筆者は「産後ケアだなんて、出産は病気ではないし、通常は利用する必要がないもの」とずっと思っていました。
『産後ケア』というワード自体、あまり馴染みのない人も多いかもしれません。
ここ数年は、芸能人が産後ケアの利用をSNSで伝えており、少しずつ知れわたるようになってきました。
また、厚生労働省によると昨年度(2021年)は全国の8割近い市町村で「産後ケア事業」が実施されていますので、自治体の保健師さんから話を聞いた人もいるのではないでしょうか?
今回は、そんな『産後ケア』ついてご紹介していきます。
そもそも産後ケアって何?その内容や料金は?
産後ケアとは、産後の母親のケアや育児に関するサポートのこと。
数時間から利用できる日帰り型、施設に泊まる宿泊型、自宅に来てもらう訪問型があります。
平成27年度からは「産後ケア事業」として、国が費用の一部を補助しています。
こうした背景には、産後鬱(うつ)や虐待などの社会問題も影響しています。
「鬱なんて自分には無関係」そう思っている女性は非常に多いですが、産後のホルモンバランスの崩れや頻回授乳による睡眠不足などで、誰にでも起こりうるのです。
産後ケア どんな事をしてもらえるの?
産後ケアの内容は、実施施設によって設備やサービスも様々。
一例として、下記のような内容があります。
- 母体ケア(健康状態のチェック、休息、心理面のケアなど)
- 赤ちゃんのケア(沐浴、発育・発達の観察、体重・排泄の観察など)
- 授乳に関するケア(乳房手当、乳房トラブルに関する相談、授乳方法の指導など)
- 産後の体に優しい食事の提供
- 育児相談
ママがゆっくり休めるように赤ちゃんを預かってくれたり、ママがリフレッシュできるようエステが受けられる施設もありますよ。
産後ケア どのくらいの料金がかかる?
料金は利用施設によって違いがあります。
施設は大きく分けて3つ。
- 病院やクリニックなど医療機関
- 助産院
- 民間の産後ケア施設
①②の場合、「産後ケア事業」を実施している市町村にお住まいの方は、それを活用するのがオススメです。
「産後ケア事業」を実施している市町村の多くは医療機関や助産院に委託しており、割引価格でケアを受けられます。
出産した人全員に無料で利用できるクーポンを配布している自治体もありますが、まだまだ少数で、多くは1回あたり1,000~4,000円程度で利用が可能です。
また、医療機関や助産院では「産後ケア事業」ではなく、自費での産後ケア利用が可能な場合もあります。
③の民間施設の場合は、施設によって様々で、数万円単位の施設も多いです。
近年ではリゾートホテルのような環境で、24時間体制で対応してくれる施設も増えてきています。
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産後ケアを体験!そのメリットとは?
筆者は第二子出産後、自治体の「産後ケア事業」を利用しました。
訪問型を選択し、自宅に助産師さんが来てくださり、ケアを受けました。
母乳の出が気になっていたので、乳房マッサージをしてもらったり、母乳育児が軌道に乗るためのコツをたくさん教えていただきました。
筆者の場合は、2時間のケアで料金は1,200円でした。
ケアを受けたことで、授乳もスムーズになり、ちょっとした悩みも親身になって聞いていただいた事で、心が晴れ晴れとしたのを今でも覚えています。
まとめ
産後ケアは、実施施設によって内容や料金、設備など、様々です。
共通していることは、産後のママの体も心もケアしてくれるという点。
体が元気になれば、心も元気になる、その逆もしかり。
良い循環によって利用後もスムーズに育児をしていけるよう、しっかりサポートしてもらえます。
子育ては、1人で頑張り過ぎないで、無理をしないで、どんどん周りに頼りましょう。
その一つの選択時が「産後ケア」です。
産後ケアを活用し心身ともに元気に過ごしてくださいね。
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