟にアトピー性皮膚炎や気管支ぜんそくだった人がいる
  • ゼーゼーするが熱はないことが多い

***治療***

  • 「気管支拡張薬」(気道をひろげるため)
  • 炎症を抑える薬全般
  • 「抗アレルギー剤」
  • 「ステロイド」の吸入を行う

***ホームケア***

  • 発作が起きたら「前かがみ」や「縦抱き」にしてあげる
  • 衣服をゆるめて、痰が切れやすくなるよう水分を少量ずつたっぷり与える
  • ゆっくり呼吸をさせ、タンが切れやすいように背中をトントンと叩いてあげる
  • 発作が治まらない時は、気管支拡張薬や吸入薬を医師の指示によって使う
  • チアノーゼが出た場合はすぐに受診を!

家のハウスダスト(ほこりやダニ)が大きな原因ですので、こまめな掃除が必須!

布団を干して日光に当てるのはもちろん、羽根布団やそばがら枕は使用しないようにしてください。

場合によってはペットの毛も禁物。

タバコの煙も気管支炎の過敏性を促すので、避けるようにしましょう。 

「ぜんそく様気管支炎」

ぜんそくにそっくりの気管支炎で、呼吸がゼーゼーします。
激しい呼吸音は細くなった気管支を空気が出入りする音です。
しかし、原因はアレルギーではなく、風邪がきっかけで起こるウイルス性気管支炎です。
***ぜんそく様気管支炎の症状***
  • ゼロゼロ、ゼーゼーという呼吸音がする
  • 風邪の度に同じような症状をくり返す
  • 夜中や明け方などにひどいせきがでる
  • 呼吸困難を起こし、入院が必要になることもある

***治療***

  • 風邪とおなじで特効薬はない
  • 症状をやわらげるために「気管支拡張薬」や「去痰剤」などの処方
  • 細菌性肺炎を予防するための「抗生物質」の処方

***ホームケア***

  • たんが出やすいように水分の補給をすこしずつ・たくさんしてあげる
  • せきがひどいときは前かがみか縦だきにして楽な姿勢にしてあげる
  • 比較的元気なら体力を消耗しない程度に入浴をも大丈夫
  • 部屋の湿度を加湿器などで調節

「かぜ症候群」

鼻やのどに急性の炎症が起こった状態を総称して、「かぜ症候群」と呼びます。
ほとんどがウイルスによる飛沫(ひまつ)感染で、ママからの免疫が切れる6カ月以降にかかりやすいです。
***かせ症候群の症状***
  • 「こんこん」というタンのからまない乾いたせきが特長
  • 発熱・せき・くしゃみ・鼻水がおもな症状

ふつうは4~5日で治まるところ、1週間以上続いたり、タンを伴う「ゴホゴホ」という湿ったせきや黄色いタンが出る時は、「気管支炎」を併発している可能性があります。

***治療***

  • 細菌を退治する「抗生物質」の処方
  • それぞれの症状を緩和する薬を処方
     熱が高い→「解熱鎮痛剤」
     ほか、鼻水止め・せき止め・下痢止め
  • 水分も取れない場合は点滴を行うことも、

***ホームケア***

  • 家の中では静かに、安静にする
  • 入浴は控える
  • こまめに水分を取る
  • 無理に食べさせない
  • 体を温めすぎない
  • 換気と湿度に注意をする

 

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「気管支炎・細気管支炎」

「気管支炎」は、風邪のウイルスや細菌が気管支の表面に入り込み、炎症を起こす病気。

「細気管支炎」は、さらに枝分かれした気管支の末端部分にまで炎症が進んだ状態のことをいい、この病気の半分以上がRSウイルスによるものです。

特に10ヶ月までの赤ちゃんに多く見られます。

***気管支炎の症状***

  • せきはタンがからんだような「ゴホゴホ」という湿った重たい音
  • 眠った後にも湿ったせきが出る、1日中せきが止まらない
  • ハーハーと浅い息をする
  • 小鼻をピクピクさせてあえぐような呼吸をする
  • 呼吸が小刻みに速くなる
  • 肩で息をしている
  • 熱が出ることもある
  • 顔色が悪く、ぐったりしている

