現在は妊婦さんの約9割が、病院(総合病院、大学病院、産科専門の医院など)で出産していますが、筆者は第二子を助産院で出産しました。
助産院での出産はとてもユニーク!
そこでこの記事では、助産院の和室でフリースタイル出産をした筆者の実体験をご紹介します。
「できるだけ自分らしく産みたい!」と願いをお持ちの方の参考になれば幸いです!
陣痛中にゴボウのささがき?!
陣痛の間隔がまだ30分以上はあった時のことです。
陣痛が促進されるよう、散歩などで身体を動かしていたのですが、ひと段落したところで、ゴボウのささがきをするよう指示されました。
「え?今?ゴボウですか?!」、それはもう、驚きました(笑)。
でも黙々と作業を始めると、その状況がとても楽しくなったのを覚えています。
途中で陣痛がくると手を止めて、ヨガのチャイルドポーズなどをしながら約1分間の陣痛をやり過ごし、落ち着いたらまたシャカシャカとささがきへ。
当然、「なぜゴボウのささがき?」と助産師さんに尋ねたところ、「オキシトシンの分泌が良くなるから」だと教えてくださいました。
オキシトシンは、分娩時に子宮の収縮を促し、胎児が下界に出られるように働きかけたり、産後は乳腺を刺激して、授乳がしやすくなるのだそうです。
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夫の足踏みマッサージで陣痛促進!
ゴボウのささがきがひと段落したところで、次に指示されたのは、付き添ってくれた夫による足踏みマッサージです。
足踏みマッサージのレッスンは、妊娠中に夫婦で受講済み。
夫が助産師さんの指示の下、下半身を中心に念入りにマッサージをしてくれました。
マッサージ効果で全身の血液の巡りもよくなり、しばらくすると陣痛の強い波がやってきました。
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最後は「夫にスクラム」で無事出産!
陣痛の間隔が10分以内になると、畳の部屋のお布団の上で、自分が楽だと思う姿勢で好きなように過ごしました。
バースプランでお願いしていたリラックスできる音楽が流れ、アロマの香りが漂い、照明もできるだけ落として、少し薄暗い部屋で、リラックスした状態でお産に集中できました。
助産師さん達は、筆者を静かに見守りつつも適宜フォローして下さり、とても心強かったです。
最後はラグビーのスクラムを組むように、夫に抱きついて出産!
これも事前に、助産院のパパクラスで予行練習をしていました。
分娩台は無いので重力を利用し、四つん這いから少し上体を起こし、支えてもらう姿勢がとても楽♪
通常の産科ではおそらく出来ない姿勢ですが、これが助産院のフリースタイル出産の醍醐味です。
手を握ってもらうのとはまた違う、これ以上ない一体感でした。
まとめ
第一子は病院での出産でしたので、驚くことも多かった助産院での経験。
アットホームな雰囲気の中、「また産みたい」と思える出産ができたのが印象的でした。
なお、筆者が陣痛中にささがきしたゴボウは、出産後、入院中のごはん(煮物)となって登場。
これも良い思い出です♪
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