妊娠してから体がむくみやすくなっていませんか。
むくみは浮腫(ふしゅ)とも呼ばれ、特に下半身にむくみを感じることが多いようです。
持病がない場合、体のむくみの主な原因はホルモンバランスの乱れや塩分の摂り過ぎなどです。
今回は、日常生活で気をつけるポイントや食事面で気をつけることを中心にお伝えします。
むくみ(浮腫)の原因
普段の立ち仕事やデスクワークなど、同じ姿勢でいることもむくみに繋がりますが、妊娠中に体がむくむ原因はいくつかあります。
- ホルモンバランスの変化
- 妊娠による体内の血流量の増加
- 体重増加
- 運動不足
- 塩分の摂り過ぎ
主な原因は以上の5つがあげられますが、「妊娠高血圧症候群」などの病気の場合もあります。
気を付けていても症状が改善しないのであれば、早めに受診しましょう。
妊娠浮腫は、妊娠高血圧症候群の前駆症状の一つである。妊娠浮腫自体が妊婦や胎児に悪影響を及ぼす事は少ないが、妊娠高血圧症候群の早期発見、早期治療のためには大切な指標となる。起床時などに、下肢、上肢、顔面などを指で押すと陥没してすぐに戻らないようなむくみがあり、かつ1週間に500g以上の体重増加がみられる。浮腫が下肢のみに限られている場合を軽症、全身に及ぶ場合を重症といい、妊娠浮腫が全身に及ぶ重症の場合は、多くは蛋白尿、高血圧を伴う事が多い。
足がむくむ時には食事を見直したり適度な運動をしたり。 でも妊娠中はそうもいきません。 着圧ソックスであれば手軽にむくみ対策ができます。 また、靴の中敷きを使うことで足の負担を軽くしたり、腰痛対策にもなります。 […]
むくみを解消するためのポイント
では、むくみを解消していくために何に気を付けると良いでしょうか。
普段からできる対策を見ていきましょう。
時々散歩をしたり、軽いストレッチやマッサージをして血行促進を心掛ける
特に妊娠後期は運動不足になりがちです。
冷えが血の巡りを悪くし、むくみに繋がることも。
お風呂ではぬるめのお湯に浸かるようにし、体に負担がない程度の簡単なマッサージをすると良いでしょう。
少し横になる時や就寝時に足を少し高くして寝ると、心臓に血液が戻りやすくなりむくみ対策になります。
日中に妊婦用の着圧ソックスを使ってみるのもおすすめです。
ただし、気分が悪くなったら早めに脱いで下さいね。
しっかり水分を摂る
妊娠中は、普段よりも水分を必要とします。
水分が不足すると、血液やリンパの流れが悪くなりむくみに繋がります。
水分をこまめに摂ることを意識しましょう。
糖分の多いスポーツドリンクは控えてくださいね。
水のほか、麦茶やルイボスティーなどミネラルの多いドリンクを摂るようにします。
塩分の多い食事を控える
塩分の摂り過ぎが原因となることもあるため、減塩を心掛けましょう。
摂り過ぎると体内に水分がたまりやすくなり、むくみに繋がります。
減塩を意識しつつ体内の塩分を排出する作用のある、カリウムを多く含む食品を摂ると良いでしょう。
カリウムを多く含む食品は、野菜類、果物類、海藻などです。
サプリメントを利用する場合、かかりつけの医師や薬剤師に相談して下さいね。
むくみを解消するためのおすすめレシピ
時々姿勢を変えたり体を動かして血流を良くすることと同時に、食生活を改善するのも大切です。
塩分の多いものや、体重増加に繋がる脂っこい食事を控えていきましょう。
むくみ対策のおすすめレシピを3つ紹介します。
普段の食事にプラスして取り入れてみてくださいね。
脂肪の燃焼効果が期待できる野菜スープ
※画像はイメージです
煮込むことで野菜と昆布の旨味がたっぷり。塩分を控えることができ、カロリーも控えめです。
材料(4人分)
- キャベツ 1/2個
- にんじん 1本
- 玉ねぎ 2個
- セロリ 1本
- ピーマン2個
- トマト缶 2缶
- 昆布 適量
- コンソメ 適量
- 塩 ※控えめに味付けをしましょう。
- 水 500ml
お豆腐の黒蜜きなこ
※画像はイメージです
カリウムを多く含む黒蜜ときなこを使ったカロリーも控えめなデザートです。
材料(1人分)
- 豆腐 1パック
- きなこ 適量
- 黒蜜 適量 ※糖分の摂り過ぎにならないように注意しましょう。
無塩ソーメンのボンゴレ風
※画像はイメージです
ねぎやにら、にんにくなどの香味野菜や、香辛料の唐辛子を使うと薄味でもおいしく食べられます。
昆布のだし汁も減塩に繋がるので、上手に利用しましょう。
材料(2人分)
- 無塩ソーメン 150g
- アサリ 200g
- ニラ 2本
- ねぎ 1/8本
- 水菜 2本
- ニンニク 大1片
- 唐辛子 1本
- お酒 1/4カップ
- ごま油 大さじ1
- 昆布出し汁 1/4カップ
まとめ
妊娠中にむくみ(浮腫)が起こる原因がわかっていれば、不安も解消され、しっかり対策ができます。
マッサージをしても良くならなかったり、他にも気になる症状がある場合は病気の可能性もあるので、早めにかかりつけの医師に相談しましょう。
食生活を改善しつつ、体調に合わせてマッサージや着圧ソックスなどを取り入れてみて下さいね。
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