妊婦が積極的に摂取したいビタミンがある一方、過剰な摂取に注意が必要なビタミンもあります。
目次
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妊娠中に積極的にとりたいビタミンその1 葉酸
『2000年』に厚生労働省は、妊婦さんへ葉酸を摂取するよう勧告しました。それから2年して、『母子手帳』にも葉酸の摂取についてが記載されました。 最近になって葉酸の摂取がすすめられた一番の理由は、『胎児の神経管閉鎖障害(障害児や死産)のリスク低減』になる為です。
妊活中から妊娠4ヶ月まで意識して摂取することで、赤ちゃんのダウン症や神経管閉鎖障害など先天性の障害のリスクを軽減させることができると言われてます。
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妊娠中に積極的にとりたいビタミンその2 ビタミンB12
ビタミンB12と葉酸を組み合わせて摂取することで、子供の脊椎や中枢神経系の成長が促されて、先天性欠損のリスクを減らしてくれる
ビタミンB12は胎盤を通じて胎児に補給されます。しかし、動物性食品をまったく摂らない母体から、母乳だけで育てられるとビタミンB12が欠乏し、乳幼児の発育障害、運動障害、成長遅延、居赤芽球性貧血の原因となることもあります。
妊娠中に積極的にとりたいビタミンその3 ビタミンB6
妊娠初期の悩みの種であるつわりの症状は、研究によって結果がまちまちですが、ビタミンB6を摂取すると吐き気が和らぐという報告があります。
ビタミンB6は妊娠中のマイナートラブルの定番である、むくみにも効果があると言われています。
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妊娠中に積極的にとりたいビタミンその4 ビタミンC
妊娠中に必要といわれる代表的な栄養素、葉酸・カルシウム・鉄分。
このどれもがビタミンCと一緒に摂取すると吸収率が高まったり、ビタミンCがその働きを高めてくれるのです。
妊娠中に過剰摂取していけないビタミンその1 ビタミンA
ビタミンAというのは2種類存在します。
その2種類が動物性由来の『レチノール』と植物性由来の『β(ベータ)カロテン』です。
妊娠中に摂取を控えたいのは動物性の『レチノール』の方です。
レチノールというのは別名脂溶性ビタミンと言われていて、水に溶けにくく油で溶ける性質を持っていることから過剰に摂取してしまうと体内に蓄積(吸収)しやすくなってしまいます。
結果、過剰摂取すると体内に蓄積されてしまい、そのことで奇形をともなわせてしまうことがあるのです。
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妊娠中に過剰摂取していけないビタミンその2 ビタミンD
赤ちゃんの健康な骨を作るのには欠かせない栄養素ですし、不足をすると、早産・低出生体重のリスクが高くなるとも言われています。
必要な栄養素ですが、過剰摂取には気を付けましょう!
妊婦が1日に摂取したい推奨量は7.0μgで、上限は100μgです。
妊娠中に過剰摂取していけないビタミンその3 ビタミンK
納豆などに含まれるビタミンKは赤ちゃんの出血傾向を抑えるビタミンです。狭い産道を通ってくる時の頭蓋内出血や、消化管出血の予防にもなります。
妊娠末期に大量摂取すると新生児に高ビリルビン血症(黄疸などが起こる)があらわれることがあると報告されています。