***治療***

  • ひたすら安静にする
  • たんをとかす薬「去痰剤」や「気管支拡張薬」を使用
  • 細菌への感染防止のため「抗生物質」を使用する

ウイルスが原因の気管支炎には特効薬はありません。

せきのために眠れず体力も消耗しますので、必ず病院で医師の診断をあおいでください。

***ホームケア***

  • 気温の変化でせきが出やすいので、室温を一定に保つようにする
  • 熱があるときは十分な水分を取らせる

「肺炎」

肺炎にはウイルスによるものや細菌によるもの、マイコプラズマによるものなどがあります。

原因となるウイルスは、風邪をひき起こすウイルス、アデノウイルス、インフルエンザウイルスなど。

細菌にも肺炎球菌、インフルエンザ菌b型(ヒブ)、帰路ブドウ球菌などがあります。

X線撮影で肺の一部が白くなってうつるので、診断がつきやすいです。

***症状***

  • 高熱と激しいせき、また呼吸困難になることも
  • 風邪の症状に引き続いて起こることが多い
  • たんが絡んだような湿った重いせきが出始める

月齢の低い赤ちゃんは呼吸困難を起こしやすく、粘りのあるたんが気道につまり、「無気肺」になることがあるので特に注意が必要です。

「無気肺」とは、気管支が粘りのあるタンで詰まり、肺胞の内部にある空気が血液の中に吸収され、その肺胞がつぶれてしまう状態のこと。

息切れ・呼吸困難になることもあります。

***治療***

  • 原因がどれであれ、受診の時に呼吸状態が悪ければ入院となる
  • 点滴などで体力を回復させる
  • 抗菌のための「抗生物質」を使用する

***ホームケア***

  • 安静が一番大切
  • 水分補給と室内の湿度の管理
  • 呼吸困難や脱水症のサインがあればすぐに受診を

「百日ぜき」

百日ぜき菌の飛沫感染が原因となります。

特にママからの免疫が切れた赤ちゃんには怖い病気です。

3か月未満の赤ちゃんが感染すると命にかかわり、毎年数十名が死亡しているそうです。

***症状***

  • 3段階の症状に分けられる

「カタル期」
かかってから最初の1週間はせき・鼻水・くしゃみの風邪に似た症状だが、だんだんせきがひどくなってくる。

「痙咳期(けいがいき)」
「コンコンコン」という短いせきが十数回続き、最後にヒューと音をたてて息を吸い込むといった、百日ぜき特有のせきが見られるようになってくる。
この病気は息を吸うときがつらく、1才未満の赤ちゃんは呼吸困難や無呼吸の発作を起こしたり、そのあとチアノーゼになることも。
けいれんを起こすこともあり、夜中や明け方頃が一番発作が出やすい。

「回復期」
夜間におこるせきの回数が減り、せきによる嘔吐なども少なくなる。
しかし、百日ぜき菌が気管支だけではなく、肺全体にまで及んでしまうと、たんが肺がつまったり、死に至ることもあるため、乳幼児は特に注意が必要。

***治療***

  • はやめに有効な抗菌薬を使用する。
  • 症状が進んでしまったり、乳幼児の場合は入院をする

***ホームケア***

  • ほこりなどの刺激の少ない清潔な部屋で、高めの湿度で調節する
  • 少量の水分を数回にわけてあげる

 

 

まとめ

子どもは簡単に熱を出してはせきをします。

体力が十分ならいったんは経過観察でよいのですが、赤ちゃんや持病のある子どもの場合、ひと晩で重篤な症状になることも珍しくありません。

せきが止まらないときは、なるべく早めにかかりつけの内科・小児科を受診してください。

症状の出方やホームケアについて、この記事が参考になれば幸いです!

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