ある日、ママ友・ゆかりと麻美は、子供たちの遊び相手として交流を深めるうちに、密かな友情が芽生え始める。
しかし、その友情の影で、麻美はゆかりの夫・和彦と出会い、彼に対して許されざる想いを抱くようになる。
罪悪感に苛まれつつも、麻美と和彦は禁断の愛に落ちていく。やがて秘密が暴かれると、麻美とゆかりは友情と過ちの狭間で葛藤し、それぞれの未来に向かって歩み始める。
禁断の愛とその果てにある物語とは…。
禁断の出会い
美しい春の午後、麻美は友人のゆかりとショッピングモールで待ち合わせをしていた。
花々が咲き誇るこの季節、麻美はゆかりとの買い物でリフレッシュしようと楽しみにしていた。
しかし、この日は運命の出会いが待っていた。
ゆかりの夫である和彦が、どこか緊張した面持ちで麻美の前に現れた。
彼は、ゆかりが突然の体調不良で寝込んでしまったことを告げ、彼女に代わって待ち合わせにやってきたのだと説明した。
麻美は初め戸惑い、その場を立ち去ろうとするが、和彦は彼女を気遣い、一緒に買い物を手伝ってくれることになった。
二人は恐る恐る一緒に買い物を始めた。
最初は互いに気まずさを感じながらも、だんだんと会話が弾んでいく。
和彦は麻美が探していた洋服を見つけるために、彼女と一緒に多くの店を回り、その献身的な姿に麻美は心を動かされた。
そんな中、彼らは雨に降られることになる。二人は急いで屋内に避難し、ショッピングモールの中にあるコーヒーショップで雨宿りすることにした。
コーヒーショップでの会話の中で、麻美は和彦の意外な一面を知る。彼が繊細で、芸術や文学に造詣が深いことが明らかになり、麻美はその知的な魅力に引き込まれていく。
和彦もまた、麻美の明るく前向きな性格に感心し、彼女の美しさに目を奪われる。
雨が止むと、二人は別れの挨拶を交わし、それぞれの家路についた。
しかし、その日から麻美と和彦の心に、互いへの興味と好意が芽生え始める。
彼らはまだ、その感情がやがてどのような結末を迎えるかを知らなかったが、それは確かに禁断の出会いであった。
心の奥に潜む想い
翌日、麻美はゆかりに手作りのお見舞い品を持って彼女の家を訪れた。
ゆかりはすっかり元気を取り戻していたが、麻美は前日の出来事が頭から離れず、心に違和感を覚えていた。
麻美は友人としての道義に反する感情を持っていることに罪悪感を覚え、何度も自分に言い聞かせた。
だが、どんなに頭で理解しようとも、心の奥に潜む想いを抑えきれないことを彼女は痛感していた。
数日後、麻美はふと和彦と連絡先を交換していたことを思い出し、彼に感謝のメッセージを送ることにした。
彼女はその一手間で、二人の距離が近づいていくことを感じることができた。
メッセージのやり取りは次第に頻繁になり、二人は日常の些細な出来事や趣味について話し合うようになる。
麻美は、和彦の知的で情熱的な一面が彼女を魅了し続けることに気づいた。
ある日、麻美は偶然街で和彦と出くわす。
彼はゆかりの誕生日プレゼントを選ぶために、一人で買い物をしていたと言った。
その偶然の出会いは、麻美と和彦にとって、運命を感じる瞬間であった。
和彦は麻美に芸術や文学への興味を語り、彼女はその話に夢中になる。
二人は街の喧騒を忘れ、ただ一緒にいる時間を楽しんだ。
麻美は友人の夫に対する想いを抑えようと奮闘する日々が続くが、彼女は遠からず、和彦との距離がさらに縮まっていくことを予感していた。
この禁断の出会いが、やがて二人の運命を大きく揺さぶることになるとは、その時の彼女にはまだ知る由もなかった。
【第二章】禁断の愛は情熱に溺れていく – へ続く
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