「本が好きな子どもに育ってほしい」
そう願うパパ・ママは多いと思います。
小さい時から読み聞かせをしたり、一緒に絵本を楽しんだりして、「小学生になっても読書に親しんでほしい」と願いますよね。
けれども一人で読書をするとなると、なかなかそのステップを踏み出せない子も少なくありません。
そこでこの記事では、絵本から読みものに移行する小学校低学年くらいの子どもにオススメの本、厳選5冊をご紹介します。
おしいれのぼうけん
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- 作:ふるたたるひ、たばたせいいち
- 出版:童心社
40年以上前に出版されたベストセラーです。
保育園でのお昼寝の時間、さとしとあきらは先生に怒られて、押入れに入れられてしまいます。
すると、押入れの中に広がる夜の世界、怖~いねずみばあさんと遭遇して…?
絵の迫力と、情景や心をいきいきと描写した文章で、ドキドキしながら読み進めていけます。
初めての長いお話として、まずは親子で一緒に読んでみるのもオススメです。
ちょっぴり怖くてドキドキするお話が気に入ったら、次は自分ひとりで読んでみようと思うでしょう。
番ねずみのヤカちゃん
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- 作:リチャード・ウィルバー 絵:松岡 享子
- 出版:福音館書店
ドドさん夫婦の家に住む、おかあさんねずみと4匹の子ねずみ。
末っ子のヤカちゃんは声が大きくて…!
おかあさんねずみに「けっして音を立ててはいけない」と言われたら、ものすごく大きな声で「うん、わかったよ、おかあさん」!!
こちらもまずは親子で読み聞かせして、一緒にヤカちゃんの大きな声に大笑いしてから、ひとり読みに移行していくといいでしょう。
林明子さんは、女の子を描いたら日本一と言われる絵本作家、イラストレーターです。 繊細なタッチで描かれた、素朴であたたかいイラストが、赤ちゃんから大人まで魅了しています。 主人公の表情、しぐさ、気持ちの変化を細かく表現することに、[…]
はじめてのキャンプ
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- 作・絵:林 明子
- 出版:福音館書店
ちっちゃいなほちゃんは、おおきいこたちにまざってはじめてのキャンプに行きます。
ちっちゃいけれど、がんばるなほちゃん。
ワクワクするキャンプの工程や、一晩でぐんと成長するなほちゃんに、感情移入して読めるでしょう。
全部のページに絵があり、言葉もシンプルなので、ひとり読み初挑戦の子でもとても読みやすい一冊です。
かいけつゾロリのドラゴンたいじ
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- 作・絵:原 ゆたか
- 出版:ポプラ社
かいけつゾロリは今年で35周年!
2022年7月に71巻が発売され、大人気継続中のシリーズですが、こちらはその第1巻のお話です。
いたずらの王者ゾロリが、イノシシの双子・イシシとノシシと一緒に旅をしながら、ドラゴン退治に向かいます。
笑いの要素たっぷり、小学生(特に男子)のツボにはまるおもしろさ、何巻から読んでも楽しめるのも良いトコロです。
エルマーのぼうけん
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- 作:ルース・スタイルス・ガネット 絵:ルース・クリスマン・ガネット
- 出版:福音館書店
物語の世界にどっぷりはまる楽しさを知ってほしい!
そんな時にオススメの、不朽の名作です。
エルマーがりゅうを助けにいく大冒険、恐ろしいどうぶつたちに出会いながらも、知恵と勇気で危険をくぐり抜けていきます。
ひとり読みに慣れてきた小学2年生くらいなら一人でも読めますが、まずは親子で読みながら、長い物語の世界に入り込む体験をしてみてはいかがでしょうか。
本の世界のおもしろさを知った子は、次第に自分で本を手に取るようになっていきます。
絵本の読み聞かせは親子のコミュニケーションになり、幼児期の子供に良い影響があることをご存じの方は多いでしょう。 しかし、幼児期の読み聞かせが小学校以降の学力向上にも役立つことをご存じですか? この記事では、絵本の読み聞かせとその[…]
オススメの読みものを紹介している本
今回ご紹介した5冊は、数ある優れた児童書の、ほんの一部です。
子どもによって興味・関心が違うように、気に入る本もそれぞれですので、読みものを探す手引きとなる書籍と雑誌も、一気にご紹介しましょう!
子どもを読書好きにするために親ができること
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- 著:白坂 洋一
- 出版:小学館
現役の小学校国語教師である著者が、読書によって子どもの身につく力、本好きの子にするために親ができること、などを解説しています。
巻末には「小学生なら読んでおきたい理想の本棚246冊」も収録されています。
この本読んで! 2021年秋
VIA:楽天ブックス
- 出版:出版文化産業振興財団(JPIC)
絵本の読み聞かせをする人向けの雑誌ですが、2021年秋号は「絵本から読みものへ」がテーマになっています。
児童書の出版社がオススメする本が学年別に載っており、児童書選びの参考になります。
小説、ビジネス本、実用書、コミック、雑誌、洋書など幅広いジャンルから好きなだけ楽しめます。Kindle端末だけではなく、お使いのスマートフォン、タブレット、PCやMacでもご利用可能!どこでも、好きな時間に読むことができます。
まとめ
ゲームやYoutube、SNSなど、今を生きる子どもたちの周りには、本以外にも魅力的なものがたくさんあります。
けれども読書には、読解力や表現力、想像力が身に付くといった、映像を見ることでは得られない良さがたくさんあります。
小学校低学年で文字を読めるようになっても、はじめから長いお話を一人で読むのは意外と難しいもの。
そのため、まずは少し長めのストーリー性のあるお話を、親子で一緒に読んでみましょう。
そこから物語の魅力を知った子どもは、自分で本を手に取っていくはずです。
この記事が、お子さんの読みものとの出会いに役立てば幸いです。
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