ラーメンは200円、立ち食いそばは150円、ビール大瓶は180円、数字だけを見ると昭和は天国だったのでは?と思ってしまいます。
しかし一方で、当時の給料も現在より低かったのは事実で、それでも多くの人が、昔の方が暮らしやすそうと感じるのはなぜなのでしょうか。
昭和50年の物価は今では考えられないレベルだった
昭和50年頃の代表的な物価としてよく挙げられるのがラーメンで、現在はチェーン店でも700~800円、有名店なら1000円を超えることも珍しくありませんが、当時は200円程でした。
また、駅のホームや駅前でサラリーマンの胃袋を支えた立ち食いそばは150円前後、現在では500~700円程度が一般的で、こちらも3倍から4倍以上の価格になっています。
さらに郵便はがきは10円、現在は85円ですから8倍以上、居酒屋で飲むビール大瓶も180円程度、現在は600円以上する店が多くこちらも約3倍程です。
こうして見ると、昭和から令和にかけて物価が大きく上昇したことがよく分かります。
もちろん当時の給料も安く、大卒初任給は約9万円、現在の初任給は20万円台後半から30万円近くまで上昇しているため、昔の方が安かったという単純な話ではありません。
しかし、給料が約2~3倍になった一方で、身近な物価の中には3倍、4倍、あるいは5倍以上になったものも少なくありません。
そのため、多くの人が数字以上に生活の負担が増えたように感じるのです。
なぜ今の若者は昔の方が楽そうと感じるのか
昭和と令和を比較するとき、見落とされがちなのが手取り額です。
現在の若い世代は、健康保険料や厚生年金保険料、雇用保険料などの社会保険料が給与から差し引かれ、額面25万円でも実際の手取りは20万円前後というケースが珍しくありません。
給料は増えているものの住居費や食費、光熱費など生活に必要な支出も大きく増えているのです。
加えて、昭和には存在しなかった支出もあります。
スマートフォン料金、インターネット回線、動画配信サービス、各種サブスクリプションなど、現代人の生活には欠かせない固定費が数多く存在します。
そんな昭和にも厳しい面はあり、長時間労働や休日の少なさ、職場環境の問題など、現代より大変だった部分もあります。
しかし、生活費と給料のバランスという視点で見ると、現在の若者が苦しさを感じる理由も理解できます。
そのため、昭和の物価を見ると単純に安いと驚くだけではなく、給料と生活コストのバランスが今より良かったのではないか?と感じる人が多いのでしょう。
まとめ
昭和の物価が話題になるたびに、多くの人が懐かしさだけでなく、昔の方が暮らしやすかったのでは?と考えてしまうのかもしれません。
時代は変わっても、生活の豊かさとは何かを考えさせられる話題と言えるでしょうね。
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