赤ちゃんが誕生してから100日がたつと、【お食い初め】の儀式があります。
「いったい何を準備すればいいの?」
と戸惑っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は【お食い初め】について、準備するものも交えてご紹介します。
当日慌てることがないように、ぜひ参考にしてくださいね。
そもそも【お食い初め】とは?
【お食い初め】は「ひゃくにち祝い」「ももかの祝い」とも呼ばれ、平安時代に中国から伝わってきた行事と言われています。
赤ちゃんが生まれて100日がたつ頃、準備したお祝い膳のおかずを順番に食べさせる「まね」をする儀式です。
行う時期には地域差があり、だいたい生後100日〜120日ごろの、都合の良い日を選びます。
「子供が一生食べ物に困らないように」「長生きしますように」など、健やかな成長と幸せになることへの願いを込めて、現代でも各家庭で行われています。
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どこで何をする儀式?
【お食い初め】の儀式のやり方には、地域によって違いがあります。
一般的には、両家の祖父母を招き、赤ちゃんと同じ性別の年長者が、自身の膝の上にのせて食べさせる「まね」をします。
ですが近年のコロナ禍もあり、都合を合わせるのがむずかしい場合もありますよね。
そこで最近では、ママや赤ちゃんの体調をみながら、家族だけで行うケースも増えています。
また、【お食い初め】を行う場所も自宅のほか、レストランや個室のある和食店を使ったり、宅配を利用することも可能です。
【お食い初め】で準備するもの
ここからは、【お食い初め】の儀式に必要なものは何か、順番に見ていきましょう。
外食やケータリングではお任せになりますが、基本情報は抑えておくと安心です。
お祝い膳用の食器
【お食い初め】の儀式では、お祝い膳を準備します。
正式な漆器のお祝い膳を準備する以外にも、出産祝いの食器セットや家にある食器で代用することも可能です。
一汁三菜のメニュー
代表的なのは尾頭つきの鯛、赤飯、はまぐりの吸い物、煮物、香の物などです。
これらの食材には、赤ちゃんの健やかな成長への願いが込められています。
煮物は旬の食材から選んでもよいでしょう。
ただ、行う時期によっては、はまぐりなど手に入らない食材もあります。
あまり形式にこだわり過ぎず、代用できるもので行えば十分です。
歯固めの石
歯固めの石は、お宮参りの際に神社でいただいたり、自分で用意してもかまいません。
祝い箸
両端が細くなっている柳で作られた箸のことで、縁起が良いとされています。
【お食い初め】の手順
【お食い初め】の儀式では、赤ちゃんに食べさせる「まね」をしますが、食材を口に運ぶには順番があります。
「ご飯→お吸い物→ご飯→お魚→ご飯→お吸い物」の順で、3回繰り返しましょう。
煮物や香の物を準備している場合は、2〜3順目の途中で挟んでください。
歯固めの儀式
最後に祝い箸を歯固めの石に軽く触れてから、「丈夫な歯が生えますように」と願いを込めて、赤ちゃんの歯ぐきにそっとあてます。
誤飲する危険があるため、くれぐれも歯固めの石を赤ちゃんの口に運ばないよう、気をつけてくださいね。
儀式はこれで終了です。
このあとは、参加した皆さんでお祝い膳を美味しくいただきましょう♪
まとめ
赤ちゃんの健やかな成長を願って行う【お食い初め】の儀式。
正式なやり方はありますが、準備するものは地域によってさまざまです。
型にこだわり過ぎず、多少口に運ぶ順番が違っても気にすることはありません。
大切なのは、赤ちゃんの幸せや成長を願う気持ちですので、赤ちゃんやママの体調をみながら、無理のないスケジュールで準備してください。
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